『日本の問題-イタリア人記者・ピオが地震、ツナミ、放射能汚染の「現場」で見たもの-』
ピオ・デミリア(著)/幻冬舎2011年
帯に書かれてあります。下「」引用。
「最前線から実況レポート!
目覚めよ、日本人。
外国人の視点・利点を活かした独自の取材から、日本のメディアでは語られない「日本の歪み」や「被災の真実」、「被災者の本音」が明らかにされていく!!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/87/8ff0077c71e0fd2fc7246cc3e57cdafb.jpg)
捧げる……。下「」引用。
「「福島の母」たちをはじめ、原子力災害によって苦しめられているすべての人ちにこの本を捧げる。「原子力発電は安全だ」という言葉を耳にしたら、彼女ら、彼らの痛みや苦しみ、そして悪夢に思いを馳せてほしい。そして、もう誰も放射能によって苦しめられることがないような世の中に私はたちがしていこうではないか。それが軍事目的に起因するものであろうと、「平和的利用」に起因するものであろうと。」
今こそ日本は……期待されているという。下「」引用。
「だからこそ、今回の大震災から這いあがり、地平線を見据えながら、これから進むべき道を定めようとしている日本に、ひとつの選択をわれわれは期待している。今こそ日本は、「脱原発」という勇気ある選択を、初めて、自発的に、きっぱりと下すべきなのだ。」
避難した記者、続けた記者(著者含む)。下「」引用。
「避難勧告の動きは、その後、次第に各国の大使館のあいだで広がっていった。これは、基本的にはジャーナリストも対象となった。ただし、避難勧告が出ていることを知っても、個人のとる行動はまちまちだ。震災報道のために日本にやってきたその足で帰国してしまった記者もいるし、とりあえず大阪まで避難し、そこから続けた記者もいた(イタリア人記者の多くが、後者の行動をとった)。あるいは、より安全な、たとえば香港などから日本の震災を報じた記者もいる。-略-」
著者の日本人の友人のキキ。
【YouTube】に流れたビデオ。下「」引用。
「あのアニメを見たあと、私はその発想のおもしろさに感動し、SKY STAGE24でも放映するように言った。だが、よくよく考えてみると、そこに仕組まれている、見る者の無意識に働きかけるメッセージの恐ろしさに、ぞっとした。放射性物質を、出るとこ構わずの「おなら」になぞらえてしまうなんて……。製作者の豊かな発想とユーモアは称えられるとしても、裏でそのようなビデオの制作を依頼し、広めている者がいるならば、じつに恥ずべき行為だろう。-略-」
原爆「唯一の被爆国」といいながら……。下「」引用。
「私がどうしても理解できのは、なぜ日本の国民が、ヒロシマとナガサキという、日本に対してだけでなく、全人類に対する冒瀆(ぼうとく)である原爆の悲劇を体験したにもかかわらず、原子力発電は「クリーンで安全である」という神話を、これほど無抵抗に受け容れてしまったかということだ。
クリーンで安全な原子力などというものが存在するわけはない。」
現地へ、イタリア語を話す日本人。協力してくれたそうです。下「」引用。
「そのうちの一人が、流暢(りゅうちょう)なイタリア語で挨拶しながら近寄ってきた。千葉健郎さん、七十三歳。気仙沼カントリークラブの理事長だ。-略-」
原発事故のせいで救援遅れる。下「」引用。
「この日はまだ、気仙沼には本格的な援助の手は届いていないようだ。被害の様子を見てまわっているらしきジープを除き、自衛隊の姿も赤十字の姿もない。福島の原発事故のせいで、救援車両の到着が大幅に遅れているのかもしれない。とはいうものの、津波の被災者は今日を生き延びるという緊急の課題で頭がいっぱいで原発事故どころではないし、私たちも通信機器の不通のために、原発事故関連の情報を追えずにいた。」
アリタリア航空は、値段を必用以上に釣り上げていたという。
在日イタリア人コミュニティー。下「」引用。
