磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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わたしの《ヒロシマ》 真実井房子(まみいふさこ)さんの証言

2007年12月04日 | 読書日記など
『わたしの《ヒロシマ》
   真実井房子(まみいふさこ)さんの証言』
       埼玉県立朝霧高等学校/1年7組1995年

以前、真実井房子さんのことは記事にしました。この冊子は、朝霧高校の1年7組というクラスで作られたのが特色かと思います。



巻頭にこんな記事がありました。下「」引用。

「目もくらむような閃光を感じ、続いてエノラ・ゲイ号全体がものすごく揺れるのがわかった。その衝撃が静まった時、広島の中心部には大きな黒紫色のキノコのような雲が立ちのぼり、どんどん近く広がってゆくのが見えた。キノコ雲の高さは4万フィートぐらいの推定された。その時機内通話を通して乗員の一人の震える声が聞こえてきた。
“Oh, God. What we have done ?”
 -別枝篤彦『戦争の教え方-世界の教科書にみる』-』

まったく、何をやってくれたんだと思う!
戦争自体がそうでもありますが……。
--いや、差別そのものがそうでもあると思いますが……。
「戦争は究極の差別」
--これに対して、平和の処方せんを書いたドクターが永井隆
『己如愛人』
--永井隆でさえ、なかなかこのことを実践することは困難であったようだ……。

しかし、新しい差別をつくりだそうとする人たちもいる……。
--「平和勢力の核兵器は武器じゃない!」

広島の火」が上野にもあるという。下「」引用。

上野の東照宮に「広島の火」というのがあります。上野というのは、動物園や、博物館のあるあの上野ですが、東照宮は動物園の横にあります。」

真実井さんは、一月に一回お参りしているという。

生徒さんは学習もされています。

--被爆者手帳の1号から4号
1号被爆=直接被爆。
2号被爆=入市被爆。
3号被爆=救護活動、死体処理に携わった人たち。
4号被爆=「胎内被爆」

クラス全員で聞けなかったのが残念だったそうです。下「」引用。

「真美井さんの証言の当日は、運動部の試合等でクラス全員がお話を聞けなかった。
従ってこの感想文集も、在籍している41人の全員分ではない。貴重な証言だけに、そのことが何とも残念。」

本の紹介や朗読劇形式による『タツヤくんの夏』なども書かれてありました。

--「平和を訴える“被爆アオギリ”」
アサヒ・タウンズ(多摩版)に、むずかしいというアオギリの実から苗を50本育てた竹内良男さんは配布しているという記事の紹介……。









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