三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「新野中学校民芸部」

2021-01-31 21:32:52 | 日記
「新野中学校民芸部」

 中村園太夫座定期公演では、毎年、新野中学校民芸部が「傾城阿波の鳴門・順礼歌の段」を上演してくれる。部員の話では現在の部員数は7名、お鶴とお弓の2体の人形に合わせて6人必要なことから、残りの1名が口上と裏方を掛け持ちすることになる。
 語る大夫は宮崎照美師匠、三味線は鶴澤友丸師匠と県内の一流どころが受け持ち、これに見事に応えた中学生のしんみりと泣ける人形遣いであったと思う。余談になるが、長年のお付き合いである両師匠に浄瑠璃公演で使用する湯呑茶碗を創って進呈することにした。2月は、陶芸活動に浸りたいと思う。



「無事に終わった定期公演」

2021-01-31 17:44:12 | 日記
「無事に終わった定期公演」

 本日の中村園太夫座定期公演は、新型コロナウイルスに影響されることなく開催され、予定した全てのプログラムを無事終えることができた。これまでの練習の成果が随所で発揮され、これからの活動に弾みがついたと感じたものだ。新野中学校民芸部の皆さんの「傾城阿波の鳴門・順礼歌の段」も大変良い出来栄えで、孫娘の活躍も光っていた。
 当座の活動は文化2年(1805年)まで遡り、現存する人形座としては日本最古の歴史を保有する。後継者不足の大波は否応なしに押し寄せており、存続の危機と言っても過言ではない。古いものを切り捨てることが良いことのように喧伝されているが、切り捨てて失う伝統や文化の重みを感じて欲しいと思う。
 写真の拍子木は私が口上を述べるときに使っているが、これが文化2年(1805年)からの拍子木であるかは定かではない、