昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

かーたんの手術後経過。

2016-06-20 22:35:18 | 健康・病気

かーたんの手術後の外来診察で東京医療センターに行ってきた。
術後の経過を主治医に報告し、病理学検査の結果を聞いた。
リンパ節に2か所の転移があると告げられた。
今後、放置するか、飲み薬中心の抗がん剤治療をするか、同じく点滴中心のものにするか、3つの選択肢から選んでくださいという。
放置した場合と、抗癌剤治療した場合のリスクの差は数パーセントというが、その数パーセントは大きい。
しかし2種の抗癌剤治療でも、副作用や、治療にかかる時間的負担で一長一短がある。
特に飲み薬の抗癌剤治療では、手足に痺れが出る副作用があり、ピアノ演奏を職業としているかーたんにとってはどうしても避けたい方法だ。
残るは点滴による治療だが、初期に入院して肩にスポットを埋める手術をして、その後、一か月に一回、48時間の点滴療法を自宅でやらなければならない。これも負担が大きい。しかし7月11日の次回外来までに決めなければならない。
最善の方法を祈るばかりだ。

先ごろから、我が家の庭の紫陽花が見頃となっている。シーボルトは日本での愛人のことを「マクロフィラ」と呼んだ。紫陽花のことである。何かもの哀しい。
シーボルトは、アルフォンス・ドーデーの短編『盲目の皇帝』にも出てくる(『月曜物語』所載)恵まれない晩年だったようだ。

紫陽花や我が麗しの恋ありて   素閑