堺北民主商工会

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税制改革法の話

2005年12月17日 16時57分33秒 | 税金の話
今日は法律の話を書きたいと思います。
昭和63年制定の「税制改革法」についてです。聞きなれない名前ですね。
僕も3日前まで知りませんでした。もちろん今も生きている法律です。(ココが大切)
長いですが少しだけ法律文を引用します。

第一条 この法律は昭和六十三年六月五日に行われた税制調査会の答申の趣旨にのっと
って行われる税制の抜本的な改革の趣旨、基本理念を明らかにし、かつ簡潔にその全体
像を示すことにより、今次の税制改革についての国民の理解を深めるとともに・・後略。

ようするに消費税を導入するにあたり国民に理解してもらう為の法律という事です。
そしてその後の法文ですが、えらい事が書いてあります。

第七条 二 税体系全体を通ずる低所得者及び中堅所得者の税負担に配慮し、基礎控除
、配偶者控除及び扶養控除を引き上げるとともに、配偶者特別控除を大幅に引き上げる
こと。

繰り返しますが、今も生きている法律です。では今回の政府税調や与野党一体で進む
控除の見直しによる大増税とは一体何でしょうか?自分達でこしらえた法律に明白に
違反しているのではないでしょうか?
国民の財産を際限なく搾り取る今の政治を皆で深く考えましょう。
所得控除の話は全国民共通の話です。知らない間に違法に増税されてしまう今の世の中。
皆が怒りを共有する事が出来れば庶民が大切にされる政治を実現できるのではないで
しょうか?