goo blog サービス終了のお知らせ 

昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

しつこいようですが、またビフテック・フリットを食べました。

2016-11-02 19:05:01 | お惣菜

寒い。
もう、冬が訪れたような気候だ。空はどんより曇り、時折雨がぱらつく。
風邪は快方に向かっているが、まだ全快とはいいがたい。咳込むときがある。
こういう時は栄養を付けねば。
というわけで、今日の晩御飯はステーキにすることにした。
かーたんは遅くまでレッスンということなので、今日の晩飯は別々にとることにする。
拍子木に切ったじゃが芋のフライ、ポンム・フリット(フライド・ポテト)をたっぷり添えて、毎度いつものビフテック・フリットである。
西友でステーキ用のアンガス・ビーフ100g187円というのを買ってきた。1パック740円ほどだから350gのステーキの一気食いである。
ビールもつけることにする。ビフテック・フリットにはビールである。
しかし、この焼肉料理、このブログでもさんざん言ってきたことなのであるが、フランス人の国民食である。
フランス人に「今日のおかずは何ですか?」と聞くと「ビフテック・フリットに決まってるじゃん」と決まりきった答えが返ってくる。
フランスにこの料理が渡った歴史は意外と新しく、18世紀にイギリスから輸入された風習だという。それまで、フランスの庶民は牛肉を食えなかった。食えたのは都市部のブルジョワで、人口の大部分を占める農民たちは、キャベツのスープに岩のように固くなったパンを浸して食っていた。彼らがたまに食える肉と言ったら、保存食の豚肉の塩漬けがせいぜいであった。
ご存知『ガルガンチュワ物語』に、グラングウジェ王が牛を数万頭屠らせ、それを王族、家臣一同で食いつくす場面が出てくる。ただ王は、出産を控えたガルガメル王妃には牛腸料理を食うことは控えるように申し渡す。「糞袋など食うのは、糞を舐めたくて仕方のない奴のすることじゃて」ところが王妃は禁に従うどころか、牛腸料理を数十樽も平らげ、肛門が抜け出てしまう。そこで産気づき、産婆が抜け出た肛門を胎児と間違う騒動の末、めでたくガルガンチュワの誕生と相成る。
ルイ十四世は毎日の正餐を家臣や外国の大使の見ている前で召し上がったという。それは数十皿からなるとてつもなく恐ろしいコースで、もちろん全部平らげるわけでッはない。つまみ食いをするだけである。しかし食事の場は、王の権勢を誇示する場でもあった。ルイ王の食事は材料のいかんを問わず「王のヴィアンドゥ(肉)」と呼ばれた。しかし、料理の大半は、家禽、野禽の料理であった。
ことほどさように、フランス人の肉にかける情熱はすさまじい。しかし、それは逆に、ほとんどの国民が口にすることができなかった食物への羨望のジェラシーとも取れるのである。
それが誰もが肉を食えるようになった今では、老いも若きも、この揚げて焼いてという至極、簡便な料理を毎日のように食う。
ただ、最近では、健康志向の表れか、こうした伝統的な脂っこい食い物は敬遠されつつあり、美容を気にするパリジェンヌたちは、シャルキュットリー(お惣菜や)で買った、サラダなどを主食とする方向に流れているという。
さて、ビフテック・フリットと麦酒は美味かった。お腹がパンパンになるほど食った。 ビールがリンデマンスのグラスに注がれているのは、オカブがこの形のグラスを気に入っているから。
腹が一杯になると眠くなる。このブログを書いて寝ちまうことにする。

冬近し鳥の飛ぶさま寂しげに   素閑 


鶏スキ

2016-10-31 20:47:54 | お惣菜

めっきり冷え込んできて今日は10月の最終日。
風邪は治りかけているが、まだぐずぐずする。
そこで、こんな日は温か鍋で、 辛気臭い晩秋の空気を一掃しようと、晩御飯は「鶏スキ」にする。
しかし「鶏スキ」と書いたが、こんな料理が果たしてあるのか皆目わからない。
要は、割り下に、鶏もも肉、焼き豆腐、白菜、葱、糸コンニャク、エノキタケ、春菊を入れて、鍋でぐつぐつ煮るだけの料理である。
割り下は、醤油、味醂、塩、鰹出汁である。
材料をぶった切れば、あとは鍋を用意して、煮るだけだ。いつもはオカブが料理担当なのだが、風邪からの病み上がりということもあって、かーたんに任せた。
鍋は温まる。というか食べているうちに、汗びっしょりになり、ランニング一枚で食事という、ヘンテコな結末と相成る。
かーたんと二人、ふーふー言いながら鍋をつつく。
鍋の具材を一通り喰い終わったら後は、雑炊。
鍋の汁に、飯と卵を入れて煮て食う。
これを食っていて、ますます暑くなってきた。
というわけでご馳走様。
今週は、週中に祝日が入るため、なんとなく気抜けした週になりそうだ。 

