「拉致対への答申書」

「拉致対への答申書」

　内閣官房副長官補が、令和3年1月22日付けで賀上文代さんの情報公開請求に対して行った処分について、これを不服とした賀上文代さんの審査請求に対する総務省「情報公開・個人情報保護審査会」の答申書の写しが、11月1日付けで賀上さんに送られてきた。
　審査会の結論は、「別表の３に掲げる文書（以下「本件対象文書」という。）につき、その存否を明らかにしないで開示請求を拒否した決定は、取り消すべきである。」として、審査請求人である賀上文代さんの主張が認められたことになった。
（審査の経過）
① 令和3年5月31日　諮問の受理　②同日　諮問庁から理由説明書を収受　③同年6月24日　審査請求人から意見書を収受　④同年9月29日　審議　⑤同年10月26日　審議
（第2部会）
　委員　白井玲子、委員　佐藤郁美、委員　中川丈久

【所感】
　全国におよそ880名存在する「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者」のご家族も、賀上文代さんの情報公開請求を踏襲して拉致問題対策本部事務局（内閣官房副長官補）に行えば、賀上さんと同様の開示決定が受けられることが明確になったので、一人でも多くの方にお勧めしたいと思う。