『いのちと核燃と六ヶ所村』
島田恵(けい)・著/八月書館1989年
モノクロ写真がいっぱいの本です。
風評被害……。この言葉をきくと、所沢のダイオキシンを思い出す。ろくに調べもせず、何が風評被害だ! これもきちんと調べないから一般の人が安心できない行政の怠慢が悪い! それなのに漁民や農民は、高額の血税をむしりとろうとするだけとボクは思っていた……。自民支持者たちは巨費をもらえていいが、こちらの健康被害は無関心ときている……と無責任な農民にも怒ったものだ!
もちろん、そう農民を責めるじゃないということは否定できないとも思うが……。
責めるべきは、日本のいつものことだと思う……。
2007年の柏崎・狩羽原発の被害にしても、あれで風評被害?
--地震の影響などないといっていたにも関わらず……。
「風評被害」は、都合のいい言葉にされている。
それに、東電の赤字も、原発が止まったからというのは理解できるが、それを石油をつかう火力発電というのだけで把握するのも大きな間違いだろう。一年以上も巨費をつかって建てた原発が止まっているのだ。その損失がおおきいのだ。地震国に原発は不経済というべきだろう!
--民間で一年も止まれば、倒産だろう! 親方日の丸だけのことはある……。
いや、親方=いつものこと。
耳かき一杯の恐さ。下「」引用。
「ここには、わずか耳かき一杯で何千人もの人が死んでしまうというプルトニウムをほ取り出す工場などができるということだった。」
それも知らない専門家が、原発を推進しているというのか……。
そして、推進派はいやがらせをするという。下「」引用。
「『核燃から漁場を守る会』のトッチャが、目の前の港を指さして言う。
「ほら、あの舟さ、推進派の舟だよ。反対派の舟が出られないように、わざと前に停めてあるのさ。これじゃ、舟は出せないさ」」
「反核燃泊音頭」(作詞 舘花ミネ『核燃から子供を守る母親の会』)というのがあるそうだ。
--「秋田の民謡の替え歌」だそうだ。
尻尾崎の燈台近くのがけっぷちには、赤い着物を着たお地蔵さんが海のかなたを見ているという。
「長イモ日本一・東北町」下「」引用。
「ここは東北町(とうほくまち)でも、六ヶ所との境あたりだからな。この道のこっち側はもう六ヶ所村だ。核燃の予定地から、七、八キロしか離れていない。だから、六ヶ所の泊よりずっとこっちの方が近いんだ」」
お金がもらえればいいという農民。下「」引用。
「青森県の農畜産物が、今三○○○億円。うち、風評被害が出れば、二割は減収になるだろう。推測だけどね。そうしたらいくらになりますか、六○○億円でしょう。核燃の風評被害に対して、原燃側が基金を作るって話もあるけど、どういう試算するのかはっきりしない。一○○億や二○○億で納得してくれと言っても、納得できないんですよ、我々としては」
サントリーといえば、小泉政権にも関係者がいましたね。下「」引用。
「ウイスキー工場の建設計画があるサントリーの、佐治敬三社長の発言だ。
「……北の方になんぼ住んでいるかわかりませんが、大体が熊襲の産地で、熊襲の国でございますから、そんなにたんと住んでいるはずがない。文化的程度も極めて低いということになれば……」(一九八八年二月、TBSテレビ)」
なぜ、環境に悪いペットボトルを税金でリサイクルするのか、まったく理解できません。
ガソリン税では高いと、環境にいいというクセに……。
ペットボトルには高額の税金をかけ、リサイクル。
--リサイクル費用なども企業に払わせるべきです。
車は今はほとんどガソリンしかなく、選択はできない。
それなのに、高額の税金をかける。
ペットボトルは瓶や缶、紙パックなどもある……。
代替もきくものなのに、税金を払うどころか、税金からリサイクル料が払われているという。
政治家に近い企業などは優遇されているとしか思えない。
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島田恵(けい)・著/八月書館1989年
モノクロ写真がいっぱいの本です。
風評被害……。この言葉をきくと、所沢のダイオキシンを思い出す。ろくに調べもせず、何が風評被害だ! これもきちんと調べないから一般の人が安心できない行政の怠慢が悪い! それなのに漁民や農民は、高額の血税をむしりとろうとするだけとボクは思っていた……。自民支持者たちは巨費をもらえていいが、こちらの健康被害は無関心ときている……と無責任な農民にも怒ったものだ!