「在日イタリア人コミュニティーは、日本全国で二五○○名ほどと人数はさほど多くないものの、日本社会に根を張っている人が多い。そのため、今回のような大災害においても、国外に脱出しようと思った人は、諸外国の出身者と比較したら、少ないほうだったといえるだろう。もちろん、小さな子どもがいる家庭などは、妻と子を西日本に避難させたり、あるいはイタリアに一時帰国させたりした人もいた。だが、実業家や経営者などの多くが東京にとどまったし、東京のイタリア大使館もずっと業務を続け、災害時の貴重な情報源として然るべき役割を果たした。これは、外国公館のなかでは珍しい例だといえるだろう。」
先頭に立つ、あきれたジャーナリスト。下「」引用。
「大阪には大勢のイタリア人記者が集結しているようだ。これでは文字どおりの大脱出だ。しかも、最後尾について列を見守っているのならまだ許せるが、多くのジャーナリストが、先頭に立って列を率いていたのだから呆れてしまう。
そのあいだにも、ありとあらゆるブログが好き勝手なことを書き、情報が錯綜していた。すべての情報を追いかけるのは大変だし、しょせん無理というものだろう。」
安全な場所から「エア取材」した記者。
恥「エア取材」でルケッタ賞……。下「」引用。
「主催者側がどのような対応をするかと期待して見守っていたが、驚いたことになんの対応もなかった。つまり、主催者側は指摘を無視してファザーノに同賞を授与し、ファザーノも平然と賞を受け取りにあらわれたのだ。しかも、事前に交わした口頭と文書による約束では、授賞式の際にオリジナルの記事の存在と、彼女は石巻に取材に行っていないことを明らかにすると言ったにもかかわらず、それを反故にしたのだ。-略-イタリアメディア界の恥だし、《ルケッタ賞》にも傷をつけた。なにより、紛争とは縁のない安全なホテルにいて、入ってくる情報だけを報道するという姿勢を批判し、「現場で実際に見たことを報道する」という信念を貫いたために命を落としたジャーナリストたちに対する、これ以上ない侮辱といえるだろう。」
遺伝子異常でニンジンが大根に? 下「」引用。
「郡山を訪れた『ラ・レプッブリカ』紙の記者が納屋に置かれたダイコンを見た。そして、あろうことか放射能の影響が早くも野菜の遺伝子に変化をもたらし、色素が欠乏した巨大ニンジンを生み出したと報じたのだ。記者がダイコンという野菜を一度も見たことがなかったからとはいえ、ニンジンの遺伝子異常とされたダイコンにとっても、迷惑千万な話だろう。」
「パニックとなる大阪、落ち着き払った東北地方」 下「」引用。
「大阪では、一般市民の日常生活になんの支障もなく、非常事態とはほど遠かったにもかかわらず、東日本から避難した数百、数千人という外国人が恐怖に怯えていた。その原因が、これまた東日本から大阪や福岡、ひどい場合には香港に避難しつつ、あることないことを書き立てていた海外メディアの記者たちだったわけだから、皮肉なものだ。」
「天罰」イタリアの石原慎太郎たち。下「」引用。
「「とんでもないことです!」
日本人が人前でこれほどの怒りをぶつけることは滅多にない。しかも、彼は司教だ。だが、カトリック仙台教区の平賀徹夫司教の怒りは収まりそうになかった。というのも、イタリアの科学界の権威であるCNR(イタリア国立研究所会議)のロベルト・デ・マッテイ副会長が、《ラディオ・マリア》というラジオの番組でおこなった講話で日本の震災に触れ、「大災害は神の善意の声であり、天罰だ」と語ったのを聞いたもらったのだ。
同副会長の言葉に従うと、地震も津波も、日本人の傲慢に対する天罰というとになる。これは、一九○八年に起こったイタリアのメッシーナでの大地震の際に、カラブリア州の小さな町ロッサーナーの元司教、オラツィオ・マッツェッラが語った言葉を引用したものだが、イタリアの科学界を代表する組織の副会長がこのような非常識な見解を示したことに対し、各方面から批判の声が相次ぎ、その一端が日本にも伝わっていた。
つまり、公の場でとても正気とは思えない発言をするのは、東京都知事だけではないわけだ。驚くべきことに、日本でもイタリアでも、いまだに「天罰」というような非科学的な発想を信じ、それを公然と口にする人がいる。-略-」
