さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

富山をあとにする

2019年12月19日 | 山陰・北陸日本海



富山観光を終えて、ホテルに預けていた荷物を取りに行き、とうとう家路につきます。



最初は新幹線で帰ろうと思っていましたが、台風で車両が水に浸かっているのを見て
急遽飛行機にしたのです。というわけで駅からバスに乗って空港へ。駅は新幹線が通って
から、土産屋が増えたような気がします。ま~俺が買うのは酒だけだけれど。



空港に到着し、屋上に出ました。



紅葉ですねえ。向こうの山々を見たかったんだけどー。



地方の空港は羽田と違ってさっさと乗り込んですぐに離陸してくれますよねー。



ぐるりと街の上を旋回して飛び立ちます。左に駅、右の茶色い建物が滞在したマンテン
ホテルです。最上階の大浴場からこっちが見えているんだよなぁ。



駅の向こうにはさっき歩いた運河エリア、真ん中やや下に見えるは美術館で、屋上の
緑のところをぐるりと歩きました。



そして午前中に歩いた岩瀬港エリア。なんだかおさらいするように上を飛んでくれます。



アップにしてみました。ちょうど中央が展望塔です。



あっという間に遠くになってゆく。



ア~レ~、さようなら~~~。



んで別世界の雲の上だ。



1時間余りのフライトなんですが、すぐに夕方でした。



羽田も近い。頂上付近が見えないけれど、富士山のシルエットが見えました。



お土産は「満寿泉」の大吟醸。店のおばちゃんが「よかったわね、最後の一本よ!」と
言っていました。今回の旅も、また行きたい居酒屋ができましたなあ。。。


富山県美術館はなんとクローズド

2019年12月18日 | 山陰・北陸日本海



さてさて、街はずれの商店街でブラックラーメンを食べたあと、しばらく歩いて
富岩運河環水公園にやってきました。この先の県立美術館に向かいます。



天門橋だそうです。居酒屋で同席したおっちゃんが、ここと岩瀬港は観光船でつながって
いるから、それに乗るのがお勧めと言っていたが、値段はそれなりに高いし、団体で
ないと閘門(船のエレベーターです)が開いたり灯台を見学したりできないというので、
船に乗るのはやめておいたのです。



さてだいぶ歩いてやっと到着したのだが、なんか人っ気がないぞ?
ナント休館日!定休日じゃないはずなのに、警備員に聞いたら「なんか振替休日なんで
すよ」ときたもんだ。どうやらテンノーの何やらの日で臨時にやったから、この日が
代休になったそうです。ふ・ざ・け・る・なっ!



屋上だけは行けました。。。 暇そうにじーさんの警備員が3人ほどもいました。
誰も来そうにないのに(俺が来たけど)3人もプラプラしてるって。。。



雨模様なので立山連峰は全然見えないしーw



西は神通川。



ううむ、これは幼児が遊ぶところだ。



頭の上を飛行機が飛んで行く。これで今回の旅は終わり、まもなく空港へ。



さあて、しまらない終わりになったなー。



一度立山連峰をきれいに見たいなあ。



「喫煙所」と表示があったので行ってみると、外に出て建物のはずれにありました。
下のタイルを見ると、なんかはずされてるじゃん??? 吸っちゃダメなの???
よおく見ると、真ん中に立ってるやつの上のほうに、小さな穴があるでしょう?
そこに吸い殻を入れるようになっていました。近年はこういうもんだなあ。。。


ブラックラーメンふたたび

2019年12月17日 | 山陰・北陸日本海



岩瀬大町通りを歩いています。杉玉を見ると惹かれます。あんたはエライ!
1920年代のアメリカに生きてなくてよかったなあ。なにせ「禁酒法」!日本でも
人気の「大草原の小さな家」や「赤毛のアン」などでは、「悪魔の仕業」なんて言って
目の敵にされていたりしますよ。

米国って、「自由の国」とか言ってますよね。それは主に政府に対して、「自分で
土地を耕して儲けた金だ。税金とか言うな!公共の福祉?全部自分でやるんだよ。飢え
死にするのも自業自得」というスタンスがリバタリアンという「自由主義」の考え方です。
つまり政府の権力は小さいほどいい。共産主義と反対ですね。

しかしその「自由」は、「各個人の自由な生き方」を許すわけではありません。だから
「酒を飲むやつは許せん!」とヒステリックになるんです。ナサニエル・ホーソーンという
作家の『緋文字』という作品では、父親がわからない(実は牧師だから隠していた)子供を
産んだという理由で、少女が村中から集団で虐待を受けます。

英国は比較的「自由な生き方」を選択した人間に周りが介入しないという、「変わり者、
場合によってはひどい頑固者」を認める寛容なところがあります。俺はそういう文化の
なかで酒を飲んでいたいなあ。

ちなみに俺の住んでいる日本は?学校でも地域社会でも、歪んだ同調圧力が強い傾向が
ありますよねー。最近はネットの中で火あぶりの犠牲者を血眼になって探しているような
連中もいますからねえ。あまりいい感じじゃあないかなー。



釣具店がありました。看板が素敵だぞ?



近眼なのでよくわかりませんでしたが、撮影して拡大してみるとよくわかる。釣り竿の
糸に魚がかかってるじゃないか。



さて東岩瀬港、北前船で栄えた岩瀬大町通りの見物も終わり、市内に戻ってもう一度
ブラックラーメンを食べに行くぞー。



岩瀬ゆうこさん、御機嫌よう。



目的の店は少し街はずれにあるので、ライトレールを途中下車。



商店街は見事にシャッター通りになっていました。どおすんの、コレw



ガランとした通りを歩き、やってる店あるのか?と心配になった頃にありました。
「喜八」は有名店だそうです。さすがにここには人がいて、客も入っていました。



おおお、しょっぱい!!! うまい! やっぱりラーメンはガツンとこないとなー。

東京に帰ってからこの味が懐かしくなり、検索してみるとさすが東京、何軒もありました。
自宅に近くの店に行ってみると、ナイw 季節限定で一時期だけ作っていたようです。
もう一軒は「ブラック専門」!しかーし、有名だったのに閉店w 浅草の店はつぶれて
たしなー。ま、いくつかあるから少し遠征して行ってみますか。。。


北前船廻船問屋 森家

2019年12月15日 | 山陰・北陸日本海



岩瀬という街は、江戸から明治にかけて北前船の寄港地として栄えました。
というわけでここ新川町通りには、歴史的な家屋が並んでいるのです。富山市内から
ライトレールの終点までやってきた港は、いまこそ「街はずれ」ですが、江戸時代は
栄えていたので、この通りにはなんと参勤交代の行列が通っていたそうです。



北海道から昆布を運んでくるもんだから、富山の昆布消費量は日本一なのです。
北前船は日本海を西に進んで九州まで行き、瀬戸内海に入って大阪にまで行きました。
というわけで、その中継地点では日本中の物資が行き渡りました。

北海道の鰊、昆布、青森のリンゴを積んで大阪に行き、そちらでは紀州のみかんを
積んで北国に持って行ったと。みんな喜んだでしょうねェ~。



こりゃでっかい酒蔵。そういえば酒も運ばれただろうなあ~。



こりゃ素晴らしい窓。書斎にしたら最高です。



さて北前船廻船問屋の森家です。ここは見学できるのです。



おうおう、北前船の模型が飾られていました。



見上げれば籠。ほとんど殿様じゃねーかー。



案内係のバーさんが、数人の年配の観光客に説明をしていました。最初に入るとき
入り口のジーさんに「案内聞いて!」と言われたのですが、北前船の歴史を語られても
なあ、と消極的。聞いているバーさんたちは「へえ~!そうなんですか~!ほぉ~!」と
熱心な感嘆の声をあげている。「そんなん俺のほうが詳しいんですけど」的な顔を
するわけにもいかんし、ウソ臭い相槌もする気にならんし、グループの相手をしている
のを幸いと距離を取る^^;



蔵の扉にも装飾がありました。



こりゃあ広くて立派。やっぱり通商貿易は儲かるんです。



オンボロマンション暮らしが長いので、こういう和室に憧れるなあ。



廊下があって中庭もある。憧れても無理かー。しかし田舎で限界集落になっている
ところなら安く買えるか?電気や下水道、ブロードバンドは望めないだろうなあ。
NHKは集金に来るのか?「罪を悔いよ」みたいな看板を貼れってやつらは来るのか?


富山港 岩瀬浜へ

2019年12月14日 | 山陰・北陸日本海



旅の最終日、二日酔いの残る頭で朝風呂に入り、富山港に向かいます。駅は工事を
していて、富山ライトレールに乗るのに地下道を歩いていたら、目の前で15分に1本の
電車が行っちまったw



出た!お決まりの巨大な目ん玉の萌えキャラ。



どうやらすべての駅にあるらしい。顔は小学生みたいで、体は出るとこ出て発達している
という歪んだ設定のキャラ。何度も言うが、30代の妖艶な大人の女性、50代の少し疲れた
おばさん、80代の海千山千ババー、ヴァリエーションもたせないかなあー!



終点の岩瀬浜に着きました。降りるは俺ひとりなり。



「岩瀬ゆうこ」さんだそうです。なにこのプロフィールw



すぐに岩瀬カナル会館っつーのがあって、例によって土産屋と食事をするところがある
新しい施設でしたが、スルーしました。早速寂れた街歩きへゴー!



まもなく港。この先に古い街並みと展望台があるのだ。



あれか展望台!あまり高くなさそうだが。。。



当然無料で無人。歩いて登る。20mはちと息が切れた(^益^;



おー、景色はなかなかで十分な高さだぞ。20mといえば、ウルトラマンの見ている
視線か。



古い街並みは一本離れたところで、港は工場が並んでいました。こりゃ昭和になって
できたやつだろうからなあ。



立山連峰は残念ながらよく見えません。雨模様の天気でしたからねェ。ま、どうせ
一年中雲がかかっているのが富山の山並みなんですが。