きょう案山子と再会した。
制作者の小名木さんが案山子のいたところで野良仕事をしていたので、久闊を叙し、案山子の消息をたずねると、自宅ちかくの温室に移したとのことだった。
「ぜひ逢わせてください」
強引に仕事を中断させて、案内してもらった。
温室のなかは、入ったとたんに眼鏡が曇って、なにも見えなくなるくらいの温かさだった。
姑はつつがなかったが、嫁のすがたはなかった。
秋にきた2度めの台風に耐えられなかったのだそうだ。
「案山子は、これまでにたくさん作りましたが、いまはアルバムにしか残っていません」
「ぜひ、アルバムをみせてください」
こんどは家にあがり込み、アルバムをみせてもらった。
「これが、案山子コンクールで優勝した案山子」
小名木さんが指さす写真をアルバムからはがしてもらい、借りてきた。
下の画像がその写真。
右手に握っているのも、左手の笊に入っているのもドジョウだった。
顔についている汚れは、泥のようだった。
室内にカラフルな草履がたくさんあった。
20日にひらかれる地場の産業祭に出品するため、いらなくなった布で編んだのだそうだ。
帰宅してから知ったが、健康指向のなかで、編んだ草履がブームなのだそうだ。
画像は本埜村笠神で撮す。
我笠と我蓑を着せて案山子かな 碧梧桐
姑の上っ張りも、制作者のものだろうと思う。
「案山子が写ってる」と私。紅蓮さんも急いで入力。なぜか二人で大笑い。
「これ、案山子じゃないよねぇ?」と、紅蓮さん。
「?」
「これ、人だよねぇ」
「??」
「これ、人が、お面かぶってるんだよねぇ」
私は、笑い転げて、否定もできない。
「これ、かかしーーい!!」
お嫁さんが、お里に帰ったことに二人でがっかり!
アルバムの写真に喜び!
北総生山河、家に上がりこんだことに、びっくり!
この案山子、小名木さん、これを書いてる北総生さん、ファンです。
今日は、CSSをいじって、くたびれたけど、かなりきわめました。テンプレを北総生さんと同じプレーンのにしました。
あー、くたびれた。
トントンがメールアドレスを取得。北総生さんにトントンのメールアドレスを送りました。
北総生様
お久し振りです。案山子も。
それにカラフルなわらじ、私も欲しいナァ。
コンクール優勝作品はさすがですね。
狛犬アップしましたので見てくださいね。
丸太に並んでいるところをマラソンランナーが見て、近所のひとが応援してくれているのかと思ったそうです。
トントンさんにはさっそくメールを送りました。
ところで、関西ではわらじ(草鞋)というのでしょうか。作者はぞうり(草履)といっていました。辞書をひくと、両方ともむかしは編んで作っていたらしいですね。
良く分かりませんが、ぞうりと言うと着物のときに履く草履を思い出します。
わらじというともう少しラフな履物をイメージするのですが、いかがでしょうか。しかしわら草履とも言いますよね。
さっぱり判りません・・・・???
物知りな北総生さん、教えてください。
地元人の葉です、ご無沙汰です。
母方の祖父が「ぞうり」編みが上手でした。
写真の様な形に、藁で編んでいました。
小学校低学年の頃の上履きは「ぞうり」でした。藁ぞうりではなく、お相撲さんが履いているような雪駄。市販されていました。
「赤い鼻緒のじょじょ履いて~」と歌にある、みよちゃんの「ぞうり」と同じだと思います。
話が飛びますが、私の子供の上靴入れの袋を、母は「ぞうりぶくろ」と言ってました。
そんなわけでして(??)わらじではございませんですね。(この地域ではと、限定かも知れませんが・・・)
「ふっ、ふっ、ふっ、一番奥は、製作者らしいよ」うれしそうに言ったのが紅蓮さん。
人間が案山子に。案山子が人間に見えてしまうなんて小名木さんはすごいですね。