さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

炎上するとこ違くね?(紀香さんや竜太郎君)

2016年05月11日 | らくがき

  藤原紀香さんがネットに発した言葉が大炎上になったというニュースを見ました。このたびの熊本の震災に対して、「火の国の神様、どうかどうか、もうやめてください。お願いします」と書いたことだそうです。…

       なんでこれで大炎上?

私は熊本の老舗の居酒屋、「割烹火の国」を思い出したが。熊本と言えば、火の国ですからねェ。どうやら、「火の国の神様がおしおきをしているって?熊本県民が何か悪いことでもしたのかよ!」ということだそうです。怒る気持ちがわからん。。。

 そこで思い出したのが、東日本大震災が起こったときの石原慎太郎のコメントです。彼に言わせると、あの地震は日本人の自分勝手な欲望が引き起こしたものだそうです。「津波をうまく利用して、我欲をうまく洗い流す必要がある。積年にたまった日本人の心の垢を。これはやっぱり天罰だと思う。被災者の方々、かわいそうですよ」こうまではっきりと、「天罰」と言っているのがすごい。そしてご自分には「我欲」がないという前提のようで。津波被害にあった人々は、「積年の垢」なのかね。こういう不愉快で明らかにおかしなやつには炎上しないのか?今回藤原紀香をバッシングした人たち、どうなんだ?

 石原慎太郎がこわもてだからって、別に怖がっているわけじゃないよね?ネットで暴言を吐いたりするのは、見えないところから石を投げるようなものなんだから。それでも弱いものいじめのような対象を選びたくなるのかな。

                    

 
ヤフーのトップページを開くと、例の号泣議員、野々村竜太郎の泣き叫ぶ顔が嫌でも目に入る。あの画像が3つ縦に並んでいたことも。見たくないねえ。彼はカラ出張で政務活動費を懐に入れたんでしょう。そして議員を辞職して全額返したんでしょ。しかし裁判所で吊し上げられて「記憶にない」を連発。ここでは再び号泣して、「すみませーん!やっちゃったんですぅ~~!!!」と潔く謝ればよかったのでしょう。しかし往生際が悪かったのですなあ。「記憶にございません」というこのセリフは、ロッキード事件で小佐野賢治が連発して、その後いろんな政治家たちに重宝されてきた言葉じゃないですか。なぜに野々村のような小物に、これほどまでによってたかってバッシングするんだ?

 
最近でも、小渕優子が選挙民に長年(親の代から)接待攻勢をしていたこと、甘利明が業者から「よろしくね」の現金を受け取っていたことなどが発覚しているが、どちらも「知らなかった」「記憶にない」「事務所や秘書」のはずはないように思えるのに、さらにはるかに悪質な犯罪行為だろうに、野々村のように炎上したり、裁判で吊し上げをくらったりはしないのはなぜなんだ?野々村は「裁判所に行けないよ~」とダダをこねたら、驚いたことに留置されたぞ?

 
炎上で思い出すと、少し過去になりますが、「美味しんぼ」の作者雁屋哲が、漫画の作品内で主人公が福島で、おそらくは被曝が原因で鼻血を出したとき、大変なバッシングを受けました。「風評被害が出る」ということだそうで。作者は「実際に福島に行ったとき、鼻血が出て異常な疲労感があった」と言っています。これに対しては、まあ「うそつくな」とは言えませんよねェ。ご本人の体験なのですから。なぜ血相変えて叩く?

 
私が比べてしまうのは、事故後に新聞に出た加納時雄元自民党参議院議員の発言です。彼は東京電力副社長から経団連お抱えで参議院に当選した、原発推進の親玉です。彼はあの大事故で放射能がだだ漏れになり、多くの人が住んでいる土地を奪われたあとで、「低線量放射線はむしろ健康にいいと主張する研究者もいる。説得力があると思う。私の同僚も低線量治療で病気が治った。過剰反応になっているのでは。むしろ、低線量放射線は体にいい」と言ったのです。腰が抜けるほど驚きませんか。ここまでバカもしくは恥知らず、あるいはその両方が、東電副社長、そして国会議員だったのですぞ。日本中のみならず、世界中から大バッシング、炎上の嵐があっていいような気がするのだが。どうなんだ?


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