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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

江差への日帰り観光へ出発

2024年03月21日 | 北海道シリーズ


抜けるような雲ひとつない青空。時刻はまだ6時。この日は5時起きで江差へ行くのだ。
だってその次のバスは3時間後で、それだと日帰り観光は厳しいんだよ。。。


江差は日本海に面する港町。ちょうど10年前に函館から木古内を通る鉄道が廃線に
なりました。その直前に函館に来ていて、それは知っていて乗ろうと思ったのですが、
朝早~く出て、夜になってから帰ってくるしかないタイムテーブル。なにせ本数が
とても少ないので。そんときゃ立派な温泉宿に泊まっていたので、のんびりするほうを
優先してやめてしまったのでした。。。


朝早すぎてバスに間に合う路面電車はまだ走っていない。歩いて駅に向かっていると、
一番電車が下って行きました。


見ると、おお!末広町行き! 基本終点は函館どっく行きか、谷地頭行きしか見ない
のである。早朝に見た、幻の電車なのだ。しかし終点折り返しのひとつ前で折り返す
意味は何であろう?函館どっくを使っている人たちは目の前で折り返されてしまって
怒らないのか?


まだ6時台だけに、駅前ロータリーにはバスもいなけりゃ乗客もいない。しかしこれに
乗るために、出発前には俺の他に3人の客がやってきました。

ところで「バス」の語源をご存知でしょうか? うんちくタイム!

ラテン語の omnis(みんな)を与格、「みんなのために」という意味の形にすると、
omnibusになります。「みんなブス」という意味ではありません

fratres「子供たち(兄弟)」→fratribus「子供たちのために」という具合です。

というわけで、「みんなのために使われるもの」が「乗り合い馬車」という意味になり、
近代になって「乗り合い自動車」の意味に使われるようになった。それが省略される
わけだが、格変化形の ‐bus だけが残るって変でしょ?!
 いや「ブスだけ残る」ってことではなく・・・

日本語で「ホット2つ~」というとき、大事なコーヒーのほうを消すなんて。。。
鍋焼きうどんが2つ出てきたらどうするんですか。

てんやで天丼持ち帰りを注文すると、店員は「テイクいっちょ~」と言います。
「テイクイン」なんだか、「テイクアウェイ」なんだか、大事なほうを省略するなんて、
持ち帰りパックを店内で食べ始めたらどうするんだ。

だから「~のため」のほうだけ残したら、何のためのものなんだかサッパリわからんぞ。

というわけで、どこの国の言葉も同じようなことをしているというお話でした(^益^)w


函館駅を出発したブス、いやバスは北上し、新幹線駅の函館北斗に向かいます。
途中ご覧の通り、その線路と交差します。


街中の雪はすっかり消えたが、郊外に出ると土の上はまだ雪景色。


平原にぽつんと函館北斗駅。ロータリーが整備されてビジネスホテルは建ったが、
商店などはほとんどないし、ひどく寂しい。ううむ。。。


うわー、時刻表に雪が吹き付けて何も見えないよ。まだ管理人が働き始める前の
時間ですからねw


ここから山越えです。函館北斗までは街中を走る路線バスなので、江差まで2時間半の
行程なのに、1時間経ってもまだ函館北斗駅を過ぎたところ。しかし、ここからは
山道で信号もバス停もほとんどないのだ。


雪に埋もれて、何の機械だ?


うわー、山を登って行くと、まだ真冬だー。


東京はもう桜が咲き始めたというぞ? 鹿児島県民ならびっくりだぞ?


そりゃもちろんバス停はなく、バスはどんどん山を越えて進みます。


何の施設だろう? 山の頂上あたりにさしかかると長いトンネルを通り、それを
抜けると反対側に出て道は下りになり、雪はどんどん消えていきました。


お~、そしてちらほらと民家が見え出し、街が近づきました。


そしておお、ついに反対側の日本海。


江差に到着です。