前回の予告通りに、古九谷金銀彩の小皿を紹介します。
(ウチにある金銀彩の品はこれで最後ですが・・・)
「古九谷金銀彩花鳥栗文五寸皿」
江戸前期の五寸サイズのお皿ですが、高台が小さく、平碗のような器形をしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/16/473b04f59f8a31541c07e740e5557ec9.jpg)
前回紹介した品とは違い、赤が印象的に使われた金銀彩で、五彩手の色絵古九谷のような華やかさはないものの
金銀彩のみの品や、金銀彩に染付を組み合わせた品よりは随分と豪華な印象を受けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/20/95277c97b30a911f5b2a899555b4c2cf.jpg)
この品の特徴的な部分としては、やはり絵がかなり上手いという点が上げられます
実際、赤で描かれた鳥文は非常に見事な絵付けですし、花や枝の部分についても勢いのある達者な絵付けになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/17/a978def4221a3e6f9a93670185778026.jpg)
さて、栗文はどこにあるかというと、実は裏面に絵付けされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/e9/93b44538ebd436e5ff8d12a24221b07b.jpg)
これが栗文なのかどうかは微妙ですが、こちらも勢いのある絵付けですね。
以前からこの手の赤の入った金銀彩が欲しかったんですが、ようやっと入手したのは2年ほど前だったでしょうか。
ウチにある古伊万里の中でも特に気に入っている品の一つです。