明日はもう霜月なりぬ夕餉かな   素閑


天ざる蕎麦を食う。

2016-08-18 20:54:33 | お惣菜

今日は久しぶりにゆっくりできた。そこでまた食い物ネタで済みません。
かーたんとエルさんがお出かけなので夕飯は独り飯。
そこで好きな蕎麦を茹でて食うことにする。
蕎麦だけでは何なので、サミットで買ってきた天麩羅盛り合わせ388円也も添える。
しかし、この蕎麦に天麩羅というのはオカブの最も主義主張に合わない、忌避すべき取り合わせなのである。
かけ蕎麦に天麩羅では、折角のカリッと揚がった天麩羅が汁に浸かって台無しになってしまう。
さりとて盛り蕎麦に天麩羅の取り合わせ(いわゆる天ざるという取り合わせ)は、天麩羅がもそもそして、蕎麦をつるっと手繰る粋な感じがまるで損なわれる。
どちらも邪道極まりない。
ちなみにオカブは蕎麦に海苔はかけない。海苔ののっている蒸篭しかない店では、海苔をかけないように頼む。
しかし、所詮、家で食う蕎麦だ。
天麩羅の有る無しで目くじらを立てることもあるまい。
ちなみに酒も一本付けた。一ノ蔵無鑑査である。
美味かった。

虫の音とともに過ごすや独り酒   素閑


 


マドンナと夕食

2016-08-17 22:38:45 | お惣菜

今日も食い物ネタです。済みません。
顧客訪問で水道橋、九段と回って来た。
田園都市線で三茶回りで帰社・帰宅。
西友でお惣菜を買ってきて、今日の夕飯とする。
ハムとポテトサラダだ。
ついでにモーゼルワインの『マドンナ』も買う。
この前は鶏の唐揚にボルドーの赤を合わせ、今回はハムにモーゼルの白である。なんか変。まあ、いい。
ワインだからパンである。しかしドイツパンではなくバゲット。なんか変。まあ、いい。
今日の夕飯も大変おいしくいただいた。
『マドンナ』は日本でもお馴染みで古株の銘柄で、リースリングのちょっと炭酸っぽい舌触りが特徴だ。オーストリアのグリューナーにもちょっと似ている。
今日は不思議とライン一本で酔っ払った。

いずこかに行きたしと思う夜の秋   素閑 


ボルドー・ワインで夕食

2016-08-16 23:29:34 | お惣菜

いつも食い物ネタばかりで済みません。
どこかに出かけたり(海外旅行とかせめて国内旅行とか)する予定が全くなく、毎日のんべんだらりと過ごしているもので、おのずと日常の些事中の些事、食事が中心の話題となる。
さて、今日は早く家に帰れる。しかし、暑くて面倒くさくて、手のかかるおさんどんはしたくない。
そこで、おかずは西友で買った鶏の唐揚とポテトサラダの惣菜。それにバゲット。さらに余計なものだがボルドーワイン、934円也もつけた。『バロン・ドゥ・レスタック』という銘柄である。
ボルドーである。しかし934円である。このボルドーと934円というパラドックスに5分ほど悩んだが、結局オカブの味音痴にはどんなものを飲んでも大した変わりはないだろうということに落ち着いた。多分、★★★のレストランでこの葡萄酒を出されても、有り難がって頂戴するだろう。
鶏の唐揚とポテトサラダはもちろん普通の惣菜の味。
葡萄酒はちょっと渋みの勝ったライト・ボディ。暑い夏には丁度いい。
まあ、こんな夕飯でも十分満足。
さあ、明日は頑張るぞ!

