公園の石垣に傘がぽつんと立てかけてあった。
朝から晴れわたっていたが、公園には人影はなかった。
傘は新しい男物のようだった。ひらくと、カチッと快い音がした。柄はこまかくて、高級品にみえた。さわると、雨粒をはじきとばすと思えるほどの弾力があった。
画像はきのう7日、印西市西の原で写した。
きょう8日は急に汗ばむような陽気になった。
午後5時まえ、公園では多くのこどもが遊び、主婦が立ち話していた、傘は見あたらなかった。
破れ傘を笑ひさしをり春の雨 虚 子
引用句の傘は雨傘にまちがいないが、 葉が破れているようなので「破れ傘」と名づけられた植物が、歳時記に夏の季語として載っている。
立て続けに傘を無くした時のこと。予備の傘がなく、黄色い学童傘が一本!しぶしぶ持って出かけたところ、なんとちゃんと持って帰って来た。
かっこ悪くて、気になって、片時も傘のことが頭から離れなかったんだそうだ。
・・・なかなか、似合っていたと思うのだけど・・・