ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

寒梅

2011年01月22日 | 俳句雑考

民家の庭木が二輪の白梅を咲かせていた。画像は21日、鹿児島市和田で撮す。

   晩成といふはなかなか梅寒し    純 一

大器晩成を標榜しながら、なかなか達成できないものだ、という句意だろうか。寒中に凛と咲く梅を見ながら、寒い寒いを連発する自分を省みての自嘲句。
辞書には「なかなか」についていつかの意味があるので、もっと正鵠を射た解釈があるかもしれない。