磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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講談社現代新書 ビートルズ

2006年08月12日 | 読書日記など
『講談社現代新書 ビートルズ』
   きたやまおさむろ・著/講談社s62年

フォーククルセダーズの一員でもあった
きたやまおさむ(北山修)の本です。



ビートルズとは最初は女性に人気があったようですね。下「」引用。

「しかし、実際あのときビートルズに飛びついたのは主に女の子であったのに、あまりにも男の立場で書いたビートルズ論が多すぎる。だから、もう少し、あのとき若すぎた彼女らの気持ちを汲みとったビートルズの話を書けないものだろうか。
 すでに山ほどあるジャーナリストや評論家たちの本の中に、新たに何かをつけ加えられるのなら、ビートルズの知らされざる部分を私の想像と創造で埋めることを試みてみたいと思う。」

このことを知っていたので、僕はクイーンのファンには初期からなっています。

他にも女の子のアイドルのようなバンドはありましたが、クイーンはすごいと思っていました。

天才児は問題児であると書かれてあります。下「」引用。

「確かにこれはまだ仮説なのだが、才能のあるところには問題があると言われる。天才は解決しなくてはいけない問題に直面しているのであり、問題が多いからこそ、その問題を解かなくてはいけないという要請に応えて才能が生まれる、という論理である。逆に言うならば、無難な家と環境に生まれて問題なく育った人は、無難な頭しか授かることができないということになる。
 この仮説に従って、ビートルズの才能と成功を説明するために、神様が次のような英才教育を行なったのだという伝説が生れることになる。つまり、解かなくてはいけいな人生の問題を、解くことができるときにほど良く適切に与えられ、何とか本人に解く気力を失わせない程度に取り組む機会が用意されて、それをジョンたちが解き続けたからこそ、彼らの才能は生まれたわけである。
 ビートルズたちが不幸な子ども時代を送ったという理解は、決してビートルズの仕事を台無しにするためのものではない。」

日本では、天才児はあまり大成しないのは、問題児をきらう社会だからかもしれませんね。

スキッフルからビートルズは、はじまっていて、初期の陽気なポップスはそこから来ているのでしょうね。

ビートルズとはゴキブリーズという意味合いということも書かれてありました。下「」引用。

「英語圏ではゴキブリとかぶと虫のどちらも害虫であって、両者に区別のないことが証言されているわけだ」


害虫の概念なんて人間が勝手に決めたものでしょうね。

人間にとって害があるかどうかですから……。


試聴:北山修 (きたやまおさむ)



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