磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

もくじ・平和のために戦争を考える

2008年07月24日 | TOP【もくじ】
もくじ・平和のために戦争を考える


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アラブが見た十字軍

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殺される側の論理

ルポ労働と戦争-この国のいまと未来-

【サイト記事】
ミュージカル「異国の丘」【中国新聞】'06/11/2


■ゲリラ■

文春新書254 ゲリラの戦争学

2 脱原発へ歩みだすII

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■その他■

戦争と権力-国家、軍事紛争と国際システム-





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原爆から水爆へ-東西冷戦の知られざる内幕-上下

2008年07月24日 | 読書日記など
『原爆から水爆へ-東西冷戦の知られざる内幕-上』
   チャード・ローズ(著)/小沢千重子、
     神沼二真(訳)/紀伊国屋書店2001年

広島、長崎を原爆投下した……。
--そして戦争が終了したわけではなく、新しい戦争をはじめるアメリカ。

そして、そこにはスパイが暗躍する。下「」引用。

「時間と経費を節約する方法のうち、効果が実証されているものの一つが産業スパイだった。」

いや、戦中からもスパイはいた……。
--スパイという非人間的な行為も、映画などはヒーローとしてきた。

--スパイ・クラウス・フックス。下「」引用。

「フックスは一九四四年八月十四日にロスアラモスに到着した。「彼は私の部で最も貴重な人材の一人だった」と、ハンス・ベーテは無念そうに述べている。理論物理部にいた数学者のニコラス・メトロポリスはフックスとオフィスが隣どうしだったので、このドイツ人の勤勉さに気づいていた。-略-十月にオッペンハイマーは、高性能爆薬でつくつた三次元「レンズ」を用いるという新たな爆縮方法に関する討論会を開いた。フックスもこの討論会に参加した。」

ソ連の技術力はドイツの技術力であったという。下「」引用。

「フリッシュは-略-グローヴズのような懐疑的なアメリカ人は「ソ連が戦争中に最新兵器の生産分野で経験を積んでいたことや、ドイツの技術を押収したおかげでソ連の精密機械工業分野が進歩したこと」を考慮に入れていなかった、と断じている。」

アメリカのマンハッタン計画も、アメリカは地名だけにすぎない……。
--多くはユダヤ人の亡命科学者たちだった……。


『原爆から水爆へ-東西冷戦の知られざる内幕-下』
   チャード・ローズ(著)/小沢千重子、
     神沼二真(訳)/紀伊国屋書店2001年

ベルリン封鎖のときの戦争屋チャーチルの忠告。下「」引用。

「チャーチルはこう確信していたという。「もし、ソ連が原爆を開発したら、その時は必ず戦争になるだろう。……だから、今こそソ連に、ベルリンから退いて東ドイツを放棄し、ポーランド国境まで撤退しなければ、彼らの年を破壊しつくすぞ、と通告すべき時だ。われわれはソ連をなだめることも、懐柔することも、挑発することもできない。彼らに理解できる唯一の言葉は力であるから、われわれが力に訴えれば彼らは譲歩するだろう」。ルメイも当初は、軍事行動に踏み切ることに乗り気だった。」

マッド科学者といわれるエドワード・テラーが水爆開発をすすめる……。下「」引用。

「フェルミもラビも、彼らの友人であるエドワード・テラーの「スーパー」構想に対しては、きわめて強い言葉で批判した。こうした批判は、九頁からなる一般諮問委員会の答申の随所に認められる。」


--「ローゼンバーグ夫妻の死刑が執行される
それも外交における言葉だったようだ……。下「」引用。

「アイゼンハワー自身はローゼンバーグ夫妻への死刑判決を、懲罰というよりは、冷戦に対するアメリカの決意表明の手段とみなしていた。-略-」

原題 DARK SUN : The Making of Hydrogen Bomb









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日本の原子力発電ここが論点-円卓会議議事録から-

2008年07月24日 | 読書日記など
『日本の原子力発電ここが論点-円卓会議議事録から-』
   グループテクノ・ルネッサンス(著)/日刊工業新聞社1997年

あきれた論理の展開を次々にしているとボクは思う……。



--特別な危険性は「原子力発電」にはないという。
それは「ダイオキシン」とかわらないから、特殊性ではないという専門家。下「」引用。

「原発の危険性に対する一般人の意識と専門家の考え方の格差に目を向け始めたことは、原子力政策の変化を期待させるものであろう。」

専門家なら、みな常識がないというのか?
ダイオキシンも野放しにしていいわけがない。
--格差ですませることじゃないだろう……。

《専門家の過信がもたらした技術不信》下「」引用。

「専門家の謙虚さを欠いた技術過信が原因である。「絶対に安全、事故は起きないと答えながら起きた」(第四回、湯川れい子さん)ことが不信感を増幅したことを、原子力関係者、なかでも原子力技術者は肝に銘じるべきであろう。」

科学の問題を道徳の問題にすりかえてはまずい。
--科学として、不可能なものをしようとしていることが問題。
それを、一番に把握しないといけないと思う。

これもずれた意見。下「」引用。

「新潟産業大学の先生が「私が講義に行っている間は爆発しないでもらいたい」と発言した事例を紹介した石井澄夫さんは、「東京人の勝手な発言は柏崎市民に失礼」(第三回)」

