磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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子どもの文化 2000-7+8-戦争。子ども、大人、人間にとっての…-

2009年05月29日 | 読書日記など
『子どもの文化 2000-7+8-戦争。子ども、大人、人間にとっての…-』
   子どもの文化研究所・編/子どもの文化研究所2000年

本や「紙芝居」の紹介もありました。



アフリカでは今も殺戮がくりかえされていますね……。下「」引用。

「西アフリカのシエラレオネ。16歳のトーリ少年は、RUF(反政府武装勢力・改革統一戦線)に両親を殺され、拉致されたうえ、兵士として戦闘に狩り出されました。戦闘では、上官に住民の手足の切断を命じられ、実行ししまた。自分の住む村で村人を殺した少年兵士もいます。RUFから解放されたいまも、彼らは悪夢に悩まれ、復讐されることを恐れて自分の村へ帰ることさえできません。」

チャイルド・ソルジャーが有能? 下「」引用。

「トーリー少年のような18歳未満のチャイルド・ソルジャーは、約30カ国に25万人以上いて、今も戦闘に参加しています。子どもは、暴力や薬物などで洗脳、支配しやすく、価値観がまだ成長仮定にあるため、恐怖心を持たずに命令に従いやすい。武器さえ身に付けていないと兵士には見えないため、スパイとして使いやすい……などの理由から、多くの国で、「有能な兵士」の予備軍とみなされています。「現代の戦争が、国家間戦争より国内紛争になるケースが多くなって、村落や市街地が戦場になることによって、戦闘員と非戦闘員の区別がなくなった」ことが、子どもを直接戦争に巻き込んでいる、とユニセフの『子ども白書』はチャイルド・ソルジャー増加の原因を分析しています。」

口で伝えていくことの意味。下「」引用。

「体験した物にしかわからないすさまじさは、学校や教科書では絶対に教えてくれないことでした。活字ではなく、口で伝えていく力強さは、これからも必要なものだと思います。」

“「神の国」発言について”松谷みよ子。下「」引用。

「松谷 「神の国」発言は大へんショックでした。私たちの世代は“天皇陛下の御為に”を歌って大きくなりましたからね。森さんはそういう事を知らない人でないのに、平気でそういう事を言うという無神経さに、本当に怒りを感じます。そして、それを“八百よろずの神”なんてごまかしているわけです。-略-」

他国の神もうやまう“八百万の神”の信仰なら、戦争はありえないのでは?
--庶民の信仰と、「国家神道」とは大きく異なるとボクは思う。

「最高裁が「七三一部隊」の検定を違法と判決」下「」引用。

「1965年の第一次訴訟から32年後の八月二十九日に下された判決は、家永三郎・元東京教育大教授の執筆による高校用教科書に掲載された。日中戦争当時、中国東北部で活動した七三一部隊に関する記述の削除を求めた文部省の検定意見について、「当時、部隊の存在は定説化しており、これらの削除を求めたのは、国の裁量権を逸脱した」とするもので、検定の行き過ぎを最高裁が違法と初めて認めた画期的なものである。」

中国で公演。片岡輝(詩人)。下「」引用。

「一九九八年八月、私は「七三一部隊」をテーマにした合唱組曲『悪魔の飽食』(森村誠一作詞・池部晋一郎作曲)を歌う百二十人の合唱団の中国公演に演出家として参加。-略-」

--「平和紙しばい」のリストがあり、短い説明文がありました。

「平和のちかい」
「私たちのねがい」
「のばら」
「リンカーン」
「ナイチンゲール」
「おじいさんのできること」
「あおよかえってこい」
「トビウオのぼうやはびょうきです」
「あかふんせんせい」
「赤い夕陽」
「雪山に生きぬく十三年」
「嘉代子ざくら」
「リンゴのうた」
「ノーモア=ヒバクシャ」
「みよちゃんのあかいぽっくり」
「よみがえったすいせん」け
「むらいちばんのさくらの木」
「コスモス」
「アンネフランクの希望」
「ベトちゃん・ドクちゃん」
「原爆の子さだ子の願い」
「白旗をかかげて」
「元従軍慰安婦スボクさんの決心」
「マアをかえしてください」
「おかあさんのうた」






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