磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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FMシアター「夕凪の街 桜の国」

2006年08月05日 | 読書日記など
2006年8月5日
NHK FM
 FMシアター

「夕凪の街 桜の国」
  【原作】こうの史代



夕凪の町 桜の国


石川旭…………夏八木 勲
石川七波………鈴木 佳由
平野皆実………斉藤とも子
打越……………阿南 健治
平野フジミ……小林トシ江
利根東子………矢沢  心
石川凪生………大和田悠太
青年の旭………茶花 健太
太田京花………三村ゆうな
霞………………伊藤ゆきえ
古田……………大林佳奈子
近所の人………木崎 優一
子供……………小薗江愛理
小学生の七波…河口 舞華
小学生の凪生…海鋒 拓也


クラシック音楽がつかわれた壮大なラジオ・ドラマ。
脚本もしっかりしていて、
それぞれのキャラクターもきちんと明確に、
わりふられていました。

原作はコミックの「夕凪の街 桜の国」です。

この本のことが以前ラジオで話題になっていました。
そして「平和」を守るためには、
核兵器を持たなければならない
というようなこと語る人がいました。

どうして、そんな論理がこの本を読んでとれるのか、
ぜんぜん理解できませんでした。

たった一発の爆弾がこんなに多くの、その当時に
生まれていなかった子どもたちにまで及ぶのに……。

この主人公は、そのまだ生れていなった子どもたちの一人なのに……。

相手をひどい人にするばかりではなく、自分たちの国がどんな国か。

本当にこの国を愛しているというのなら、見つめてほしいものである。


素晴らしいラジオドラマでした。
聴いた後の余韻もさわやかなものでした。
まあ、プロの脚本家の仕事でしたね。

一番印象に残ったのは被爆者の方々を尊敬する場面ですね。
今まで、そんなことを考えもしないで逃げていた主人公。
そして、そんな人が近くにいた。主人公の父のことです。
そこがドラマティックに展開されました。








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