もう今は痛くもかゆくもないし、見た目も変化はわからないのだけれど、数日前に自分の右手親指を油で揚げてしまった。カラっと揚がったというのはとても大げさな表現だし、気がひけるけれど、そんな気分だったのだ。夜、仕事先の厨房の揚げ物用の油の釜を掃除しているとき、ちょっとした気のゆるみだったのだ。手にしていた掃除用のタオルで釜のふちをこすっていたら、つるっと手がすべり、火を落としたばかりの油の中に右手親指が . . . 本文を読む
時間のある朝にはちょっと手間かけて朝食の準備。とはいってもトーストに玉子料理、コーヒー、ミルクといった軽食だけれど、先日から（残念ながら市販の）野菜ジュースを取り入れた。腹におさまれば何でもかまわない、満腹すればいいのだ、というつもりだった食事がここ数年少し変化してきたのは、歳をとってきた証拠だ。どうせならバランスを取り入れたい。碁は調和なり、なのだ。と一時夢中になっていた囲碁の原理を思い出す。栄 . . . 本文を読む
ナイトキャップのウイスキーの、ちょっと量を超したせいもあるけれど、久しぶりに早寝したものだから、今朝は目覚ましより早く起床。勝った…。と気分よく、朝の陽射しをあびて御岳まで散歩。往復で8.4キロ、9千数百歩、と歩数計が数字をしめす。うむ、もう秋だからこのくらいは歩いて腹をしぼらないといかん。白っぽい朝の斜めの陽をうけて、木々の梢の先が燃えるように光る。川面がくだけた光をはね返して、巨大な銀鱗が躍る . . . 本文を読む
村上春樹のベストセラー「1Q84」はやはり続編の第3部が用意される、という新聞記事を読んだ。来年夏をめどに執筆中だという。うん、やはりね、3部で完結すればいいけれど、と思った。そんなおり、実家に寄ったときに娘に借りたのが文庫版の「アフターダーク」だ。2004年に単行本が刊行されたと記載されている。「海辺のカフカ」の2年後だけれど、この作品は知らなかった。1日で読んだ。神の視点かなあ、と頭ぼりぼりか . . . 本文を読む
なじみの散歩コース、御岳遊歩道も少しずつ秋におおわれている。いつもの吉野街道・寒山寺駐車場から坂道をおりて「楓橋」に出て、今日は下流の「軍畑」（いくさばた）に向かって歩く。この地名、駅名「軍畑」、何か戦（いくさ）に関係があるのだろうなあと考えていた。青梅に移転してからブログにも地域情報をまぶしながら、寺社の由来や伝説なども少しさぐっていると、土地の人からの話もよく耳にする。で、軍畑。1563年（永 . . . 本文を読む
