『岩波ブックレットNO.17
核兵器と人間の鎖−反核・世界のうねり−』
岩波書店編集部/岩波書店1983年
昔は反核運動はビッグウェーブでした。
案外、個人のレベルでは今もそうかもしれないと思います……。
【100万人反核集会】6.12ニューヨーク
1982年6月7〜7月9日まで、第二回国連総会。
6月6日夜、「ピース・サンデー」(平和の日曜日)集会。
女優ジェーン・フォンダ「投票を! 中間選挙で反核を訴えよう」
レーガン大統領の娘パット・デイビスは、父レーガンの軍拡政策を批判。
広島で被爆した笹森恵子さん「私は世界最初の原爆被爆者となったが、米国の人びとが第二の犠牲となってこの苦しみを体験するようなことはさせたくない」←満場の拍手。
反核の日本音楽家グループ(代表いずみたく氏)の合唱団98人が「ああ許すまじ原爆を」を歌う。
6月12日
世界24か国の人びと。
デモ隊の先頭は一人でフルートをふく。
その音楽家「私には3歳の子供がいる。子供が核ホロコーストに会わないように祈る」
【デモ参加者】オノ・ヨーコ、故キング牧師夫人コレッタ・キング、俳優オーソン・ウェルズ、歌手ジョン・バエズ、ほか。
デモは成功したが、軍縮会議は銃一丁も削減できず。
【レーガンの軍拡vs核凍結運動】
レーガン大統領「核凍結運動はソ連を利するものであり、かえって軍縮を疎外するものだ」
[レーガンの地元・カリフォルニア]
・核凍結住民投票を求める請願80万人以上。
[レーガンの対抗策]
・俳優チャールトン・ヘストンをかつぎ、反核凍結キャンペーン。
[その対抗策]
・俳優ポール・ニューマンが核凍結キャンペーン。
【米カトリック教会の“反核教書”】
・1982年11月、ワシントンで開かれていた全米カトリック司教会会議。
・18日「核兵器全廃を訴え、核凍結運動を全面支持する教書草案を、圧倒的多数で支持。
【人間の鎖】
・1982年12月12日、NATO核配備決定三周年の日。
・その日に、基地周囲14キロを女だけで手を結ぶ「人間の鎖」で包囲。
【死の列車】
・1983年アメリカ、テキサス州パンテックス(核兵器組立)工場から搬出。
・合い言葉は「世界を破壊する“死の列車”をストップさせよう」
・カトリックの尼僧も含む人たちが線路に座り込み。
【西ドイツ78万人五千人の行動】
・1983年、復活祭行動。
・子供たち「爆弾の卵ではなく、チョコレートの卵(復活祭の贈りもの)を」と訴えた。
【比較自治体宣言】
・1983年末に572基の米国製新型中距離核ミサイルが欧州5カ国(英、西独、イタリア、オランダ、ベルギー)に配備。
・この5カ国で、ロンドン、アムステルダム、ブリュッセルの三つの首都、600をこす都市や町村で比較自治体宣言が採択されている(1983年4月末現在)。
・日本では1982年以来増えているが、ヨーロッパでは、83年のミサイル配備で増えたという。
【ロンドン】
・レーガン訪英の日、大ロンドン市議会で。
[その基本]
1.核兵器をロンドン地域において製造したり配備しないこと。
2.核兵器及び軍事用核物質はロンドン地域及び同空域を通過してはならない。
3.市議会の特別の許可がない限り、他の核物質もロンドンを通過してはならない。
4.原子力発電所はこれ以上ロンドンに設置してはならない。
5.民間防衛を地方自治体に義務づけた現行の法規は撤回されるべきである。
もくじ
核兵器と人間の鎖−反核・世界のうねり−』
岩波書店編集部/岩波書店1983年
昔は反核運動はビッグウェーブでした。
案外、個人のレベルでは今もそうかもしれないと思います……。
【100万人反核集会】6.12ニューヨーク
1982年6月7〜7月9日まで、第二回国連総会。
6月6日夜、「ピース・サンデー」(平和の日曜日)集会。
女優ジェーン・フォンダ「投票を! 中間選挙で反核を訴えよう」
レーガン大統領の娘パット・デイビスは、父レーガンの軍拡政策を批判。
広島で被爆した笹森恵子さん「私は世界最初の原爆被爆者となったが、米国の人びとが第二の犠牲となってこの苦しみを体験するようなことはさせたくない」←満場の拍手。
反核の日本音楽家グループ(代表いずみたく氏)の合唱団98人が「ああ許すまじ原爆を」を歌う。
6月12日
世界24か国の人びと。
デモ隊の先頭は一人でフルートをふく。
その音楽家「私には3歳の子供がいる。子供が核ホロコーストに会わないように祈る」
【デモ参加者】オノ・ヨーコ、故キング牧師夫人コレッタ・キング、俳優オーソン・ウェルズ、歌手ジョン・バエズ、ほか。
デモは成功したが、軍縮会議は銃一丁も削減できず。
【レーガンの軍拡vs核凍結運動】
レーガン大統領「核凍結運動はソ連を利するものであり、かえって軍縮を疎外するものだ」
[レーガンの地元・カリフォルニア]
・核凍結住民投票を求める請願80万人以上。
[レーガンの対抗策]
・俳優チャールトン・ヘストンをかつぎ、反核凍結キャンペーン。
[その対抗策]
・俳優ポール・ニューマンが核凍結キャンペーン。
【米カトリック教会の“反核教書”】
・1982年11月、ワシントンで開かれていた全米カトリック司教会会議。
・18日「核兵器全廃を訴え、核凍結運動を全面支持する教書草案を、圧倒的多数で支持。
【人間の鎖】
・1982年12月12日、NATO核配備決定三周年の日。
・その日に、基地周囲14キロを女だけで手を結ぶ「人間の鎖」で包囲。
【死の列車】
・1983年アメリカ、テキサス州パンテックス(核兵器組立)工場から搬出。
・合い言葉は「世界を破壊する“死の列車”をストップさせよう」
・カトリックの尼僧も含む人たちが線路に座り込み。
【西ドイツ78万人五千人の行動】
・1983年、復活祭行動。
・子供たち「爆弾の卵ではなく、チョコレートの卵(復活祭の贈りもの)を」と訴えた。
【比較自治体宣言】
・1983年末に572基の米国製新型中距離核ミサイルが欧州5カ国(英、西独、イタリア、オランダ、ベルギー)に配備。
・この5カ国で、ロンドン、アムステルダム、ブリュッセルの三つの首都、600をこす都市や町村で比較自治体宣言が採択されている(1983年4月末現在)。
・日本では1982年以来増えているが、ヨーロッパでは、83年のミサイル配備で増えたという。
【ロンドン】
・レーガン訪英の日、大ロンドン市議会で。
[その基本]
1.核兵器をロンドン地域において製造したり配備しないこと。
2.核兵器及び軍事用核物質はロンドン地域及び同空域を通過してはならない。
3.市議会の特別の許可がない限り、他の核物質もロンドンを通過してはならない。
4.原子力発電所はこれ以上ロンドンに設置してはならない。
5.民間防衛を地方自治体に義務づけた現行の法規は撤回されるべきである。
もくじ