磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ピカソ&シャガール 戦争の世紀と20世紀美術

2007年07月06日 | 読書日記など
放送大学2007年7月3日
芸術の理論と歴史第13回

戦争の世紀と20世紀美術
ピカソ&シャガール
青山昌文・教授


◆ピカソ◆

〈スペイン内戦〉
--ピカソは巨大壁画・ゲルニカを作製。
パリ万博のスペイン館で発表。
有名な話をされる。
--何冊かの本も出ている。

「フランコの夢と嘘I」(1937)。
芋虫のようなものが、フランコだという。
フランコ派は、スペインの文化と伝統を破壊していくことを表現。

ベトナム戦争時の反戦運動にも使用されたという。

ゲルニカは現在スペインにあるが、防弾ガラスで守られているという。

ゲルニカは非武装の町なのに、空爆。
家畜市をしているときに攻撃された。
無防備な一般人を殺戮。

〈第二次大戦後・朝鮮戦争〉
『戦争と平和』という作品をつくりだす。

[戦争のシーン]
戦争の神と平和の神。

[平和のシーン]
天秤で支えあっている。
平和というのは、微妙なバランスでつくられていると表現。

いろいろな肌の色の人が平和の鳩を支えている。

ゲルニカ-ナチ爆撃のスペインの町-


◆シャガール◆ 愛の世界
・素晴らしい色彩・線
・シャガールはユダヤ人

『革命』という作品。
ロシア革命に積極的に参加。
その後、逃れて西側世界に帰る。
レーニンが逆立ちしている。
左が革命の側、右側は恋人たち……。

『白い磔刑』
1938年にドイツ軍がユダヤ人強制収容所連行によって作製。
殺される側の人間を表現。
ユダヤ教徒であるが、キリスト教で表現する。

シャガールの美術館には、宗教的な作品。
しかし、普遍性がある……。
キリスト教からの仕事が多く、ユダヤ教徒として葛藤したという。

国立美術館であるけれど、普遍性があるので、宗教的な絵も展示されている。

ユダヤ教のためでもなく、キリスト教のための展示でもない。
フランスでは、一宗派に限定されない。

「愛から生まれたものはすべて可能……」シャガール

この絵の素晴らしさは、ユダヤ教徒やキリスト教徒でなくても理解できる。














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