さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

係長と熊野をゆく 10

2010年03月19日 | 関西シリーズ

本宮大社の裏に行くと河原がありました。そこに1台のバスが止まっていた。これは・・・?

参道を少し歩くと「足湯カフェ」があった。ううむ、ちょっと惹かれたけれど、係長と二人で向き合ってもなぁ~。

(^益^;コンカイハパス

次に行ったのが、渡瀬温泉。ここには「西日本最大級」という露天風呂があるのです。「東日本最大級」という宝川温泉には行ったことがあるので、これで東西最大級の制覇かぁ~(^益^)b 平日なので空いてましたよ~^^ ただ、ものすごく大きな湯舟があるってわけではなく、いくつも並んでいる作りでした…。湯も透明で匂いもあまりなく、特徴はなかったかなぁ。

街道沿いの食事処で昼飯~^^ 旅行雑誌に載っていたところなんですぅ。このあたりには「熊野古道」という古い歴史の道があるのですが、係長は「歩きたくないー」とへタレ全開なので、今回はあきらめました。違う人とゆっくり行くときにとっておきませう。

メニューを見ると、酒がないっ。それはさびしーぢゃないかー! そこで「お酒はないんですか…?」と聞いてみると、「出しますよ^^」と嬉しいお返事(^益^)b 聞いてみるもんだねェ^^

係長は運転なので、当然私だけです(=゜益゜):;*.':;

係長の顔は見なくていいです。左のメニューです。「ししなべ」と「しかなべ」!(゜゜)

ちょっと食べてみたくなったけどぉー。。。

ここの看板料理であります、紀州の味がつまっているという豪華な「腰弁」を食べました~(^益^)ノ

 

熊楠の神社合祀反対運動

明治政府は近代化と合理化を進めるため、急速な中央集権化を図った。ものすごい市町村合併である。熊楠の住む和歌山県などは、なんと町村数は7分の1になった。合わせて神社は村ごとに1つ、などというとんでもない勅令が公布された。残りはつぶされたのである。地域のお祭りなんぞはどうなったのか。

神社の敷地は神様の降りてくるところであり、樹齢何百年、千年を超えるような樹木や聖地たる森林が残されていたが、それを伐採することは手っ取り早く金になった。政治家と役人、それと関係業者は結託したでしょう。

そこで熊楠は、私財を投じて反対運動をし、さらに投獄までされている。原始林を消滅させることは、そこに生息する貴重な生物を減らし、生態系を破壊して取り返しのつかないことになると警告したのだ。

熊楠が危惧したのは、このようなエコロジーからの視点だけではなく、中央政府による力ずくの市町村破壊によって、自然に形成されてきた人々の地域に対する帰属意識が乱され、人間社会の秩序も壊されると考えたのだ。

役人に自分が採取した植物の袋を投げつけて逮捕されると、熊楠の仲間のみならず、大勢の地元漁民、農民、職人たちが警察署、裁判所、役所などにおしかけた。それだけ熊楠は多くの人々に慕われる存在だったのだ。