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ふだんから「特攻隊」の作業員。下「」引用。
「二一世紀において、作業員=「特攻隊」という図式への逆行が許されていいのだろうか。原子力発電所の内部で起こっているこのような現実を、日本の政府が把握していないはずがない。ましてや、菅さんのような、市民運動出身の総理大臣がそれを知らないはずはないだろう。」
薬害エイズと原発ジプシーはどちらも人命軽視。下「」引用。
「たとえば、薬害エイズ事件にしてもそうだ。危険を承知していながら、血友病患者に非加熱製剤を使用しつづけることなど、許されるはずがない。」
津波前から、作業員の告白。下「」引用。
「彼らは、東電も政府もいまだに(本を書いている時点では)認めていない事実について話してくれた。
福島第一原発は、地震の前からすでにずいぶん「老朽化」しており、地震の揺れそのもので大きな被害を被っていたらしい。そして、津波の到着よりも前の時点ですでにメルトダウンが起こっていたいというのだ。-略-」
たしかに、大音量のスピーカーによる反原発は、マイナスになるだろう……。下「」引用。
「数千、数万、数十万の人々が声を合わせて同じメッセージを叫んだならば、まったく違う効果が得られるはずだ。」
直接民主主義の冒涜。日本の警察……。下「」引用。
「道幅いっぱいにひろがって行進するこしとは許されず、一車線、ひどいときには歩道だけを歩くようにと監視される。デモ行進にのために車を迂回させたり、通行を規制したりすることはない。マラソンなどのスポーツ大会や祭りが開催されるときには交通が規制されるわけだから、けっして不可能なことではないはずだ。-略-」
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目 次
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ピオ・デミリア(著)/幻冬舎2011年
帯に書かれてあります。下「」引用。
「最前線から実況レポート!
目覚めよ、日本人。
外国人の視点・利点を活かした独自の取材から、日本のメディアでは語られない「日本の歪み」や「被災の真実」、「被災者の本音」が明らかにされていく!!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/87/8ff0077c71e0fd2fc7246cc3e57cdafb.jpg)
捧げる……。下「」引用。
「「福島の母」たちをはじめ、原子力災害によって苦しめられているすべての人ちにこの本を捧げる。「原子力発電は安全だ」という言葉を耳にしたら、彼女ら、彼らの痛みや苦しみ、そして悪夢に思いを馳せてほしい。そして、もう誰も放射能によって苦しめられることがないような世の中に私はたちがしていこうではないか。それが軍事目的に起因するものであろうと、「平和的利用」に起因するものであろうと。」
今こそ日本は……期待されているという。下「」引用。
「だからこそ、今回の大震災から這いあがり、地平線を見据えながら、これから進むべき道を定めようとしている日本に、ひとつの選択をわれわれは期待している。今こそ日本は、「脱原発」という勇気ある選択を、初めて、自発的に、きっぱりと下すべきなのだ。」
避難した記者、続けた記者(著者含む)。下「」引用。
「避難勧告の動きは、その後、次第に各国の大使館のあいだで広がっていった。これは、基本的にはジャーナリストも対象となった。ただし、避難勧告が出ていることを知っても、個人のとる行動はまちまちだ。震災報道のために日本にやってきたその足で帰国してしまった記者もいるし、とりあえず大阪まで避難し、そこから続けた記者もいた(イタリア人記者の多くが、後者の行動をとった)。あるいは、より安全な、たとえば香港などから日本の震災を報じた記者もいる。-略-」
著者の日本人の友人のキキ。
【YouTube】に流れたビデオ。下「」引用。
