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音楽のえほん 9 弓の音 楽器のかがく<弦楽器のしくみ>

2011年02月23日 | 読書日記など
『音楽のえほん 9 弓の音 楽器のかがく<弦楽器のしくみ>』
   繁下和雄・文/鈴木博子・絵/岩崎書店1988年

弓というのも、武器だけではなかったようですね……。



弓の使い道。下「」引用。

「大むかし、弓はたいせつな生活用具でした。弓で矢をとばしてえものをとったり、弓できりまわしてあなをあけたり、また火きり棒をまわして火をおこしたり、それはそれはいろんなつかいみちがありました。」

弓をはじく。下「」引用。

「弓につけられた糸をつるとか、弦といいますが、この弦をはじくと、ぶんぶん音がでます。これを音の高さが自由になるように工夫して楽器にしてしまいました。
バイオリンやハープ、ギターなど弦によって音をだす弦楽器は、すべて弓から発展してできた楽器です。」

ピアノ……。下「」引用。

「ピアノのふたをあけて、なかをのぞいてみましょう。ハープのように弦がたくさんはいっていますね。ピアノだって、このなかまなのです。」

「音の高さ1」 下「」引用。

「弓のさきをうごかして、弓のそりを変化させながら、弦をはじいてみましょう。音の高さが変化しますよね。弓を外がわにひっぱるようにすると、弦のはりがつよくなり、音がたかくなります。ぎゃくに内がわにまがるようにすると、弦のはりがゆるくなり、音がひくくなります。このように、弦のはりの強さと音の高さはみっせつな関係があります。」

「音の高さ2」 下「」引用。

「弦の振動速度は、弦のはりの強さによって変化するだけでなく、弦の長さや重さでも変化します。
ながければながいほど、弦はうごきにくくなり、振動がおそくなってひくい音になります。-略-」

ハープと共鳴箱。下「」引用。

「ハープには、共鳴箱がみあたりません。しかし大きな音がでますね。ハープの弓型の部分が空洞になっていて、共鳴箱のはたらきをしているのです。
バイオリンでも、ギターでも、みんな共鳴箱をもっています。」

「あとがき」 下「」引用。

「弓の発明は、人類の歴史にとってたいへん大きなものでした。これによって、いままで不可能だった遠くの獲物をいとめることができるようになったばかりでなく、きりや火起こし棒の回転道具として大きな力を発揮したのです。自分の力を数十倍にも拡大してくれる弓の力に、人びとが神の力を感じたのは当然のことでしょう。日本でも大相撲の土俵をきよめる弓、お正月の破魔矢、青森県恐山では弓が死者の霊をよぶ神器として用いられるなど、さまざまな場面に用いられています。そしてこの弓がつりだす音に神々の声をきき、大自然のつくりだすさまざまな災いに対する恐れから救われたのです。-略-」












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