竹鶴政孝の奥さん、ジェシー・リタさん。私は連ドラのヒロインよりも好み♪
連ドラのマッサンは華奢なイケメンが演じておりますが、実際の竹鶴政孝は子供の頃は腕白で、中学時代は寮長をやっていて、夜に竹刀を持って見回りをしている姿に下級生などはビビッていたとか。柔道も強く、スコットランドに留学中にはリタの弟に教えてやったそうです。
その豪傑も、異国の地で苦労を重ね、ホームシックで連日枕を濡らしていたとか。そんなときに人は恋をするものです。リタの家に招かれたとき、ピアノが得意なリタは、政孝に合奏を申し出ます。政孝はなんと鼓。選曲はリタが、ロバート・バーンズの詩がスコットランド民謡になっている”Auld Lang Syne”をあげて、それなら知ってるでしょう?と提案。「蛍の光」の原曲です。それをピアノとタイコでポロン、ポロン♪&ポンポンポン!ときたもんだ。
政孝は「蛍の光」が別れの曲だと思っていたので、「悲しい曲じゃないのですか」と聞きますが、「そんなことないんですよ」と原詩の意味を教えられます。
古い友人は忘れられてしまい、
思い出されることはない、なんてことがあろうか?
古い友人は忘れ去られてしまい、
古き良き昔のことも忘れ去られてしまう、なんてことがあろうか?
古き良き昔のために、親愛なる友よ、
古き良き昔のために、
心のこもった一杯をやろうじゃないか、
古き良き昔のために。
このあと5番までありますが、幼なじみが一緒に酒を酌み交わし、朝から夜まで野山をかけまわった子供の頃の思い出を懐かしみます。というわけで、決して「別れの曲」ではなくて、変わらぬ友情を確かめあうような内容なのです。
日本ではこの曲、卒業式と大みそかに紅白の終わりで歌いますよね。英国では年末のカウントダウンのあと、年が明けたら新年をお祝いして歌うのです。あれっ?と思いますよね^^
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