さくらこさんは、雑誌みづゑでの絵本大賞、GEISAIでのグランプリなど、まぶしいばかりの才能でいま一番の注目株のアーティスト。ネットで作品を見て、これはなんとしても生で見たい!!と子供たちを引き連れて、出かけていった。
中に入って、驚いた。ネットではもっと雑然としたかんじだったけど、展示の仕方も作品自体も、あまりにも繊細。計算のない純真無垢な作品群に、体じゅうの力が抜けていくようだった。
ひとつひとつの作品にちゃんと世界があって、丁寧に描きこまれていた。
子供をだっこしてみていると、「さわっていいよぉ」とおねえさんが声をかけてくれた。「引っ張ってもいいし、イスにすわってもいいねんよぉ」と。ふだん美術館に行くと、注意されてばかりの子供たちは、ほんとにいいのぉ?とばかり、口をポカンと開けたまま。
三女がちょっと遠慮ぎみに、布でできた作品などをつつきだした。「もしかして、さくらこさんですか?」とお聞きすると、「そうです」とうなずかれて、飛び上がりそうになった。
クルンとした瞳に、桜色のくちびる。とっても可愛いお嬢さんだった。
「この中も入っていいよぉ」とすすめられ、長女はうれしそうにオブジェの中へ。こ、これは村上さんや奈良さんが絶賛した作品では…と思うと、おばさんも一緒に飛び込みそうになった。
絵本も見せてもらったけど、これでは他の人はかなわない…というくらい、ずばぬけた才能だった。キラキラまぶしいパワーにふれることができて、幸せなひとときを過ごさせてもらった。
ギャラリーを出たあとは、子供たちのお待ちかね、京都市動物園へ。前に来たときは閉まってて、門をどんどんたたいてた次女は、お弁当を食べるのもそこそこに、夫の手を引いて走っていった。
たくさんの動物を見たあと、観覧車やボートの乗り物にも乗って、大満足の子供たち。
電車の中で原稿を読もうと、カバンにしのばせてたけど、三女がしゃべりっぱなし。
夫の「激しく○○するわ」という口ぐせをマネして、「はげちく、おえかきするわ」「はげちく、グミ食べるわな」と大声で喋るんで、長女が恥ずかしがって寝たフリをしていた。
次女は大好きなダブルデッカーに乗って、夢心地な表情を浮かべていた。
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さみー
ユリ
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