磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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生まれたときから「妖怪」だった

2010年06月26日 | 読書日記など
『生まれたときから「妖怪」だった』
   水木しげる・著/講談社2002年

水木しげるも、山下清の影響を受けていたのか……。
なるほどと思える一冊でした……。



大宇宙のルール……。下「」引用。

「-略-だとしたら、ニンゲンがつくったひとつまみの砂だけが頼りに生きたくないなァ、というのが私の子どもの頃からの姿勢だった。学校や軍隊や社会の規則といったルールだけに縛られるより、もっと自由でのびのびした大宇宙のルールで生きていこうという姿勢である。それをいまでも続けている私のことを、他人は、「妖怪」と呼んでいる。」

「ゲゲル」と自身の名前を、5歳になってもロレツがまわらず発音したという。そして「ゲゲ」というアダナに。

1年遅れで小学校に入学したという。

平和主義者の山下清のことが話題になっていた……。 下「」引用。

「ある日、母親がちょっとだけ嬉しそうな顔で私に近づいてきたことがある。手に新聞をもっていた。
「おまえに似た事もが新聞に出とる」と言ったあと「毎日、虫を集めては、それを絵にしとるそうや」と新聞記事を見せた。
 その子どもは養護学校にの在籍していた。名前は山下清といった。」

YMCA英語学校や、日本工業学校などへ。

「戦前、私がやった仕事で、まあまあこなせたのは、この新聞配達くらい」と書かれてあった。

ラフレシア」という花を軍隊時代に発見したという。

ストレス解消になればいいという姿勢。下「」引用。

「「マンガはストレス解消の手段だから、なにも名作を描く必要はない」
 というのが、私の仕事の姿勢である。」

--「いいです」手塚治虫と……。
漫才のような会話。「いいです」の意味、水木はOK、断わられたと思う手塚。

結果よりも過程……。下「」引用。

「結果を気にせず、それ(私の場合はマンガを描くこと)をすること自体が喜びであり、生き甲斐である。
 もちろん、結果として報われるほうがいいのだが、結果が良い悪いは、時代状況によって大きく左右される。現に、私の古いマンガが、名前が売れてから百倍以上の値段がついた。結果は、その人間の努力の結果とは違う。自分が、
「しないではいらないことをし続けるむ
 ことこそが重要であり、結局、それが幸福なことなのだ。-略-」







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