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経済往来 1967年8月号19巻7号

2008年07月11日 | 読書日記など
『経済往来 1967年8月号19巻7号』
   経済往来社1967年

この本には中国の核兵器関連の記事がありました。
--日本の経済人というのは、社会にたいして責任をになおうとされていないのでしょうか?



「ラッセルと英国社会主義-社会主義における理想主義と経験主義の相異-」関嘉彦(せきよしひこ)(都立大学教授)・著でこんなことが書かれてあります。下「」引用。

「ラッセルがマルクス主義に反対するのもそれが一つの宗教的信念であるし、共産主義に反対なのもそれが狂信の上に立つ独裁政治であるからである。」

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特集のなかに、「原爆・水爆・核ミサイル-中共の核戦力の現段階と将来-」があります。

毛沢東もクラウゼヴィッツ人ですね。下「」引用。

「『戦争の目的は、自己を保存し、敵を消滅させることより外にはない。」毛沢東
 この言葉は、一九三八年五月に延安で開かれた抗日戦争研究会で毛沢東が行なった「持久戦論」と題した講演の中にある一節である。この説明において毛沢東は次のような説明をしている。「古代の矛は攻撃的なものであり、敵を消滅させるものであり、楯は防御的なもので自己を保存するためのものであった。」

毛沢東は核兵器をどう考えているのだろうかという著者。
--戦車のように矛でもあり楯であるものではなく、矛であるという。
……しかも、赤子なども殺してしもう矛である……。


「なぜプルトニウムを使わない」という疑問が書かれてあります。
--それは原爆が目的ではなく水爆保持がという本もありました……。下「」引用。

「まず第一の疑問は経済的に有利なプルトニウム原爆をなぜ作らないのか」

しかし、この著者はさらに書いています。下「」引用。

「第二の疑問は、水爆を生産しようとすると、これの重量、容積を小さくするため、その「引き金」装置の核材料として、どうしてもウラニウム二三五とプルトニウムの双方を使わねばならない。」

さらに、時間の問題と……。下「」引用。

「中共がまた、本格的に実用水爆を開発するところまで行っていない理由として、右のプルトニウムとリチウムの問題を取り上げたわけであるが、これらは前述したようにその開発は中共にとって時間の問題である。」


■中国、初の水爆実験■



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相手国の核兵器のことを心配するより、それを使われたときのことなど。

その経済の被害なども考えてくれてもよいのにと思うのだが……。








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