ようやくGWに突入した。
4月から新しい職場となり、毎日気を張って過ごしていたせいか、この一週間が実にうれしい。
さて、4月を振り返り、自己採点してみよう。
2日から6日の一週目は20点くらいだった。もちろん、100点満点である。
起きる時間は早いのに、紅茶をいれたりラジオを聴いたりしていると、あっという間に6時を回ってしまう。職場に着くのは7時45分ごろ。決して遅い時間ではないが、私の仕事には朝の電話番も含まれているから、もっとゆとりを持った方がよい。わかっちゃいるけど、何時に出ればいいのやら。
一番困ったのは、学校の事情がわからないことだった。早く副担任を決めてと言われても、職員の構成を把握していないのだから、まったく見当もつかない。会議に提出する資料もしかり。時程表がない、月間予定がわからない、臨時時間割の希望用紙はまだか、などなど。全部書いたら、400字詰め原稿用紙5枚は必要だろう。
ひとつ嬉しいことがあった。図書館で本を借りようとしたら、「新任者の準備ができていない」と係の人に断られた。ガッカリしていたところに、「私の名前で貸してもいいかしら」と背後から声をかけてくれた職員がいたのだ。係のオーケーが出て、めでたく本を持ち帰ることができた。
2週目の9日から13日までは、ちょっとマシになった。乗り継ぎのいい時間帯を発見したからだ。朝6時半に家を出れば、職場には7時25分に着く。職員室にいるのは7人ほどで、「勝ったぜい」という気持ちがふつふつと湧いてくる。新参者は先手必勝。お湯を沸かせばお礼を言われ、気分よく仕事をすることができた。
昨年の会議録の在りかもわかった。「ほお、この時期はこれをやっていたのか」と確認することで、資料の不備を解決し、催促される場面が急減した。職員の名前、教科、年代、着任の年、特徴などもおぼえたから、わからないことがあったら誰にどれを尋ねるかの判断もつく。採点結果は50点にアップした。
3週目の16日から20日で、ようやく軌道に乗ってきた。大学4年の娘も「おかずだけ残しておいてくれれば、自分でお弁当を作るよ」と宣言し、私に協力してくれる。起きる時間は去年と同じでも、家を出る時間は20分早い。スピーディーに支度ができるようになったおかげで、出勤は7番目をキープ。
私が委員長になっている組織がいくつかある。委員に初会合の日程を相談し、動き始めた。どういう手順で進めて行けばよいかは、前の学校と同じだ。一方的にならないように、自分の都合ばかりを主張しないように気をつければ、周りからの協力が得られることが多い。甘いかもしれないけれど、ここは80点。
23日から27日までの最終週では、2日間校外に出る仕事があり、内部の協力が不可欠だった。外での仕事を終えて学校に戻ると、打ち合わせ通りにできていて安堵する。これはありがたい。もうすぐ5月だし、柏餅でも買っていこうと思いついた。
「よかったらどうぞ」
「あ、ありがとうございます」
私の部署には男性が多いのだが、どうやらみんな甘いものが好きらしい。面白かったのは30代前半の職員で、柏の葉を手に取りしげしげと眺めている。
「これ、食べられるんですか」
「食べられないよ」
私より早く、彼の隣の男性が教えていた。2人は同じ年代で仲良しなのだ。
「初めて食べるよ、これ」
「マジかよ」
30代にして初柏餅というのも珍しい。差し上げたものを、その場ですぐ食べてもらえるのも気分がいい。2人のやり取りを聞いていた別の職員もクスクス笑い、リラックスした表情になった。お菓子の力はすごいなぁ。
報告文書や調査回答も期日までに間に合っている。校長に委員会の進捗状況を問われれば、資料を持って即答できるし、やっと手ごたえがつかめてきた。4月全体では前半の落ち込みが響いたものの、後半は調子が上がってきたから、トータルで65点くらいではないか。
おっと、油断は大敵だ。5月は中間考査や採点報告があるから、気を引き締めて対処しなくては。
80点以上はとるぞ~!
