磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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アニメ絵本 おばけ煙突のうた

2009年05月04日 | 読書日記など
『アニメ絵本 おばけ煙突のうた』
   早乙女勝元(原作)/大石好文(構成・リライト)/理論社1993年

この本も、アニメからつくられた本です。



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「明るくたくましく生きる下町の少年たち
東京・下町にそびえる4本の煙突。見る場所によって、1本にも2本にも3本にも見えるところから、人々に〈おばけ煙突〉とよばれ親しまれていた。その煙突にロープをはって渡るのが、カッチンの親友ガンちゃんの夢だ。
学童疎開から帰ったばかりの東京の空を、B29の大編隊がおそった。投下された無数の焼い弾は、街や学校や、遊び場を焼きつくし、子どもたちから夢を、冒険を、友情をうばいさった--。
戦時下のきびしい状況にありながら、明日への希望を失わない少年たち。アニメーションは、その友情をいきいきと描くことで、平和と命の重さを浮きぼりにする。」

友情はうばされなかったとボクは思うが……。

ターザンの映画は、このころにはもう公開ずみですね。下「」引用。

「それからのガンちゃんは、まるで映画のターザンのようだった。」

永井隆博士もみたという……。

--子どもたちは学童疎開へ。
サヨナラ煙突……。
アイサツするガンちゃん。

疎開ではいじめ……。下「」引用。

「おまけに、いじめがはやって、弱虫のぼくは、いつもやられてばかりいた。」

--空襲。
死んでいく人々……。

残ったおばけ煙突……。下「」引用。

「でも、おばけ煙突だけは、びくともしていなかった。
 もしガンちゃんが見たら、どんなに感げきするだろうと思ったら、いても立ってもいられなかった。」

そして、煙突へ。下「」引用。

「ぼくはついに、おばけ煙突の頂上に立った。
 下を見て、はっと息をのんだ。
 まるで、焼け野原の海だ。
 ぼくの胸は、きゅっと、しめつけられた。」

だが、煙突もなくなる。
--昭和39年に姿を消した……。下「」引用。

煙突の一部分がすべり台となって、足立区の元宿小学校の運動場に残されている。」



おばけ煙突









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