さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

釜石から三陸町へ 24

2015年10月08日 | 東北シリーズ



釜石を去り、三陸町を経て大船渡へ向かいます。ここからは盛(さかり)まで、電車が
動いているのです。



新日鉄釜石さん、また会う日まで^^



すぐにあの印象的な鉄橋を渡ります。



港のあたりは、ガサッと更地になっています。



唐丹(とうに)という駅を通過中。駅前の開けた土地なのに何もない。
津波でほとんどさらわれたのか?

いやいや、違ったのです。



しばらくすると次の町、吉浜を通過しました。ここで電車のなかでアナウンス。
このあたりは、何度も津波の大被害を経験しているので、不便でも高台に集落を移し、
低地はすべて耕地などにすることを徹底していたのです。だから今回の津波でも、
ここらはほとんど犠牲者を出さなかったそうです。

なにせ唐丹では、明治の三陸大津波のとき、海に近い家屋で残ったのはわずかに
一戸、人口の88%が死亡というとんでもない惨事だったそうで、教訓が受け
継がれてきたのです。



さて三陸駅に到着。



実に閑散としたところでしたが、観光バス一台がやってきて団体さんが駅前に
ウロウロしておりました。



駅のホームにあった観光案内。海岸に近いところの観光地がなくなってしまい、
シールを貼られてしまっているのが痛々しい。

右上の「ようこそ さんりくへ・・・」っていうセリフは、震災の前からあったんだよね?
なんだか平仮名で「・・・」がついてると、意味深な感じなんですけどw