さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

喫茶店と居酒屋 函館滞在10日間 10

2014年04月08日 | 北海道シリーズ



どの街をぶらついても、私は喫茶店を探します。そこは仕事を休んでいたり、もしくは
仕事をしなくていい人たちがまったり過ごす場所。せかせか忙しい日常からは一種の
異空間であるその喫茶店が、少ない街と多い街があります。函館は悲しいかな
少ない。

東京では絶滅危惧種に指定されています。ゴチャゴチャせわしなく、ゆっくりした
気分にはぜんぜんなれないチェーン店ばかりが増殖しています。ショバ代が高すぎる
ので、コーヒー一杯数百円で粘られては採算が合わないのでしょう。

大学のある街では、ヒマな学生がおしゃべりを楽しむ大切な場所だったのに、最近は
大学街でも減っています。みんなまったり話をしないのか?女の子を誘うのはまず
どこなんだろう?まさか誘うことをしなくなってきたってわけじゃ…w

ま、それはさておき、函館の駅裏に、このような古典的な喫茶店がひっそりとあり
ました。ヴァ~サンがひとりでやっていました。こういうところはどこもだいたいそう
なっています。もう採算度外視で、意地で続けているみたいな?私が子供の頃、
近所に駄菓子屋があったものです。だいたいヴァ~サンがやっていました。中学生
くらいになるといかなくなります。しばらくして近所の店がなくなっていました。店主が
なくなったのかもしれませんw(゜゜)w あちこちの駄菓子屋を自転車で回ってみると、
もう見事に全部なくなっていました。せつない気持ちになったものです。

だから、こういう古風な喫茶店もいつか絶滅するかもしれません。採算がとれるなら
俺もやってみたいけど。ただ旅に出るのでひっきりなしに長期閉店だとやってられ
ないかー。

画像にも写っていますが、新聞(すぽおつ含む)が何種類か、そして週刊誌や漫画
なども置いておいてあったりします。私はこんな喫茶店に入ったときだけ、「週刊文春」
やら
「女性セブン」などを読んだりします。笑えるほど下らない記事が並んでいます。
驚くほど下品な芸能人のゴシップ、皇族メンバーの動向、ヒマな主婦の赤裸々な
性欲の話、アホな人生相談などなどなどなど・・・・。発行部数を増やすためには、
こういう内容が必要なのかー、と勉強になります(^益^;



夜はホテルすぐ横の居酒屋に行きました。昼間は少し溶けても、夜には気温が
下がって雪が凍りつきます。さすがに歩くと寒いなー。

いかそうめんを注文しました。「そうめん」というよりは、棒状になったイカ刺しでしたw
一流の板前が造れば、本当にそうめんみたいになるのかし~らw



「じゅん菜」です。私は恥ずかしいことに、「じゅんな」と言ってしまいました。あ~んw
きれいな池や沼で採れるんだってね。



ちょっと贅沢にアワビを注文。でも小っちゃいでしょ^^ コリコリ感がいいんだよね。
それと潮の香。カウンターがLの字になっていて、左ななめ前に30前後の男女が
座りました。口説いていたりすると面白いのですが、何やら色気のある話はせず、
ただの仕事の同僚だったようです。こちらおじさんはひとり。そういえば若い頃、
おっさんがひとりで飲んでいるのを見て、「どういう人生なんだろ」と憐れみに近い
感情を覚えたものです。若いときに居酒屋に来るのは楽しい仲間や友人と、もしくは
女性とだし、ひとりで来るなんて考えもしなかったですからね。

いま若い頃の自分にお答えしましょう。「こういうんだよ。大きなお世話なんだよ!」



そこは寿司もお好みで注文できました。カ~ニ~(^益^)



ホテルのロビーにある喫煙室です。私の部屋は喫煙可なのですが、シングルで
狭いから一本吸うと部屋の中が煙で充満してしまいます。窓を開けるとさすがに
すごく寒いし、暖房をつけているのに開けるのはエネルギー浪費の気がしてしまう
ので、部屋を出入りするときにここを使っていたのです。一週間近くいたので、
なんかなじみ深い場所になったのですぅ~^^