「あのアニメを見たあと、私はその発想のおもしろさに感動し、SKY STAGE24でも放映するように言った。だが、よくよく考えてみると、そこに仕組まれている、見る者の無意識に働きかけるメッセージの恐ろしさに、ぞっとした。放射性物質を、出るとこ構わずの「おなら」になぞらえてしまうなんて……。製作者の豊かな発想とユーモアは称えられるとしても、裏でそのようなビデオの制作を依頼し、広めている者がいるならば、じつに恥ずべき行為だろう。-略-」
原爆「唯一の被爆国」といいながら……。下「」引用。
「私がどうしても理解できのは、なぜ日本の国民が、ヒロシマとナガサキという、日本に対してだけでなく、全人類に対する冒瀆(ぼうとく)である原爆の悲劇を体験したにもかかわらず、原子力発電は「クリーンで安全である」という神話を、これほど無抵抗に受け容れてしまったかということだ。
クリーンで安全な原子力などというものが存在するわけはない。」
現地へ、イタリア語を話す日本人。協力してくれたそうです。下「」引用。
「そのうちの一人が、流暢(りゅうちょう)なイタリア語で挨拶しながら近寄ってきた。千葉健郎さん、七十三歳。気仙沼カントリークラブの理事長だ。-略-」
原発事故のせいで救援遅れる。下「」引用。
「この日はまだ、気仙沼には本格的な援助の手は届いていないようだ。被害の様子を見てまわっているらしきジープを除き、自衛隊の姿も赤十字の姿もない。福島の原発事故のせいで、救援車両の到着が大幅に遅れているのかもしれない。とはいうものの、津波の被災者は今日を生き延びるという緊急の課題で頭がいっぱいで原発事故どころではないし、私たちも通信機器の不通のために、原発事故関連の情報を追えずにいた。」
アリタリア航空は、値段を必用以上に釣り上げていたという。
在日イタリア人コミュニティー。下「」引用。
「在日イタリア人コミュニティーは、日本全国で二五○○名ほどと人数はさほど多くないものの、日本社会に根を張っている人が多い。そのため、今回のような大災害においても、国外に脱出しようと思った人は、諸外国の出身者と比較したら、少ないほうだったといえるだろう。もちろん、小さな子どもがいる家庭などは、妻と子を西日本に避難させたり、あるいはイタリアに一時帰国させたりした人もいた。だが、実業家や経営者などの多くが東京にとどまったし、東京のイタリア大使館もずっと業務を続け、災害時の貴重な情報源として然るべき役割を果たした。これは、外国公館のなかでは珍しい例だといえるだろう。」
先頭に立つ、あきれたジャーナリスト。下「」引用。
「大阪には大勢のイタリア人記者が集結しているようだ。これでは文字どおりの大脱出だ。しかも、最後尾について列を見守っているのならまだ許せるが、多くのジャーナリストが、先頭に立って列を率いていたのだから呆れてしまう。
そのあいだにも、ありとあらゆるブログが好き勝手なことを書き、情報が錯綜していた。すべての情報を追いかけるのは大変だし、しょせん無理というものだろう。」
安全な場所から「エア取材」した記者。
恥「エア取材」でルケッタ賞……。下「」引用。
「主催者側がどのような対応をするかと期待して見守っていたが、驚いたことになんの対応もなかった。つまり、主催者側は指摘を無視してファザーノに同賞を授与し、ファザーノも平然と賞を受け取りにあらわれたのだ。しかも、事前に交わした口頭と文書による約束では、授賞式の際にオリジナルの記事の存在と、彼女は石巻に取材に行っていないことを明らかにすると言ったにもかかわらず、それを反故にしたのだ。-略-イタリアメディア界の恥だし、《ルケッタ賞》にも傷をつけた。なにより、紛争とは縁のない安全なホテルにいて、入ってくる情報だけを報道するという姿勢を批判し、「現場で実際に見たことを報道する」という信念を貫いたために命を落としたジャーナリストたちに対する、これ以上ない侮辱といえるだろう。」
遺伝子異常でニンジンが大根に? 下「」引用。