GWの残りも楽しまなくちゃね。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
4月から新しい職場となり、毎日気を張って過ごしていたせいか、この一週間が実にうれしい。
さて、4月を振り返り、自己採点してみよう。
2日から6日の一週目は20点くらいだった。もちろん、100点満点である。
起きる時間は早いのに、紅茶をいれたりラジオを聴いたりしていると、あっという間に6時を回ってしまう。職場に着くのは7時45分ごろ。決して遅い時間ではないが、私の仕事には朝の電話番も含まれているから、もっとゆとりを持った方がよい。わかっちゃいるけど、何時に出ればいいのやら。
一番困ったのは、学校の事情がわからないことだった。早く副担任を決めてと言われても、職員の構成を把握していないのだから、まったく見当もつかない。会議に提出する資料もしかり。時程表がない、月間予定がわからない、臨時時間割の希望用紙はまだか、などなど。全部書いたら、400字詰め原稿用紙5枚は必要だろう。
ひとつ嬉しいことがあった。図書館で本を借りようとしたら、「新任者の準備ができていない」と係の人に断られた。ガッカリしていたところに、「私の名前で貸してもいいかしら」と背後から声をかけてくれた職員がいたのだ。係のオーケーが出て、めでたく本を持ち帰ることができた。
2週目の9日から13日までは、ちょっとマシになった。乗り継ぎのいい時間帯を発見したからだ。朝6時半に家を出れば、職場には7時25分に着く。職員室にいるのは7人ほどで、「勝ったぜい」という気持ちがふつふつと湧いてくる。新参者は先手必勝。お湯を沸かせばお礼を言われ、気分よく仕事をすることができた。
昨年の会議録の在りかもわかった。「ほお、この時期はこれをやっていたのか」と確認することで、資料の不備を解決し、催促される場面が急減した。職員の名前、教科、年代、着任の年、特徴などもおぼえたから、わからないことがあったら誰にどれを尋ねるかの判断もつく。採点結果は50点にアップした。
3週目の16日から20日で、ようやく軌道に乗ってきた。大学4年の娘も「おかずだけ残しておいてくれれば、自分でお弁当を作るよ」と宣言し、私に協力してくれる。起きる時間は去年と同じでも、家を出る時間は20分早い。スピーディーに支度ができるようになったおかげで、出勤は7番目をキープ。
私が委員長になっている組織がいくつかある。委員に初会合の日程を相談し、動き始めた。どういう手順で進めて行けばよいかは、前の学校と同じだ。一方的にならないように、自分の都合ばかりを主張しないように気をつければ、周りからの協力が得られることが多い。甘いかもしれないけれど、ここは80点。
23日から27日までの最終週では、2日間校外に出る仕事があり、内部の協力が不可欠だった。外での仕事を終えて学校に戻ると、打ち合わせ通りにできていて安堵する。これはありがたい。もうすぐ5月だし、柏餅でも買っていこうと思いついた。
「よかったらどうぞ」
「あ、ありがとうございます」
私の部署には男性が多いのだが、どうやらみんな甘いものが好きらしい。面白かったのは30代前半の職員で、柏の葉を手に取りしげしげと眺めている。
「これ、食べられるんですか」
「食べられないよ」
私より早く、彼の隣の男性が教えていた。2人は同じ年代で仲良しなのだ。
「初めて食べるよ、これ」
「マジかよ」
30代にして初柏餅というのも珍しい。差し上げたものを、その場ですぐ食べてもらえるのも気分がいい。2人のやり取りを聞いていた別の職員もクスクス笑い、リラックスした表情になった。お菓子の力はすごいなぁ。
報告文書や調査回答も期日までに間に合っている。校長に委員会の進捗状況を問われれば、資料を持って即答できるし、やっと手ごたえがつかめてきた。4月全体では前半の落ち込みが響いたものの、後半は調子が上がってきたから、トータルで65点くらいではないか。
おっと、油断は大敵だ。5月は中間考査や採点報告があるから、気を引き締めて対処しなくては。
80点以上はとるぞ~!
