磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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アニメ版 マヤの一生

2007年10月25日 | 読書日記など
『アニメ版 マヤの一生』
   椋鳩十・原作/加藤伸代・文/
     アニメ画・虫プロダクション/大日本図書1996年

犬のマヤと次郎との交流を描いた名作です。この本は絵本ですが、アニメをもとにした絵本です。アニメを見たい気がしますが、なかなか無理ですね……。



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「マヤは、ほんとうに、りこうな犬でした。
 今、二十何年もまえに、わたくしどもから、永久にはなれていってしまった、マヤのことを考えても、マヤの鳴き声が、はっきり耳の底によみがえってくるほど、マヤは、わたくしたちの心の近くにいた犬でした。
 わたくしたちは、ほんとうに、マヤを家族の一員として考えて、長いあいだ、いっしょに、暮らしたのでした。
 そのマヤも、人間と同じように、戦争のもたらす、暗く悲しい運命からのがれることができませんでした。
 マヤのことを考えると、ほんとうに胸が、キリキリと痛むのです。
 わたくしは、このマヤにささげる物語を書きたいと、長いこと考えていました。今、ようやく、その願いをはたすことができました。    (椋鳩十)」

--場所は鹿児島県、加治木町。
鹿児島湾に面した、桜島の見える小さな町。

「欲しがりません、勝つまでは」というスローガンも気楽に聞いていると、ぐっと来ないのですが、こういうシーンでいわれると、困ったものだと思いました。下「」引用。

「二学期がはじまりました。次郎の学校では、たくさん勲章をつけた軍人が、演説していました。
「お国のために命をかけて戦っている兵隊さんに、一粒でも多くの米をおくらなければならない。おまえたち少国民も、ひもじくともがまんして、配給以外のものを食べてはならない。戦争に協力しない者は、非国民だ!」」

この後に子供たちに、スローガンをいわせる。

その軍人の家からは、すきやきのにおいがするという……。

犬の献納が問題になったという。
--軍用犬以外は、殺すようにという命令……。

息子が戦死した、キヌおばあさんも、形見のシロを献納できない。

犬を献納しないので、非国民といわれる。

--飛行機が墜落し、燃えあがる。
特攻隊の飛行機……。


『マヤ』はおしゃかさんの母親の名前。









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