磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

小説 夕凪の町 桜の国

2007年12月27日 | 読書日記など
『小説 夕凪の町 桜の国』
   国井桂(著)/こうの史代(原作)/
      国井桂、佐々部清(脚本)/双葉社2007年

原作とはやはり違うように感じられます。原作の方がいいような気がします。映画があっての小説として出されているからかもしれません。



原作はポエムのように感じたのですが、絵がそういうムードのものだからだとも思います。

この本は映画の脚本を小説家したものだという。下「」引用。

「本書は映画「夕凪の街 桜の国」脚本をもとに小説化したものです。」


最初に書かれてありますが……。下「」引用。

「広島のある日本のあるこの世界を愛するすべての人へ」

このシーンもコミックではポエジーって感じでしたけど。下「」引用。

「--なあ、嬉しい? 十三年も経ったけど、原爆を落とした人は、私を見て「やった! またひとり殺せた!」ってちゃんと思うてくれとる?」

どのように映画化されたのか、本ではわかりませんね……。
--早く映画をみたいものです。

NHKで、ラジオドラマがあったんですが。
これは、最高でした……。
FMシアター「夕凪の街 桜の国」

これほどのラジオ劇を聞いたことがボクにはありませんでした。


重厚ささえ感じる作品でした。
原作よりも、現実を伝えるとしたら、こちらの方だと思いました。

--しかし、主人公のポエム的なものは失われていましたが……。

ラジオ劇の素晴らしさは、コミックを色づけして、画面をつけて、放送していただきたいほどの良質の番組だったとボクは思いました。

今、生きている。この世界で生きているボクらと同じ感性で描いていると思いました……。

名作ドラマです。

映画はみてないので、わかりません。すんません。


この表紙だけでも、他のものにはない、巨費を使っている感じがしますね。






もくじ






エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。