磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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食卓にあがった死の灰 チェルノブイリ事故による食品汚染

2008年04月16日 | 読書日記など
『食卓にあがった死の灰 チェルノブイリ事故による食品汚染 パート1』
   原子力資料情報室・編/原子力資料情報室1987年

チェルノブイリ事故の1週間後の日本。下「」引用。

「死の灰は上空のジェット気流にのり、海を越え八○○○キロ離れた日本にもその姿を現わし、研究者が驚いて「機械が壊れたか」と思った程の放射能が検出された。やがて--一時の騒ぎがおさまり、日本人の頭から事故の記憶も消えかかったある日、放射能は思いがけない形で、再び私たちの目の前に現われたのである。」

--輸入品として汚染食品が運ばれてきた。
食品は食べたことによる内部被曝が大きな問題。

「放射能にはこれ以下なら安全という値などない」

たしかに、自分だけ汚染されていない食品を食べればいいも無理だろう……。
--一消費者がどんな素材を使われているかなんて、全部を理解するのは困難なことだろう……。



『食卓にあがった死の灰 チェルノブイリ事故による食品汚染 パート2』
   原子力資料情報室・編/原子力資料情報室1987年

世界各地で汚染食品パニックが起こったという。下「」引用。

「チェルノブイリ事故から一年以上もたったこの五~六月、アジアの一角に突如として放射能汚染食品の問題でパニックがひろがった。ことの起こりは、バングラデシュの首都ダッカで、ポーランドからの入され粉ミルクが、高いレベルのセシウムを含んでいたからだ。政府の態度が当初あいまいだったため、母親と子どもたちが、汚染ミルクの積み戻しを要求して大きなデモを行い、政府も輸入を禁止せざるを得なかった。」

たしかにそうだった……。
今の若い人には歴史でしかないかもしれないが……。

規制緩和に要注意! 下「」引用。

「まだまだ強い汚染が持続するというのに、ヨーロッパでは汚染食品の規制緩和の動きが急である。原稿のEC(ヨーロッパ共同体)の基準は一般食品でキロあたり六○○ベクレル、乳幼児食品で三七○ベクレルというものだが、この暫定基準は今年の十月三十一日で期限切れとなる。
 そして、十一月以降に採用されるべき新規制値が、このほどEC委員会で決められた。-略-“甘すぎる規制値”として評判の悪かった現行の規制値を大幅に緩和するもので、大問題だ。」

日本でもひどい規制緩和をする格差改革の政治家がいましたね……。


『食卓にあがった死の灰 チェルノブイリ事故による食品汚染 パート3』
   原子力資料情報室・編/原子力資料情報室1988年

日本だけが基準が厳しいのはよくないというが……。
日本もしているのだからと押し付けられる可能性があるという。

「思いやり予算」で韓国の人たちが怒っているそうです。

日本でチェルノブイリ級の事故が起きたら……。
--「食卓のセシウム汚染の試算値」まで出してありました。

食品汚染はガイガー・カウンターで測れないという。下「」引用。

「ガイガー・カウンターで簡単に検出できないような汚染も、人体にとっては問題となる」というふうに理解してほしいのです。」









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