鈴虫や縁にて聴ける宴なり   素閑
 


暑いですね。今日の夕飯。

2016-08-12 19:19:05 | お惣菜

今日は一日仕事。
ただ暑いから、休んだり休まなかったり。
暑いから早めに切り上げる。
世間は盆休みだ。まあ、いいだろう。
仕事を早めに切り上げたから、早めの夕食。
西友で480円で買ってきた、いつもの「海鮮盛」と称するブツのごちゃ混ぜ。
これを酢とオリーブ油と塩胡椒で、なんとなくカルパッチョ風にする。
あと御飯。
それから大きな声では言えないが、ワイン・ドイツ産・リースリング、769円也。
お腹が空いていたから充分美味かった。
このメニューを「ゲルマニアとイタリア。地中海への愛と憧れ。オーヴァーベックにちなんで・」と 名付けるのは余りにも不遜だろうか?

帰省する友を待ちぬる八月や   素閑


ラタトゥイユのスパゲッティ

2016-08-02 23:31:10 | お惣菜

昨日のおかずのラタトゥイユがまだかなり残っている。
そこで今日の夕飯は残り物を活用したラタトゥイユ・スパゲッティ。
フランス人もこうしてラタトゥイユを片付けるらしい。
プロヴァンスの名物料理、ニンニク入りのマヨネーズアイユ(それはフランス語でプロヴァンス語ではアイヨリ)も作った。
冷たいビールも空けた。
気分はすっかりリゾートのコート・ダジュールである。

甚平の滑稽なる様妻笑い   素閑



今日もラタトゥイユ。プロヴァンス風の夕飯。

2016-08-01 22:23:11 | お惣菜

今日の夕飯に、またまたかーたんがラタトゥイユを作ってくれた。
オカブの要望でニース風サラダも。
さらに鱈のバジル焼きも。
ワインはボルドーの赤。
ラタトゥイユは今回じゃが芋と茄子を入れたほか、ローリエなどの香料で味付けし、前回よりもヴァージョン・アップ。
美味し、美味し。

八月に入りて無為の日を過ごし   素閑 


焼きそばを作って食う

2016-07-28 22:17:41 | お惣菜

去年の8月から続けた糖質ダイエットを今年の2月で止めた。
理由はオカブが炭水化物大好きのでんぷん質人間であったこと。
美味い御飯やラーメンライスや饂飩・蕎麦を食えないのはなんとも寂しい。 
しかし辞めた途端、体重が8キロ増えた。
これはやばい。そこで一日一食にした。
しかし、一日一食だと当然お腹が空く。しかも、オカブは食事はドカ食いしないと済まない大食漢。
そこで、一日夕飯一食にする代わりに好きなものを好きなだけ食うことにした。
「好きなもの」というのは我が家の経済状況に照らして許せる範囲のもの、というのは当然のことである。
このところ焼きそばが無性に喰いたい。
そこで西友でシマダヤの焼きそば3パック95円。豚肉320g365円。もやし28円。玉ねぎは買い置きで大量に買ったので分からん。キャベツ、人参は我が家のストック品。
それを夕飯時に盛大に作る。味付けはかつお出し、塩、醤油。
かーたんは病人食なのでオカブ一人で食う。
美味い。ビールもつけた。西友で6缶1340円のロング缶1缶。 
食った食った。焼きそは酢をたらすと美味い。
今日の食費は600円くらいか?

蚊柱の道に夕刊配達や   素閑

 


S&Bのほうれん草カレー

2016-07-26 23:53:26 | お惣菜

昨日の昼ご飯は御馳走だったので、今日は節約しなければならない。
そこで、西友で買いだめしておいた、S&Bレトルト・カレー・シリーズ、4パックで360円。
即ち、1パック90円。
その中から、北インド風ほうれん草カレーと言うのを食ってみる。だいたい、インドで厳格なベジタリアンが多いのはグジャラート州をはじめとする南インドで、カルカッタやニューデリーなどの北インドでは、比較的その辺の戒律が緩いのだが・・・・しかし、このほうれん草カレー、肉は一切使わず、具もチーズのみ。
しかし、そんなに食えない代物ではなかった。
そして今晩の食費はカレー90円をベースに御飯、及び水道高熱を入れても130円程度のものだったと推察される。
我ながらしてやったり^^

妻と仰ぐ夕べの空の蝙蝠や   素閑