「郡山を訪れた『ラ・レプッブリカ』紙の記者が納屋に置かれたダイコンを見た。そして、あろうことか放射能の影響が早くも野菜の遺伝子に変化をもたらし、色素が欠乏した巨大ニンジンを生み出したと報じたのだ。記者がダイコンという野菜を一度も見たことがなかったからとはいえ、ニンジンの遺伝子異常とされたダイコンにとっても、迷惑千万な話だろう。」
「パニックとなる大阪、落ち着き払った東北地方」 下「」引用。
「大阪では、一般市民の日常生活になんの支障もなく、非常事態とはほど遠かったにもかかわらず、東日本から避難した数百、数千人という外国人が恐怖に怯えていた。その原因が、これまた東日本から大阪や福岡、ひどい場合には香港に避難しつつ、あることないことを書き立てていた海外メディアの記者たちだったわけだから、皮肉なものだ。」
「天罰」イタリアの石原慎太郎たち。下「」引用。
「「とんでもないことです!」
日本人が人前でこれほどの怒りをぶつけることは滅多にない。しかも、彼は司教だ。だが、カトリック仙台教区の平賀徹夫司教の怒りは収まりそうになかった。というのも、イタリアの科学界の権威であるCNR(イタリア国立研究所会議)のロベルト・デ・マッテイ副会長が、《ラディオ・マリア》というラジオの番組でおこなった講話で日本の震災に触れ、「大災害は神の善意の声であり、天罰だ」と語ったのを聞いたもらったのだ。
同副会長の言葉に従うと、地震も津波も、日本人の傲慢に対する天罰というとになる。これは、一九○八年に起こったイタリアのメッシーナでの大地震の際に、カラブリア州の小さな町ロッサーナーの元司教、オラツィオ・マッツェッラが語った言葉を引用したものだが、イタリアの科学界を代表する組織の副会長がこのような非常識な見解を示したことに対し、各方面から批判の声が相次ぎ、その一端が日本にも伝わっていた。
つまり、公の場でとても正気とは思えない発言をするのは、東京都知事だけではないわけだ。驚くべきことに、日本でもイタリアでも、いまだに「天罰」というような非科学的な発想を信じ、それを公然と口にする人がいる。-略-」
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ふだんから「特攻隊」の作業員。下「」引用。
「二一世紀において、作業員=「特攻隊」という図式への逆行が許されていいのだろうか。原子力発電所の内部で起こっているこのような現実を、日本の政府が把握していないはずがない。ましてや、菅さんのような、市民運動出身の総理大臣がそれを知らないはずはないだろう。」
薬害エイズと原発ジプシーはどちらも人命軽視。下「」引用。
「たとえば、薬害エイズ事件にしてもそうだ。危険を承知していながら、血友病患者に非加熱製剤を使用しつづけることなど、許されるはずがない。」
津波前から、作業員の告白。下「」引用。
「彼らは、東電も政府もいまだに(本を書いている時点では)認めていない事実について話してくれた。
福島第一原発は、地震の前からすでにずいぶん「老朽化」しており、地震の揺れそのもので大きな被害を被っていたらしい。そして、津波の到着よりも前の時点ですでにメルトダウンが起こっていたいというのだ。-略-」
たしかに、大音量のスピーカーによる反原発は、マイナスになるだろう……。下「」引用。
「数千、数万、数十万の人々が声を合わせて同じメッセージを叫んだならば、まったく違う効果が得られるはずだ。」
直接民主主義の冒涜。日本の警察……。下「」引用。
「道幅いっぱいにひろがって行進するこしとは許されず、一車線、ひどいときには歩道だけを歩くようにと監視される。デモ行進にのために車を迂回させたり、通行を規制したりすることはない。マラソンなどのスポーツ大会や祭りが開催されるときには交通が規制されるわけだから、けっして不可能なことではないはずだ。-略-」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/ff/c5f8df9d51301e3f087f688f4eb26c49.jpg)
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