GWの残りも楽しまなくちゃね。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
この1ヶ月間の砂希さんの事がよく判るブログでしたね。初柏餅には驚きましたが、最近桜餅の葉っぱを外している人を見ました。聞いたら葉っぱだから食べられないって言ったので塩味で一緒に食べると美味しいって教えましたゆ。砂希さんのとは逆パターンですね。(笑)
砂希さんのお仕事を想像しながら読みました。
6時半に家を出るのは私も同じ、でも職場に着くのは7:45。
遠いって。
100点満点を取れる時ってどれほど働くのでしょう。
私の仕事で100点は…これ以上の出来はないってこと?…ないない、ないです。
いつもどこかヌケてるもので。
連休は、よく働く人へのご褒美ですね。
楽しみましょう!
純さんは夜遅くまで働くことが多いイメージです。
でも、朝は7時半なんですね。
朝がツラいのもわかります。
東京テレポート駅の仕事は役得です。
理由はおわかりでしょうね(笑)
柏餅を食べながら、年配の先生が「桜餅の葉は食べられるんだよ」と指導をしていました。
私たちの時代に当たり前だったことが、若い人たちには奇妙に映るようです。
そのうち、「おばあちゃんの知恵」などと言われるのかなぁ……。
私もヌケヌケなんです。
もっと慎重に、思い込みをなくしてと自分に言い聞かせているつもりなのに。
100点満点は夢の中でしかとれませんわぁ。
1時間15分の通勤時間は厳しいですね。
でも、もう3年目くらいですか?
感覚が麻痺するかもしれませんね。
明日は学校行事で、午前中は職員がわずかしかいません。
毎朝お弁当屋さんから御用聞きの電話がかかってきます。
ゼロというのも気が引けるので、初注文してみようと思っています。
美味しいといいな~♪
毎日1時間15分×2!残業時間に入れてほしいです。
新天地でのご苦労や出会い、だんだんとこなしていかれる様子、感動しました。
初注文するお弁当屋さん、当たりだといいですね。
僕も4月から職場内で担当が変わりました。さらに二人抜けたので、この一ヶ月は定例業務とトラブル対応と引き継ぎで、自分の新しい仕事なんて手つかずに近い状態でしたわ。
文章から察するに上の方の役職ですかね?
事情がわからないうちの管理はたいへんですよね。連休明けからまた頑張ってくださいませ。
このGWで心も身体もリフレッシュしてくださいね。
やることは同じとは言え、職場によって慣例みたいなものもあるでしょうから慣れるまでは大変でしょう、(..、)ヾ(^^ )ヨシヨシ
柏の葉っぱは食べたことが無いです。これからも度々登場するであろう30代の二人に期待しております(笑)
わたくし町内の会計をご赦免になりました、引継ぎを終えてホッとしているところです。
まさに、今日は仕出し弁当の日でした。
ご飯は少々多めでしたが、おかずは満足できる内容でした。
メンチカツがメインで、豆腐のあんかけ、シューマイなどの他に野菜や煮物が入っていました。
味付けは平均点以上だし、胸やけしないところがありがたかったです。
通勤時間2分は理想ですね。
でも、買い食いができなくて残念かも。
明日は遠足の引率に行ってきます♪
そちらも大変でしたね。
人員削減は厳しいです。
もっとも、ただいるだけでも1名減みたいな人を考えると、頭数だけ揃っていても意味ないけれど。
私の役職に「長」はつきませんが、主任なので仕事の指示をしないといけないはずなのに。
慣れないうちは、あれこれ聞きまくって考えないといけません。
ホチキス留めとか、ファイリングなどの簡単な仕事が好きだわぁ~(笑)