もちろん、そう農民を責めるじゃないということは否定できないとも思うが……。
責めるべきは、日本のいつものことだと思う……。
2007年の柏崎・狩羽原発の被害にしても、あれで風評被害?
--地震の影響などないといっていたにも関わらず……。
「風評被害」は、都合のいい言葉にされている。
それに、東電の赤字も、原発が止まったからというのは理解できるが、それを石油をつかう火力発電というのだけで把握するのも大きな間違いだろう。一年以上も巨費をつかって建てた原発が止まっているのだ。その損失がおおきいのだ。地震国に原発は不経済というべきだろう!
--民間で一年も止まれば、倒産だろう! 親方日の丸だけのことはある……。
いや、親方=いつものこと。
耳かき一杯の恐さ。下「」引用。
「ここには、わずか耳かき一杯で何千人もの人が死んでしまうというプルトニウムをほ取り出す工場などができるということだった。」
それも知らない専門家が、原発を推進しているというのか……。
そして、推進派はいやがらせをするという。下「」引用。
「『核燃から漁場を守る会』のトッチャが、目の前の港を指さして言う。
「ほら、あの舟さ、推進派の舟だよ。反対派の舟が出られないように、わざと前に停めてあるのさ。これじゃ、舟は出せないさ」」
「反核燃泊音頭」(作詞 舘花ミネ『核燃から子供を守る母親の会』)というのがあるそうだ。
--「秋田の民謡の替え歌」だそうだ。
尻尾崎の燈台近くのがけっぷちには、赤い着物を着たお地蔵さんが海のかなたを見ているという。
「長イモ日本一・東北町」下「」引用。
「ここは東北町(とうほくまち)でも、六ヶ所との境あたりだからな。この道のこっち側はもう六ヶ所村だ。核燃の予定地から、七、八キロしか離れていない。だから、六ヶ所の泊よりずっとこっちの方が近いんだ」」
お金がもらえればいいという農民。下「」引用。
「青森県の農畜産物が、今三○○○億円。うち、風評被害が出れば、二割は減収になるだろう。推測だけどね。そうしたらいくらになりますか、六○○億円でしょう。核燃の風評被害に対して、原燃側が基金を作るって話もあるけど、どういう試算するのかはっきりしない。一○○億や二○○億で納得してくれと言っても、納得できないんですよ、我々としては」
サントリーといえば、小泉政権にも関係者がいましたね。下「」引用。
「ウイスキー工場の建設計画があるサントリーの、佐治敬三社長の発言だ。
「……北の方になんぼ住んでいるかわかりませんが、大体が熊襲の産地で、熊襲の国でございますから、そんなにたんと住んでいるはずがない。文化的程度も極めて低いということになれば……」(一九八八年二月、TBSテレビ)」
なぜ、環境に悪いペットボトルを税金でリサイクルするのか、まったく理解できません。
ガソリン税では高いと、環境にいいというクセに……。
ペットボトルには高額の税金をかけ、リサイクル。
--リサイクル費用なども企業に払わせるべきです。
車は今はほとんどガソリンしかなく、選択はできない。
それなのに、高額の税金をかける。
ペットボトルは瓶や缶、紙パックなどもある……。
代替もきくものなのに、税金を払うどころか、税金からリサイクル料が払われているという。
政治家に近い企業などは優遇されているとしか思えない。
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