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光文社文庫 核兵器図鑑-ミリタリー・イラストレイティッド16-

2008年08月31日 | 読書日記など
『光文社文庫 核兵器図鑑-ミリタリー・イラストレイティッド16-』
   ワールドフォトプレス・編/光文社1986年

ヒロシマ・ナガサキなどといった被害者を見つめる目はこの本にはありません。
--そして、それらのことを知っている人たちには、理解できないことも書かれてあると思います。



米ソの核兵器……。下「」引用。

「現在、米国が保有する核弾頭数は25,000とも26,000とも言われる。片やソビエトは23,000~33,000の核弾頭を持つと言われている。米国の核弾頭は米本国はもとより、ベルギー、ギリシャ、イタリア、オランダ、トルコ、イギリス、西ドイツのNATO各国、太平洋地域でも韓国、グアムにの貯蔵されている。例えば最もシンプルな核兵器である核弾頭を例にとると、B28、B43、B53、B57、B61の5種類で核弾頭数は4,350発、この内B61、B83の2本立てで3,500発の核弾頭が有事に備え、備蓄される。」

日本人観光客で賑わうグアムには、SAC戦略爆撃機部隊の重要な基地があったという。

--アメリカの核兵器博物館
ニューメキシコ州アルバカーキにあるカートランド空軍基地内、国立原子力博物館。下「」引用。

「カートランド空軍基地には、特に核兵器の研究、開発を行なう空軍兵器研究所(AFWL)もあり、この実績をこの博物館に展示しているのである。」

ニューメキシコ州ロスアラモスの科学博物館
テネシー州オークリッジの米原子力博物館
オハイオ州ライトパターソンの空軍博物館
ワシントンの国立航空宇宙博物館
ネブラスカ州ビレビューの戦略航空宇宙博物館
カリフォルニア州マーチ空軍基地の博物館

この本では人種差別ではないと書かれてある。
しかし、日系人に対しては強制収容所は造られたが、ドイツやイタリアにはそんな措置はとられなかった……。

当時にも、アメリカにはひどい人種差別があったことも忘れてはいけないことだと思う……。

アトミック・ソルジャーのことをこう記している。下「」引用。

「核爆弾の直後、爆心地目指して周辺に待機していた米陸軍、海兵隊兵士が突撃するという、今に思えば非常に危険な人体実験も行なわれた。当然、彼らの身体には死の灰が降り注ぎ、高い残留放射能を浴びることになった。彼らは突如持つことになった新兵器にとまどい、また無知をさらさられたのである。」

そういうことなら、今も無知といえるだろう……。
劣化ウラン弾に関することなど……。
--ずっと無知なんて、悪意があるとしかボクには思えない……。

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戦前から放射能が人体に有害なことは知られており、原爆が放射能をつくりだすことは知られていた。

それに無知なら、責任のがれができるというものでもないだろう……。








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