原発は地球の人類の問題。
--チェルノブイリ事故以後なのだから理解できると思うのだが……。

これでは、地元住民が何か犠牲を払って偉いようにして、原発推進しようと考えているように思えて仕方がない……。

東京の者でも、多くが推進はしていないとボクは思う。

高速増殖炉もんじゅの資料は見られないという。下「」引用。

「資料公開の要求に「公開を少し待ってもらっているだけだ」と科学技術庁が回答した例を指摘、「見たい資料が見られない状態が続いている」と行政への不信を表明した。」

そもそも、軍事関連のものを、公開なんてされるというのが甘いそうです。

「若狭の原発を案じる京都府民」世話人の新實美代子さんがおられるようです。

憲法も無視したことを決めた京大……。 下「」引用。

「・京都大学の原子炉がある熊取街が地域振興の成功例として紹介されていたが、これは、国立大学の研究炉なので、地域に対し金銭的援助は出せない。そこで、知恵を出し、以下の取り組みをした。つまり大学などを増やす努力の他、オーストラリアと姉妹都市協定を結ぶ努力をしたり、ガン患者治療を拡大した上、いざという時にはり熊取町の患者を最優先させるなどのことを議論している。さらに、京都大学の先生は、原則熊取町に住み、子供を地域の小・中学校にいかせる等のことも実施した。そうした努力による地域振興が、金銭的な援助より、地域の人達に感謝される結果となった。」

人質をとったから、安全とはならないでしょうね……。

以前、宇治につくることで大きな問題となった京大。

2 原子力と科学者

ほとんど、民主主義の手法をとっておられないとボクは思います。

それに比べて朝永博士は素晴らしかったと思う。

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スリーマイル・パニック-核時代最悪のシナリオ-

2008年07月24日 | 読書日記など
『スリーマイル・パニック-核時代最悪のシナリオ-』
   マーク・スティーブンズ(著)/
     淵脇耕一(訳)/社会思想社1981年

アメリカの対応は、日本より数段上だろうとボクは思う……。
--日本のあの訓練は、何の役にも立たないという人をボクは否定できないとも思う……。それは原発推進の人が裁判所でいうように、「精神的なものです!」ということのように思えてならない……。



まるで、小説のような構成。
--テレビのニュース放送からはじまる……。下「」引用。

「-略-全米の目が、このもっとも信頼されている男を見つめている。それは一九七九年の三月三○日だった。
「こんばんわ! 今日のような一日は、世界がいまだかつて経験したことのないものであります。原子力時代最悪の原発事故がもたらす相当な不安と危険とを私たちは経験したのです。-略-」

こういう本を呼んでいて、何もかも公開されたように書かれている本は信用できない。
この本では、「明らかにしなかった」と表現されている……。下「」引用。

「あいかわらず二号炉の制御室は緊張し続けていた。安全部長ギャリー・ミラーが到着し、午前七時三五分には敷地内緊急事態宣言から一般的緊急事態宣言へ切り替える決心をかためた。電力会社はあいかわらず、危険はないと各省庁に対し保証し続けていた。しかしメトロポリタン・エジソン社の緊急対策要綱にちよっと目を通せばわかるように、一般的緊張事態とは「一般市民の健康と安全に対し放射線による重大な悪影響を与える可能性のある事態」なのである。原子力産業界でこの一般的緊急事態を越えるものは想定させれていない。つまり最悪事態だ。にもかかわらず、あの日同社のものは誰一人として、この事実をマスコミに足してであれ一般市民に対してであれ明らかにしなった。」

そして、マスコミ自体もお金で口を封じられたのではないかと思う……。
あのチェルノブイリ事故も、アメリカ人が現地に入り、隠蔽が完璧に近くおこなわれたと思う……。

スリーマイル事故以前にも事故はあったと書く。下「」引用。

「しかし、スリーマイル島以前にも、数回に及ぶ事故があったのである。以下列挙すると、
▼一九五二年一二月。オンタリオ州チョーク・リバーにあるカナダの実験炉NRXで、ある運転員のミスが原因で部分的炉心溶解と重度の放射能汚染があった。-略-」*7つの例があげらていた。

そして、従業員たちのことが書かれてあった。下「」引用。

「メトロポリタン・エジソン社の従業員で、マスコミに話すことができずに不満に思っている者はほとんどいなかった。記者たちが事故を不必要に大きく見せていると感じている者すら多かった。それはパートの労働者の多くは、職を失うのではないかと恐れていた。」

トレーラー・シティーが生まれたという……。下「」引用。

「スリーマイル島の見学センターのまわりのピクニック用地では、メトロポリタン・エジソン社と連邦政府の各省庁がトレーラー・ハウスを置き始めていた。やがて、トレーラー・シティーと呼ばれることになるこの新しいンターは、スリーマイル島に出向いて来ている原子力規制委員会、メトロポリタン・エジソン社、そしてマスコミ関係者の活動を円滑にするためのものだった。建設現場から引っ張ってきたり、臨時にレンタルで借りてきたトレーラーが四十台以上にものぼったので、二十四時間働きづくめの五百名を越える技師や技術者の便宜をはかるため、事務所用、シャワー用、そして簡易食堂用のトレーラーが置かれた。」







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