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証言-----ヒロシマ・ナガサキの声 1994(第8集)

2008年01月24日 | 読書日記など
『証言-ヒロシマ・ナガサキの声 1994(第8集)』
   長崎の証言の会・編/長崎の証言の会1994年

最初のころより、活字などはみやすくなったと思います。……何のために? 平和のために証言されているのなら、平和とは何かを知って欲しいと思う。そうすれば、永井隆博士の価値はさらに高まるでしょう……。

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永野茂門元法相の発言が問題になっていたころのことですね。下「」引用。

「司会 最近、永野元法相が「南京大虐殺はデッチあげだ」「大東亜戦争は植民地解放の聖戦だった」などと言いました。」

「長崎の証言の会」が出されている書物は歴史を知るにも有効な書物になりますね。
「平和への道」として、この雑誌がすすめられていけばいいですね。

この法相発言のときに韓国にいた人の発言。下「」引用。

「平野 私はもう28回韓国に出かけて被爆者調査や救援活動をやっていますが、今度の永野法相の侵略戦争肯定発言のときはちょうど韓国にいたので、「日本人はまだちっとも変わっていない」と言われショックでした。」

いくら、一国民があやまっても、政府がこれではすぐに吹き飛ばされますね。

鎌田はこんな発言をしています。下「」引用。

「鎌田 -略-先般亡くなった森滝さんや小佐々さんも同じ立場で、「平和は愛である」と信じた心の広いリーダーでした。」

「平和は愛」であるとしたら、新約聖書に出てくる「よきサマリア人のたとえ」を読んでいただきたいものです。この譬えは、隣人愛というテーマがつくところです。愛においても永井隆博士はしっかりした運動をされたとボクは思います。貧しい人たちのために、無償で医療をほどこす活動なども、楽しまれました……。まさに愛の人ですね……。

ちなみにサマリア人という人たちは、元はイスラエルの民でしたが、他の民族と混血しました。それで同じイスラエルの民であるユダヤの人たちから、サマリア人は汚れているといって排斥し異民族としました。そのサマリア人が善であるとキリストが指し示したのです。それは、教えをしいるだけの愛のないユダヤ人に改心するようにすすめられたのでもあるとボクは思います。

丸屋博(広島共立病院名誉院長)が驚くべき発言をしています。下「」引用。

「丸屋 時間がありませんので、詳しくは申せませんが、例えば、親が非被爆者の場合の奇形発生率は、自然流産児の場合で二七・五パーセント、被爆者のF1(被爆二世)の場合はほぼ同じ二八・三パーセントですが、F2(被爆三世)では四六・○パーセントと倍近くの数値が示されています。
全員 そんなに大差が認められるのですか。
丸屋 そうです。私はこれを見て、ぞっとしました。ところが、本書はそのデータの分析に大きな問題がある。F2では、これだけ大きな差が存在するにも関わらず、「被爆者から得られたF1、F2の間で奇形の内容は各臓器にわたりとくに差は認められず」と書いてある。つまり、「被爆者に遺伝的影響は認められない」と解説しているのですね。
 先ほど、マスコミの報道姿勢が問題になりましたが、ことはマスコミだけに限ったことではなく、真実を覆い隠そうとする力が、この社会では広く働いているのではないかと危惧されてなりません。」

原発の「安全神話」。そして電力会社が地震の権威となる社会……。
活断層があっても、それらの権威が活断層を魔術師のように消していった……。
--偽などと現在さわいでいるが、このようなことはずっと続いている日本の体制ですね。いつものことは続いています。権力をもってはならない人たちが権力をもっていると言われてもボクは否定できません。

そして、このようなことは原発があるところの医師も告白しています……。


長崎の鐘』が一番好きな歌という女性がおられました。内容としてもやはり素晴らしいと思うし、これこそが文化だとボクは思う……。

細川首相、そういう人もいましたね……。下「」引用。

「細川首相は謝罪しましたが、償う法律もないと言っています。」

NAC大使活動記も掲載されていました。










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