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Q&Aで一気にわかる脱原発の教科書-原発を止めても大丈夫なこれだけの理由-

2011年11月24日 | 読書日記など
『Q&Aで一気にわかる脱原発の教科書-原発を止めても大丈夫なこれだけの理由-』
   原子力安全・廃絶研究会・編/洋泉社2010年

図書館の説明文。下「」引用。

「なぜ原発を止めたほうがいいのか。原発をめぐるウソとは。自然エネルギーによる原発代替は可能なのか。原発のない社会を実現するためのエネルギー政策を徹底検証する。各分野のエキスパート5人のインタビューも収録。」



「「原発神話」のウソ」小出裕章

ゴフマン4千人(1万人中)の癌患者……。【ICRPと同じデータに基づく】 下「」引用。

「小出 瀬尾さんの試算もそうですが、根拠とているのか私が最も信頼している米国の物理学者J・W・ゴフマン博士が推定した「1万人・シーベルトあたりに発生するガン死者数」です。ゴフマン博士は、1万人の集団が一人ひとり、1シーベルトを浴びた場合、4000人弱のガン死者が発生すると推定しました。推定の元となっているデータは、広島・長崎の被爆者と多くの医療被曝の追跡調査の結果で、ゴフマン博士だけでなくICRP(国際放射線防護委員会)も同じデータに基づいて放射線の晩発性ガンへの影響を推定しています。もっとも、晩発性ガンの影響を調べるには何十年という長期の追跡調査が必要ですから同じデータに基づいているにもかかわらず、推定結果には食い違いが生じやすく、1976年にICRPが推定を発表した当初の数値は125人でした。」

上方修正されていくICRPなど。下「」引用。

「小出 -略-全体としてみれば「1万人・シーベルト」の値は、時代とともに上方修正され、だんだんゴフマン博士の仮説に近づいてきているのです。それはとりもなおさず、ゴフマン推定の正しさを証明するものと私は思います。」

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実際には被曝した年齢で発症率は大きく異なる……。

代替案なければということは……。下「」引用。

「しかし、代替案がなれれば止められないというのは、沈没しかけた船に乗っているのに、代替案がなければこの船から逃げられないと言っているようなものです。命より電気のほうが大事なんでしょうか。」

ヨウ素とセシウムが撒き散らされた。下「」引用。

「揮発性のヨウ素は気体となって、またセシウムは水蒸気とともに拡散するため、福島第一原発事故におけるベントや水素爆発に際して大量に撒き散らされました。」

先進国で敬遠されはじめた“高い原発”。

7度高い廃水を年間1000億トンたれ流し続ける原発。

「脱原発 : 2050年の経済に影響なし」の条件。

【世界一高い電気料金】「電気料金が上がると「企業が海外に逃げる」は本当なのか?」 下「」引用。

「しかしそもそも、日本の電気料金はすでに世界一高いのです。その原因が、コストを需要家に丸ごと押し付ける総括原価方式にあるということは第1章でも指摘しました。
 この高すぎる電気料金によって、電力を最も多く使う産業はすでに壊滅しています。かつて高い競争力を持っていた国内のアルミ精錬業者が、1980年代に相次いで撤退してしまったのです。直接の引き金になったのは石油ショックでしたが、それを機に、エネルギーを安定国確保するためとして大挙導入された原発は、電気料金の抑制にまったく役に立っていません。」

「東京電力から電気を買うのをやめると電気代が減るってホント?」 下「」引用。

「既存の電力会社の売る電気が、いかに高いかを示す恒例があります。
 東京都立川市が運営する立川競輪場(同市曙町3丁目)は2010年度、電気の購入先を東京電力から「特定規模電気事業者(PPS)」のサミットエナジーに替えました。すると、年間の電気料金が前年度よりも26.5%、金額にして1700万円も安くなったのです。-略-」

「見直されるべき旧電力軍需体制」

縮小する電力需要……。

核保有国=電力会社?

「節電術」 下「」引用。

「米国の著名なエネルギー学者、エイモリー・ロビンス氏の提唱するアイデアに、「節電所」「ネガワット」というものがあります。
 節電所は、物理的な施設を建設せずに電力を生み出す取り組みのことで、ネガワットは「マイナスの電力、使われなかった電力」という意味です。」









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