磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

タックスヘイブン グローバル経済を動かす闇のシステム

2008年04月17日 | 読書日記など
『タックスヘイブン グローバル経済を動かす闇のシステム』
   クリチアン・シャヴァニュー、ロナン・パラン(著)/
     杉村昌昭(訳)/作品社2007年

これに関するニュース(事件)がありましたよね。でも、具体的にはよくわからない。で、本を手にしたけど、まだわからない……。さらに、このような本を出してもらたいと思った……。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「グローバル経済の本当の中心は、
名前を聞いたこどない、
小国や島にある--
多国籍企業・銀行・テロリストによる、脱税や資金洗浄。世界金融の半分、海外投資の1/3が流れ込む、グローバル闇経済。その実態とメカニズムを明らかにする、衝撃の一冊。」

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「◆ケイマン諸島は、世界第4位の金融センターである。
◆ヴァージン諸島(英領)は、中国に対して、アメリカより多額の投資をしている。
◆カリブ海のイギリス領の島々は、中国より多額の投資を、アメリカから得ている。
◆さらに現在、エキゾチックな島々が、保険や海上輸送、ネットビジネスで、世界的リーダーとして君臨している、ということを……。」

顧みられなかったテーマであったそうです。下「」引用。

「タックスヘイブンは、グローバリゼーションのなかで最重要の役割を果しているにもかかわらず、これまでほとんど顧みられることのないテーマでありつづけてきた。つい数年前でも、タックスヘイブンに関心をもつのは、これを利用している者、そのエキスパート、会計士、法律家、コンサルティング会社、税理士いったような人々に限られていた。」

美徳というのは、きちんとした論理が必要ですね、本当に美徳?……。下「」引用。
「富を得ようとする者は、往々にして美徳の道を踏みはずす。なぜなら、不幸なことに、ある美徳に通じる道は、しばしば、別の美徳に通じる道と反対の方向に向うからである」アダム・スミス『道徳感情論』一七五九年」

美徳など求めている人たちは、困ったことになるだろうというのがよく表現できると思う。

それより、国民生活を考えてほしい。

このような犯罪も見逃さないで、追徴課税などしてもらいたい!

犯罪に使われているという。下「」引用。

タックスヘイブンは、資本の国際移動、脱税、マネーロンダリングといったもの以外に、もっと別の活動分野を求めてきた。つまり、機密保持のメリット、課税率の低さ、匿名性の確保、仮の所在地の設定、管理統制のゆるさなどなど、これが、何かと役に立つのである。これらの多くは、たとえば便宜置国籍の旗を利用する船(便宜置籍船)などにおいて、すでに実際に機能している。」

スイスの銀行を利用したマネーロンダリングなどついても書かれてありました。










エンタメ@BlogRanking


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。