磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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「衣兵団」の日中戦争

2009年12月01日 | 読書日記など
『「衣兵団」の日中戦争』
   伊藤桂一・著/光人社2007年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「歴戦部隊の波瀾に富んだ対中国戦争の顛末!
日中戦争史上、もっとも辛酸をなめ、多用な戦いを強いられた衣兵団第五十九師団の苦闘の記録。戦記文学の重鎮が描く実録戦記。」



日本製よりチェコのほうが優秀だったようだ。下「」引用。

「チェッコは故障がない。保安隊もチェッコ一梃を持っている。」

H・G・ウェルズのことが書かれてあった。下「」引用。

「「H・G・ウエールズ」は、著名な歴史学者であり、また予言者ともいわれ、当時の有名な人物の一人であったが、彼のこの「世界文化史」は、彼の願いも空しく、戦争はやりくり返され、人類は再び殺戮しているのだという生々しい現実を示してくれているのだ。彼は後に一九四六年、彼の死の直前に、その巻末を改訂して、その楽観的な見方を変えたのである、と、近江少尉もまた、感慨を、さらに一段と深めている。」

アメリカとの大戦へ。下「」引用。

「「八路は空からは来なかった。アメリカ相手は、かれらの航空機は無尽蔵だ。苦しい戦いにはなるが、知恵を働かせてほしい」
 と、折田参謀は、頼もしげに、近江中尉をみて、そういわれた。-略-」

歯科治療のため入院。下「」引用。

「昭和二十年四月、また「補充兵教育をやれ」と言われたが、軍医さんに頼んで済南陸軍病院に歯科治療のため入院させて貰った。病院には黒川が入院していて、大歓迎してくれた。歯科治療の入院であるので、外出は比較的自由であった。」

南京金陵部隊。

コクシャン収容所。下「」引用。

「-略-この収容所は二千名位だったと思う。
 主な作業は鉄道の路盤構築である。作業が始まると一斉にサボり、ソ連兵が威嚇射撃をよくしかけてきた。-略-」








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