磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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クラウゼヴィッツの暗号文

2008年07月10日 | 読書日記など
クラウゼヴィッツの暗号文』
   広瀬隆・著/新潮社1984年

ヒトラーもレーニンも、CIAもクラウゼヴィッツ人と表現されている……。下「」引用。

「“「東」と「西」のどちから一方を非難することによって、自己の軍事的行動を弁護する説”は、すべて、「敵」を創作するための軍事扇動である。
 この説を語る者が近づいて来れば、それがクラウゼヴィッツ人である。」
--そして、平和をとなえる人にもクラウゼヴィッツ人がいるとボクは思う……。



ノーベルとダ・ヴィンチは逆の考えをもつという……。下「」引用。

「レオナルド・ダ・ヴィンチは、「科学的にいかにすぐれた発明であろうと、それが良識を持たない人間の手に渡ったときに危害をおよぼす物は、発明者自身がそれを永遠の秘密として墓場へ持ってゆかねばならない」という哲学を持ち、自分のさまざまな発明品を破壊してしまった。ノーベルはこれと逆の発想に取り憑かれたのである。」

ダ・ヴィンチ賞に平和賞があっても、いいだろうが……。
そもそも、ノーベル賞には平和賞は存在しないのではないか?

アメリカのNASAの人体実験について書かれてありました。
そこで、“人間使用委員会”のメンバー。
……アルヴィン・ポールセン博士は現在、米国保健局。
……メイヴィス・ロウリー博士はワシントン州のスウェーデン病院医療センター。
……ユージン・センガー博士は原子力業界にあり、放射線の「安全基準」を定めるトップ。
そして、ラッシュバウ博士。下「」引用。

「クラレンス・ラッシュバウ博士は、オークリッジ付属大学医療保健部長を務め、現在米国で進行中の“ネバダ核実験風下住民の被曝訴訟”で証人として立ち、死の灰の「無害性」を証言している。」

エネルギー研究開発局の副局長ジェイムズ・ライヴァーマン博士。下「」引用。

「“ワシントン・ポスト”の記者からこの人体実験について鋭い質問を受け、次のように語った。
「放射線の影響を調べることを目的として、人間の体にこのようなX線照射実験をおこなってよいと考えるほど……それほど資料を必要とする状況など、およそ考えられないことだ」
 ライヴァーマン博士は囚人に退位する人体実験をこう烈しく非難した。
 ところが、オークリッジの病院患者に対する人体実験のため、NASAが振り出した購入注文書の上には当のライヴァーマン博士のサインが認められるのである。」

トルストイのクラウゼヴィッツ評。下「」引用。

「トルストイが憤激した通りこのドイツ人は、自分の勝利のために民衆の血を流す、ただ“復讐の鬼”にすぎなかったのである。」

ヒトラーの『わが闘争』でクラウゼヴィッツを讃美。

--そして、ソ連でも。
レーニンがクラウゼヴィッツを讃美する。


自称・平和主義者という者のなかにも、クラウゼヴィッツを讃美する人たちがいて、中ソの核兵器は平和の武器という……。

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そして、永井隆博士を、罵詈雑言し、事実でないことをも唱えていた。

目次

--その中には芸術家たちもいた……。

戦争犯罪や戦争責任を、彼らの敵には押し付けるが……。

--現代では、積極的な平和では、構造的暴力をなくしていくという……。
二重スタンダードを彼らもしていた……。
--これも差別の一つだろう……。
中東での紛争の原因はアメリカのイスラエルと他諸国との二重スタンダードという人もいる……。

クラウゼヴィッツの手法で成功してしまった日本の政治家もいる。

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