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磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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アメリカの歴史教科書が描く「戦争と原爆投下」

2007年06月15日 | 読書日記など
『アメリカの歴史教科書が描く「戦争と原爆投下」
    覇権国家の「国家戦略」教育』
       渡邊稔・著/明成社h19 年

アメリカの『原爆神話』というのは他の本でも書かれてあります。この本は神話というよりも、『洗脳』という表現をされています。



アメリカ、そしてアメリカに従属するイギリス。
アングロ・サクソンの指導者の教育は、悪くいえば『洗脳』だと……。

相手の立場と自分の立場を入れ替えてみても、よしとするのが平等だとボクは思います。

自分の立場だけを守るなら、それはできないでしょう。
つまり、相手よりも優位な位置をしめたいのなら、その論理は成立しないでしょう。


アメリカの教育を『洗脳』とする著者は、後半に日本の教育もまた『洗脳』と書いています。

彼のいう、まともな教育のモデルというのは、どのようなものか、理解できませんでした。

彼の属するイデオロギー団体のみが、健全といいたいのでしょうか?


オランダ女王でさえ、こんな意見を述べていたとは知りませんでした。下「」引用。

「一九四一年二月二十一日、ドイツが負けたら、西側は日本に対して「鼠のように彼らを溺れさせる」とまで述べた。」

ショックですね。オランダは差別の少ないところという人もいるのに……。


カナダやアメリカ映画の日本人に対する蔑視が書かれてありました。


この著者はトルーマンが親日家と書く。それで、どうして原爆投下したのかは、感覚が鈍っていたという論理は理解できない……。

--他の本で差別主義者だったと数人が書いておられるほうが納得できます。


広島と長崎の原爆の「責任」は日本の軍部指導者にあるとアメリカの教育……。

それが正しいことなら、テロリストの犯行声明も正しいのでしょうか?

「教育」(洗脳?)を手段にして、大量虐殺を正当化できるとはボクには思えませんが……。

アメリカ以外がひどいことは許さないが、アメリカのひどさは考えない……。

そんなことでは、平和などくるわけがありませんね。

これは、日本など、他の国であったも同じですね。


著者は「日本会議」国際広報委員会翻訳顧問。










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