さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

函館を出て八雲に

2024年04月06日 | 北海道シリーズ


いよいよ函館を去る時間になりました。様々な思い出が走馬灯のようによぎります。


駅構内は観光客でごった返し!ベンチに座っていたら、両側から座る広さの作りで
ないのに向こう側におばちゃんが座り、グイグイされて押し出されてしまいましたw
体重の違いで寄り切られるし! しかしほとんどの客は函館北斗に行って新幹線か、
特急に乗って札幌に向かうので、1両のローカル線は空いていました^^

いきなり札幌や小樽まで行ってしまってはもったいない。私は1日に3時間以上は
移動したくないのです。いつも弾丸ツアーであちこち見て回る友人は、函館、札幌、
釧路(ついでに根室まで行ってる)の3泊で北海道旅行をしています。その頃私は
函館から長万部、洞爺、室蘭、苫小牧に泊まって、札幌まで行くのに1週間かけたり
していました。それを聞いて、弾丸移動の友人は「もったいない」と言っていました。
どっちがもったいないんだ?

さて去年は長万部の二股温泉に寄りました。今回は室蘭に泊まり、レジェンドおじーさん
のスナック「どんぐり」に行こうと宿の予約までしたのですが、なんと「閉店しました」
とのこと!ゆうに80は過ぎてたからな。。。 というわけで、急遽まだ行ったことの
ない八雲に宿をとったのでした。


先月ぐるりと1周した駒ケ岳を通過~。


そして噴火湾に出ます。


海辺の石倉駅。映画のロケに使えそう。


そして八雲に到着しました。下車したのは私ともう一人。かつては宿場町、漁業が
盛んで賑わったらしいが。。。


むむむ、人っ子ひとり見ないぞ。。。 しかしここは駅前メイン通り。スピーカーで
気の抜けたようが音楽が流れています。これまた映画のロケ地、ただしSF映画で
使えそうですなw


宿泊は俺にしては珍しいゲストハウス。何せ選択肢がないので!何やらもと銭湯を
改装した建物だそうです。


母屋はカフェになっていました。客は来るのか?


ううむ、狭い湯舟がそのまま。居酒屋になってたり、近年ありがちですよね。
不愛想な女性が出てきて「ゲストハウスは隣の建物です」と言われる。

隣の建物に行くと、愛想のいい白人青年がチェックインの対応をしてくれる。
QRコードからLine登録をして、スマホで住所だのなんだのを入れる。こういうの増えてる
よねえー。居酒屋でも店員が横にいるのに、ビールの注文をスマホでさせられたり。
これもまたブラックなSFだよ。ちなみにさっきの弾丸旅行の友人、頑固に携帯電話を
持ったことありません(いまどき!)。なのでチェックインや酒場での注文に「スマホ
からお願いします」とか言われようものなら怒って「持ってません!」とキレます^^;


ゲストハウスなので共用の居間があります。この日の宿泊客はもうひとり、人と
話すのがとっても嫌そうな青年がいました。そやつは寝る以外ずっとここに黙って
座っていました。たまに黙っていられなくて常に人に話しかけてくるような人も
いますが、こういうゲストハウスっていろんな人種の交流の場所なんですよね。


部屋は気持ちよく、立派な加湿器までありました。シャワー室もトイレも清潔だし、
感じのいい安宿でしたぞ^^