これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

松本城周辺の美味しいもの

2024年04月14日 18時04分30秒 | エッセイ
 松本城を見る前に、どこかの喫茶店に立ち寄りたいと思っていた。
(関連記事「スカートでは危険な松本城」はこちらから)
 特急あずさの車内販売にホットコーヒーがなかったこともあり、温かいコーヒーに飢えていたのだが、雑誌に紹介されているカフェはたくさんあり、どこに行こうか迷った。
「えー、どうしよう。珈琲美学アベってところも素敵だし、蔵を店舗にしたところも捨てがたい」
 結局、お城までのルートに便利な、「珈琲 まるも」の看板が出ているこちらを選んだ。



 布団が干してある理由は、旅館業も営んでいるからだ。
「モンブランとホットコーヒーをお願いします」
 午前10時の時点で、座席がほぼ埋まっていた。駅から少々離れているけれど人気店なのだろう。



 体が温まるぅ~♪
 モンブランにもうちょい甘味とクリーミー感があるといいのだけれど……。こんなことを言っているから、私はコレステロール値と血糖値が高いんだろうな。
 一方、同行した娘のプリンがやけに美味しそうに見えた。



「いいよ、これ。プリンにして正解!」
 チッと舌打ちしたくなった。10分ほど経つと、スタッフの事務連絡で「プリン完売。メニューを直してきて」などと聞こえてきたので、「ハッハッ」となった方は早い時間帯にどうぞ。
 周辺の街並みもレトロでいい感じ~。



 ランチはもちろん蕎麦である。フレンチやイタリアンも充実しているそうだが、信州まで来て洋食っていうのもどうかと思う。松本城からさらに北上し、立派な店構えの蕎麦屋に入った。
 天ぷらのついたセットには、蕎麦の量が3種類あった。普通盛で2枚、小盛で2枚、普通盛で1枚なのだが、お腹が空いていたこともあり、たくさん食べることにした。
「2枚のセットを2人前お願いします」
 ビールを飲んで料理を待つ。小春日和で汗をかいたせいか、ビールの苦味がすごく美味しい。
「お待たせしました」
「わぁい」
 


 やはり2枚にしてよかった。



 味は期待通りだったのだが、水気はもうちょっと切った方がよろしいかと……。
 天ぷらは野菜も海老もイケて、衣が薄くてサクサク。こちらは文句なしであった。
 ごちそうさまでした。
 このあと、旧開智学校を見に行ったのだが、なぜか臨時休業になっていて、門の外から撮るだけになった。



 キイキイ。
 時計を見たら、帰りのあずさまで余裕がない。そろそろ駅に向かうことにした。
「じゃあ、珈琲美学アベに行ってみよう」
 と思ったのだが、相当な人気のようで、ズラリと長い行列ができていた。モカパフェなるスイーツが食べたかったのだが……。諦めて近くの喫茶店に入り、パフェという名のバニラアイスクリームをいただき、休憩した。まあ、休むところがあっただけよかろう。
「おみやげを見に行こう」
 事前に何も調べておらず、手抜かりだった。でもまあ、駅ビルに行けば何かあるだろうし、改札の中にも小さな土産屋があったから何とかなるだろう。駅ビル内で、長野製のスイーツを探したら、桜色のバウムクーヘンを見つけ購入する。



 結論からいうと、フワフワしてやわらかいし、甘みとバター等のバランスがよく、質のよい土産といえる。
 でも遊び心がない点には物足りなさを感じた。
 一方、改札内の土産屋には「松本全開」なお菓子があった。
 ブッセ。



 最中。



 特にこの最中がいい。粒あんがギッシリ詰まっている上、五重の天守が光っていた。



 土産としては、この最中がイチ推しかな~。
 見て、食べて、買ってと充実した一日を過ごしたせいか、帰りのあずさでは爆睡してしまった。
 車内での事件を思い出し、できるだけ寝ないようにしようとは思うのだが、この日は睡魔に負けた。
 振り返ると、珈琲美学アベに、混雑に負けて行かなかった松本市立博物館が心残りである。
 またの機会を作らなきゃ。

エッセイ・随筆ランキング
    ↑
クリックしてくださるとウレシイです♪

※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする