さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

白浜で不覚をとる 11

2010年03月21日 | 関西シリーズ

南紀を大きく一周し、また白浜へ戻ってきました。これは宿の窓からの眺めです。

立派なリゾート・ホテルなので、こんな伊勢海老が出ました~(゜゜)

ここは「クエ」という魚で有名です。白身魚で鍋にすることが多いようですが、これはパリパリに揚げてありました^^

さて、この宿を選んだ理由は、三味線を習っている係長の兄弟子が、今晩とある宴会で演奏を披露することになっていたからです。せっかく白浜を旅しているわけだから、聞きにこいとお誘いを受けていたのです。

係長は兄弟子と携帯電話で連絡を取りながら、演奏の直前になったら会場に入ってこいと言われておりました。宿に入るとき、入り口に「野○聖○後援会御一行様」と看板が出ていたので、少し嫌な気分になりましたが、宴会場に行ってみると、なんとその宴会!(゜゜)

オレわ○明党の次に自○党が嫌いなのにーヽ(`益´)ノ

宴会場の入り口では、「何号車でいらっしゃいますか」と腰の低~~い対応。係長が「○○さんの関係で…」と言うと、その兄弟子はこちらでも顔のようで、「ああ、それではどうぞ~」と丁寧に中へ入れてもらいました。もちろん熊野牛のしゃぶしゃぶが並んだ席につくわけでなし、二人は宴会客と離れて後ろのほうに立ちました。

某代議士の挨拶が続いており、「くるしい、くるしいくるしい戦いを続けております。みなさんの御支持を、どうぞよろしく…」などと連呼しており、そのあと高齢の後援会長が「生まれたときから自○党!これからもずっと自○党!」なんて大声を出しております。

そしてやっと演奏が始まりました。200人のじーさんばーさんたちは御馳走を食べ始め、悲しいことに三味線はあまり聴いていない様子。演奏会に来たわけではありませんからね。所詮おまけなんですw

そのうちひとりのじーさんが喚き始めました。

さきゃー(酒は)ねーのかよっ!おらっ!!!おいっ!!!

さきゃーどーしたんだっ!!!おー!!!

もんのすごい剣幕なので、対応した仲居さんはぐっとこらえているようでした。

きっと代議士様の御一行なので、とても偉くなった気分でいたのでしょうね。ちなみにご自分で旅行代金を払っているわけでもないでしょうね。そのお金はどこから来ているのでしょうか。私の勝手な想像では、この飲み食いは、票集めの下品な接待←代議士←ゼネコンなどからの献金←公共事業など←税金←赤字国債←後世の人たちの借金、もしくは金融破たんによるインフレ、つまりみんなが持ってる円の暴落、ということになるのではないでしょうか。

そんなことを考えていたら、ホテルの若い宴会係が近づいてきて、にっこりと丁寧に話しかけてきました。

あのー、こちらの宴会のお客様が、なぜこちらにいらっしゃるのかとおっしゃってまして…

一瞬なにを言い出すのかと思ったら、「出て行け」ということだったのです。タダ聞きしてんじゃねーよ、と。

ううむ、このもっとも下品な連中に、出て行け呼ばわりされるとは、一生の不覚とはこのことなり…_| ̄|〇


係長と熊野をゆく 10

2010年03月19日 | 関西シリーズ

本宮大社の裏に行くと河原がありました。そこに1台のバスが止まっていた。これは・・・?

参道を少し歩くと「足湯カフェ」があった。ううむ、ちょっと惹かれたけれど、係長と二人で向き合ってもなぁ~。

(^益^;コンカイハパス

次に行ったのが、渡瀬温泉。ここには「西日本最大級」という露天風呂があるのです。「東日本最大級」という宝川温泉には行ったことがあるので、これで東西最大級の制覇かぁ~(^益^)b 平日なので空いてましたよ~^^ ただ、ものすごく大きな湯舟があるってわけではなく、いくつも並んでいる作りでした…。湯も透明で匂いもあまりなく、特徴はなかったかなぁ。

街道沿いの食事処で昼飯~^^ 旅行雑誌に載っていたところなんですぅ。このあたりには「熊野古道」という古い歴史の道があるのですが、係長は「歩きたくないー」とへタレ全開なので、今回はあきらめました。違う人とゆっくり行くときにとっておきませう。

メニューを見ると、酒がないっ。それはさびしーぢゃないかー! そこで「お酒はないんですか…?」と聞いてみると、「出しますよ^^」と嬉しいお返事(^益^)b 聞いてみるもんだねェ^^

係長は運転なので、当然私だけです(=゜益゜):;*.':;

係長の顔は見なくていいです。左のメニューです。「ししなべ」と「しかなべ」!(゜゜)

ちょっと食べてみたくなったけどぉー。。。

ここの看板料理であります、紀州の味がつまっているという豪華な「腰弁」を食べました~(^益^)ノ

 

熊楠の神社合祀反対運動

明治政府は近代化と合理化を進めるため、急速な中央集権化を図った。ものすごい市町村合併である。熊楠の住む和歌山県などは、なんと町村数は7分の1になった。合わせて神社は村ごとに1つ、などというとんでもない勅令が公布された。残りはつぶされたのである。地域のお祭りなんぞはどうなったのか。

神社の敷地は神様の降りてくるところであり、樹齢何百年、千年を超えるような樹木や聖地たる森林が残されていたが、それを伐採することは手っ取り早く金になった。政治家と役人、それと関係業者は結託したでしょう。

そこで熊楠は、私財を投じて反対運動をし、さらに投獄までされている。原始林を消滅させることは、そこに生息する貴重な生物を減らし、生態系を破壊して取り返しのつかないことになると警告したのだ。

熊楠が危惧したのは、このようなエコロジーからの視点だけではなく、中央政府による力ずくの市町村破壊によって、自然に形成されてきた人々の地域に対する帰属意識が乱され、人間社会の秩序も壊されると考えたのだ。

役人に自分が採取した植物の袋を投げつけて逮捕されると、熊楠の仲間のみならず、大勢の地元漁民、農民、職人たちが警察署、裁判所、役所などにおしかけた。それだけ熊楠は多くの人々に慕われる存在だったのだ。


熊野本宮大社 9

2010年03月16日 | 関西シリーズ

熊野本宮大社にやってきました。正面入り口には団体写真用の席がありました。我々は二人なので、自然こういうことになりました(^益^; 係長は社長か校長先生になってしまいましたぁ。

神社というもの、だいたいこういう長い階段を登らなければなりません。大変です(゜゜)

息を切らせて登ってまいりました。この奥には古くて素晴らしい社殿があるのですが、そこは写真撮影が禁止!…なのに、チラホラいるジイちゃんたちは、携帯を取り出して撮る撮るw(゜゜)wサイキンノトシヨリハ・・・

信仰に対する敬意はないのかっ(=゜益゜):;*.':; …と思いきや、小銭を出して願をかける!w(゜益゜)wシンジテンノカヨ・・・

そしてこんな大変なところまで苦労して登ってきたのに、ほんの短い間で帰って行く!w(゜゜)wソンナニイソガシイノカヨ・・・

何をお願いしたのでしょうかねェ…(^益^;

神社には「お神酒」といって、このようによく酒が置いてありますね。大量の酒、誰がいつ飲むんだぁ?

こちら3本足の八咫鳥(やたがらす)は、日本神話に出てくる神の使いであり、太陽の化身です。日本サッカー協会のシンボルマークに使われていて、代表チームの紋章にもなっています。日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助という人が、那智勝浦出身だったそうです(^益^;


川湯温泉に泊まる 8

2010年03月13日 | 関西シリーズ

さて熊野川の支流、大塔川のほとりにある川湯温泉に到着。宿はシックな亀屋旅館。薬膳料理が出るそうです。

この宿の真ん前にあるのが、川を堰き止めて作られた仙人風呂。楽しみだなぁ(^益^)b画像をクリック!

食事の前に係長とひと勝負!碁盤の右上をご覧下さい。私がビシッと急所に黒石を置いたら、それを囲んでいる白石全体がギブアップ!(^益^)b 係長はくやしそうに「負けました(´;д;`)」とつぶやきました

w(^^)wウッヒッヒ

さてこれが薬膳料理。熊野で採れる材料を使った養生食だそうです。連日のゴチソウ…(^益^)b

二日目はブルゴーニュ。コクの深いボルドーに対して、こちらは繊細な香りと味わいが特徴。落ちついて控え目な女性を思わせるようなこのワインを、なんと係長は気に入った!w(゜゜)wアワネーヨ・・・

そして~、夜になってから仙人風呂に入りました。河原にある目隠しの影で全裸になり、歩いて入るまでがサムーイ。川底は砂利です。温度は表面は暖かく、下のほうがぬるい。座っていると、おしりの下の砂利がチクッ!w(゜゜)w な・なんかが噛みついたかと思いました。その正体は、熱い温泉でした。ここは川底から温泉が湧き出ているのです。それで底の砂利を通して、熱い湯がじわじわと湧き出てくる。じっと座っていると、たまにアチチ!となるのですぅ。砂利を手でどかしてみると、下から温度の高い温泉が出ておりました(^益^; 私のうしろにいるのはカモさん一行です。やつら、適度に温度のいいところに集まっておりましたw

ちなみに「混浴」です。でっかいタオルをびしっと巻いて入っていた女性もいましたし、水着を着ている人もおりました。水着の横で素っ裸っつーのも変でしたぞ…。

~といっても、かなり広いので何の心配もいりません~(*´д`*)

40秒ほど考えましたが、言葉が浮かんできませんー。哀れと思う方がいらっしゃったら、是非何かコメントしてやって下さいね(^益^;


雲取温泉へ行く 7

2010年03月10日 | 関西シリーズ

さて係長と昼メシでありますが、おっ( ゜Д゜)y-~~ 「マグロうどん」!

いくらマグロが名産だとて、あれはナマで食うのが一番。あついうどんの汁に入れたら…?

~というわけで私は、酒にも合いそうな「さんま寿司」を注文しました。これが塩漬けになっていて、適度にしょっぱくて日本酒にぴったりだぞっ(=゜益゜):;*.':;

係長は「マグロうどん」に挑戦だ。しきゃも寿司とのセットときたもんだ(^益^)w

ウム、やはりマグロを熱い汁に浸したら、こーゆー色になるではないかね。おいしーの(゜゜)?

マグロ君、温度を上げたら ツナになる♪  ~さきち・こころの一句

車はずんずん内陸部に入ってゆきます。途中で「地球防衛軍」「秘密基地」を発見!

これのどこが「秘密」なんだ?w(゜゜)w

そして熊野川を上り川湯温泉へ行く途中、雲取温泉に立ち寄りました。

風呂の中で写真を撮るのは法に触れそうなので(例によってじーちゃんで満たされておりましたが)、この画像は温泉のHPからとったものです このマイナーなブログで宣伝してやるのに、許可を求める必要はなかろうと判断(^益^;。一番上の露天風呂をご覧下さい。お湯が少し青味がかっているでしょう?

中段の画像の左の湯舟、茶色なんです。「天台鳥薬」風呂だそうです。これは伝説によれば約2300年前、秦の始皇帝が家来の徐福に「不老不死の薬を取って来いっ」と命令し、そやつはこの和歌山県の蓬莱山にやってきて、この「天台鳥薬」を発見したとか。

この風呂に、まもなくお迎えが来そうなじーちゃんたちと一緒にゆっくり入りました。始皇帝が2300年経ってもまだ生きていたら、私もこれで不老不死、ときたもんだ(^益^)b

一番下の一番大きな湯舟を見て下さい。かなり波打っているでしょう?ここは湧き出る湯量が豊富なせいか、ものすごい勢いでダバダバしてるのです。なんか音もすごくて落ちつかねーけど、贅沢で景気がいい雰囲気です。誰もいなきゃ、お湯がたっぷりあふれ出る浴槽のはじに頭を乗せて、昼寝でもしたい気分でしたよ。

出たあとは入り口のラウンジでひと休み。う~ん、秘境の奥地へやってきているんだが、どーもそーゆー空気ではない。これじゃオバケも出ませんよねえ(^益^;