昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

かーたんとの結婚記念日@『シェ松尾青山サロン』

2016-10-08 23:19:07 | グルメ

かーたんとの28回目の結婚記念日は今年の10月10日である。
しかし、諸般の都合で、2日前の10月8日土曜日に祝いをやってしまおうという計画になった。
会場は、『シェ松尾青山サロン』。オカブが探してきた。初めてのレストランである。
ホームページを見て決めた。ホームページ限定コース、お二人様でシャンパーニュ1本付き一人15,000円のムニュというのを予約した。
なんか高級フレンチは久しぶりなので、昼過ぎからウキウキ。
予約は18:00だが、早めの16:00に家を出る。かーたんへのプレゼントを探そうという予定である。
渋谷には16:00ちょっと過ぎについてしまった。渋地下のアクセサリ屋さんを物色して、目星を付けて、時間があるので,宇田川町のスワロフスキーを冷やかしに行くが、溜息ばかり出てしまう。
結局、渋地下でピアス2個お買い上げで、 でもまだ1時間あまり時間がある。レストランまでは歩いて10分もあれば着いてしまうので、電話してウェイティング・バーで開店まで待たせてもらう訳にはいかないかと問い合わせる。OKということだったので、5時10分過ぎにご入店。
成程、エレガントなインテリア。バーに案内される。かーたんは葡萄ジュース、オカブはハイボール。ウェイターさんに、お上りさんなので、とんでもない無作法を仕るかもしれないがそこは勘弁してくれ、と予め断っておく。
開店となり、お席に案内される。一番奥の、スタインウェイ製アンティークピアノの前だ。
早速、シャンパンのサービス。シャンパーニュは『モントードン』。サンテミリオンのものだ。
ここでムニュのキャルトを記しておこう。

           アミューズ・グール(生ハムとエスカルゴとキッシュがあったような気がする)
               スコットランド産のサーモンのマリネ、カラスミのソース
              フォアグラのステーキ、果実のソース、グランマニエ風味
                  茸のフラン(茶碗蒸し)と、そのエキス
          数種のスパイスをまとった白身魚のポワレ、セップ茸添え、オマールのブイヨン
                     お口直しのグラニテ
                 (そして三種から選べるヴィアンドゥ)
              かーたんは・・・牛フィレのポワレ、プリンスオルロフ風
               オカブは・・・仔羊の衣付け焼き、プロヴァンス風
                   デザートヴァリエーション
                    プティフールと珈琲
料理は、頬っぺたが落ちるようだった。素晴らしい!の一言。またパンももちろん自家製で、これが絶品。
ソースを掬うと称して、何回もお代わりした。 
また、ムニュの中では2皿からなる前菜が上品なアレンジで、素敵な味わい。
ポワソンもヴィアンドゥも火の通し加減が絶妙で、ソースも大変結構。素晴しい食事だった。
食卓での会話は、所帯染みたことをしみじみ語り合って、来し方を振り返りたかったのだが、おセレブな周りの客を慮って、オペラやオペラ歌手の話、ウィーン旅行の想い出、パリの三ツ星レストランの蘊蓄などを語った。もっとくだけて、心の底からかーたんと打ち解けたかったのだが。
しかし、かーたんも、よくここまで連れ添ってくれたものだ。
そして、かーたんが癌で手術・療養の間、祈り、励ましてくださった全ての方々にお礼申し上げます。
療養はまだまだ続きますが、お蔭様で、素晴らしい記念日を過ごすことが出来ました。
皆さんありがとう。そしてかーたん、ありがとう。そして素晴しいお料理にも感謝。特に、洗練されたサーヴィスと心遣いをなさってくださった給仕長のK山さんに特別の感謝。

野分去り明けて我らの結婚の日   素閑

 

   

             

 

 

 



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