さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

気仙沼 復興屋台村 42

2015年10月26日 | 東北シリーズ



気仙沼に滞在したホテルは、右の山の上に見える、温泉もある観光ホテル。
港に面していますが、小高い場所にあるので津波を逃れたのです。フロントに
行くには、中央に見えている長いエレベーターで上がります。津波のときは
海水に浸かって使えなかったでしょうね。



ホテルの部屋からは港が一望できます。右のほうにあるのが魚市場です。



大島へ行くフェリー。20分程で着くそうです。日程に余裕があれば、渡って
みたかったけどなあ。あのフェリー、津波で陸地まで流されている映像を見た
記憶があります。



夜はホテルから歩いてすぐの復興屋台村へ行きました。



まだ5時頃なので、人はまばら。



居酒屋の提灯にようやく灯がともり始めた頃です。



をばーさんがひとりでやっていました。しばらくふたりっきりだったので、例によって
津波の話になり、「語り部」になってもらうことに。



地酒の舟尾灯(ともしび)をいただきました。宮古から毎回1~2時間ほどの移動で
南下してきました。釜石、大船渡、気仙沼とやってきて、町が変わるたびに地酒も
変わりますね~。それだけ酒蔵があるってことです。東北の酒は、辛いだけではなく
コクがあってよい(^益^)b



気仙沼も津波で流された跡地に盛り土をしておりますが、元の場所に店を再建
するのは自前だから、とてもそんな余裕はない、とヲバーサンはおっしゃって
おりました。

どこも高い防潮堤を作る話が出ています。碁石浜の巨大な防潮堤の写真を見せたら、
海が見えなくなるからすごく嫌だ、と言っておりました。そりゃそうだよねえー。
コンクリートに囲まれて、まるで刑務所なんだもん。



この店のオリジナル、「おつかれ酸サワー」を最後に。クエン酸なんだって。
酸っぱいよ^^;



ホテルに帰り、露天もある温泉にたっぷり入る^^

サウナに入ったら、おっさんグループが入ってきて一杯になり、おしゃべりを聞か
される。主な話題は、気仙沼にも競馬場を作れ、ということでした。作ればもうかる
から税金が少なくなり、いいことばかりだという主張を熱く語る。ギャンブルは
おばか3たちがなけなしの金をつぎ込んじゃう残酷なシステムなんだけどなあ~。

競馬の話は盛り上がっており、「はずれ馬券を拾うといい」と勧める奴も。なぜかと
いうと、自分は当たり馬券を捨ててしまったことがあるから、落ちている券のなかにも
きっと当たりがあるはずだ、ということだそうです。そんな間抜けがどれくらいいるか
がわかれば、当たり馬券を拾う確率もわかりそうなもんだが^^;

このおっさん達、露天風呂の横で庭園のようになっている所に入り込み、でっかい岩に
うつぶせにのっかって寝るやつ(岩がシャリで、人間がでっかい脂身のネタだという
巨大な寿司をイメージして下さい)、下が砂利になっているところに入り込み、見事に
大の字になってあおむけに寝る奴(見たくない構図、わかりますね)などがおりましたw