磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核戦争3分前

2008年03月31日 | 読書日記など
『核戦争3分前』
   森瀧市郎・監修/池山重朗・編/日本評論社1984年

実際はどうなのか? しかし、破局へ向かうというのに、実際はどうなのか? ばかり言っててもナンセンスな気もする……。読んでいこう……。



「まえがき」で2つのことがあるという。下「」引用。

「私はよく若い人たちから質問される。原水禁運動をするのに、どんなことを勉強したらよいかと。私は答える。それは二つのことがあると。
 一つは広島・長崎の原爆被害がどんものであるかを学ぶこと。もう一つは広島・長崎以後核兵器がどんなものになってきたか、そして今の核戦争の危機がどんなものであるかを学習するこ。学習すれば行動とならずにはいないこと。
 広島・長崎の原爆はほんとうにひどいものであった。この世の終りをかいまみた体験であった。こんなことがまたとふたたびあってはならないと訴え叫ぶのが、つまりノーモア・ヒロシマが、原水禁運動の基調をなしてきた。」

ボクはこれだけでは足りないと思う。
--ヒロシマ・ナガサキを中心に世界が動くのなら、これでいいかもしれないが……。
それはありえないことだろう……。

だから、ボクは、世界システムというのも理解しないといけないと思う。
--それから、平和学というのも、学んだほうがいいと思う。
平和といいながら、戦争をするのはブッシュとヒトラーだけではない。

水爆にはウラン235が使用される理由。下「」引用。

「また、水爆の起爆剤となる原爆は、ウラン235現場が使用され、プルトニウム原爆はほとんど使用されない。それは、水爆の起爆用原爆がきわめて精巧であることを必要とされており、この部分に誤差が生じると、次の「核融合」、さらに最後の「核分裂」の反応全体を大きく狂わせてしまうからである。この点で、不純物の入り込みやすいプルトニウム爆弾は、どうしても精巧なものにならず、水爆用の原爆に適さないのである。
 アメリカがいち早くプルトニウム生産を止めてしまったのは、このためである。フランスが現在なお、水爆の開発で遅れをとっているひとつの理由は、この国が最初から「ウラン濃縮」に力を入れず、「プルトニウム」方式に固執したためだと思われる。」

ノーチラス号のことも書かれてありました。下「」引用。

「ノーチラス号は、一九五八年八月には世界で初めて潜行したまま北極点を通過し(九六時間、一万四○○○キロメートル)、その姉妹艦シーウルフ号は、同年連続六○日間の長期潜航に成功してる。いまや、原子力潜水艦は、アメリカ海軍の最新鋭兵器としての地位を確保しつつあったし、水上艦隊にとって代わって海軍の主力としての役割を与えられようとしていた。」


サブロック(SUBROC)というのもあるようです。下「」引用。




SLBMのことも書かれてありました。下「」引用。

「潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は、いまや米ソ核戦略の三本柱(トライアド)の一つであり、その中でも最も重要な核兵器となりつつある。」

人殺しをすることばかりで、恐ろしい話ばかりです。
といっても、原水禁なら、必要な知識でしょうね……。








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