龍の声

龍の声は、天の声

「中国の四大霊場とは、」

2011-10-16 10:58:10 | 日本
「中国の四大霊場とは、」

陳舜臣の著者「五代山清涼寺」には、学ぶべきことが多い。
中国の四大霊場と満州と言う語源をしるす。


中国の四大霊場とは、

山西省にある五代山は、文殊菩薩の霊場
四川省にある峨眉山は、普賢菩薩の霊場
浙江省にある普陀山は、観音菩薩の霊場
安徽省にある九華山は、地蔵菩薩の霊場


満州とは、

清朝を創建した満州族は、古くから文殊菩薩を信仰していた。この民族は十二世紀から十三世紀にかけて、金という王朝を作った女真族の末裔である。だから、はじめは国号を後金と称していた。だが、中国全土を支配する望みを抱いたとき、その名称はまずかった。北宋の徽宗(きそう)を連行して、北地で死なせたり、南宋を圧迫して岳飛と戦った金や女真は、いかにも悪いイメージがある。そこで国号を清としたが、民族名を改めるとき、「文殊の徒」の音を移して、「満州」とした。
であるから、満州とは、実は地名ではなく、本来は民族名である。





「科学技術の進化について」

2011-10-15 08:29:20 | 日本
「科学技術の進化について」


高嶋開発工学総合研究所環境微生物学博士の高嶋康豪さんは、わが輩知る人々の中でも群をぬく大天才である。その大天才が、これからの科学技術の考察についてまとめた論文がある。(詳細は、HP嶋開発工学総合研究所参照)
以下、「科学技術の進化について」の部分を抜粋する。
気合を入れて読み砕こう。


科学技術の進化について

① 常温核融合・常温超伝導・常温原子核転換は、還元科学β物理では絶対にあり得ないとされてきましたが、量子力学を超え、ランダム物理学者の中においては、その究明と探求が進んでおります。このことは人工太陽を人類が手に入れることになります。
その一人の例として大阪大学の荒田名誉教授の発明で、H2+H2→He+e(重水素+重水素が常温でヘリウムに転換し、エネルギーを取得)し、放射能のない常温元素転換を実現させ、この追試は東京大学、京都大学他27の大学研究所で成功しており、理化学研究所においては野依理事長がこの解析証明の重大性を考え、専門チームを創っております。企業においてはトヨタ中央研究所、三菱重工の岩村博士等によって実施レベルでのプラント試験が行われつつあります。

② 大宇宙物理学と原子物理学と素粒子物理学の究極は、原子元素のβ崩壊ではなくて宇宙の構成から見て、原子元素の時間と距離と質量の世界は4%であり、ホーキンス博士の言う暗黒物質の世界が24%で、今や暗黒エネルギーの世界が72%という宇宙構成の状態が、ハッブル望遠鏡及び宇宙船からの観測により明らかになってきております。時間と距離と質量がX・Y・Zの物質と空間と運動にT時間を組み込んだβ物理の原点は、始めがあり終わりがあるという大前提で誰も宇宙の始めと終わりを見た者がいないのにこれを絶対神としている近代科学の物差しが極一部の時間と空間軸だけであり、このことですべての測定分析解析を行う統計学的解析科学の終焉を迎えているのであります。
ダークエネルギーの証明により、無始無終及び無辺無相の世界の元極と多次元の証明、色即是空、空即是色が科学として台頭し始めるでしょう。その事実が人類の進化を成し遂げる大転換期と思います。
             




「震災復興を契機に,コストからバリューへの転換を」

2011-10-14 08:32:15 | 日本
「震災復興を契機に、コストからバリューへの転換を」

松田学さんは、高齢化による社会保障給付の増大に対応できる税制の構築を怠ってきた結果、日本は莫大な赤字国債(将来世代へのツケ回し)の発行を続けてきたとし、その対策を提示されている。

中々素晴らしいので以下、要約して掲載する。


日本の莫大な赤字国債は、高齢化による社会保障の国民負担を先送りしてきた「政治の失敗」がもたらした問題である。
この点を見失ってはいけない。消費税収の国の取り分は全額、高齢世代への社会保障に充てられているが、それでも毎年度10兆円程度不足し、それが赤字国債として3世代にわたり将来世代にツケ回されているという状況は、現世代に生きる者として道徳的にも許されないことである。

そもそも日本経済の問題の本質は、未曾有の超高齢化社会にある。「日本の経済問題3D」のDとはDebt(巨額の政府の債務)、Demography(人口の少子化・高齢化)、Deflation(デフレ)であり、これら3つのうち2つ目のD(超高齢化社会)こそが、日本の病気の真犯人だ。
現役世代、つまり生産年齢人口(15~64歳)の人々に比べ、高齢世代の方々はあまりおカネを使わない。いま、消費の主役である現役世代から高齢世代へと、人口が急速に移っている。それが国内市場を大きく縮小させていることが、デフレの最大の原因だ。

今後は毎年、「団塊の世代」が270万人も引退するのに対し、110万人しか現役世代に加わらない状況が続く。デフレは税収も減らし、高齢化による社会保障費の増大と相まって、財政を悪化させる。
ならば、将来の不確実性とおカネの使い道へのイメージ不足から個人資産の大半を持つに至っている高齢世代が、自らその資産を支出に回そうとするような価値や仕組みの創出に向けて社会システムを組み立てることに、日本の課題があることになる。

そこで、世界が高齢化する21世紀は、人類がまだその答えを持っていない「活力ある超高齢化社会の運営モデル」を世界に先駆けて構築できる日本にとってチャンスの世紀だと捉え、これを国家目標に据えて、「活動し生産し消費し投資する高齢者の物語」を創ることを提案してきた。

いま必要なのは、人々が納得と安心で進むことができる日本の国の新たなストーリーである。超高齢化社会だけでなく、日本は世界が共通して直面する課題の解決を最初に迫られる国になっている。
これは日本の強さである。
ならば、日本自ら「世界のソリューションセンター」になることで、新たな活力と国際社会における存在を築くことに国家の将来像を求めるべきでないのか。
超高齢化以外にも、少子化対策や教育など他国に比べて支出水準の低い若年層向けの財政ニーズにも応えていかねばならないし、国の防衛や国際貢献などにも、これまで以上の資源投入が求められてくる。
もはや日本は、超高齢化社会の経営の財源を、もっぱら国民負担の増に求められる状況ではない。
つまり、日本の社会システム運営の財源を「負担」で賄う発想は限界に直面している。そこには180度の概念転換が必要になってくる。何事も金額をコストと捉えれば、それは少ないほど良く、できるだけ削減すべき対象だということになり、それでも削減できなかった部分を「負担」として公平に分かち合う世界になる。

これに対し、バリュー(価値)であれば、人々の選択で付加価値を生む世界が広がり、金額の拡大とは人々が享受する効用の拡大だということになる。
バリューが特定の個人に帰属しない「公」の価値として提示されるものであれば、それを評価するおカネが寄付的な動機で医療システムに投入されることになる。いわば、「官」が運営する公的健康保険に、「民」の論理での医療消費と、「民が支える公」の論理でのドネーションや資金拠出が加わることで、三層構造の財源システムが構築される。それが結局は、国民に一律に保証すべき医療サービス水準の底上げを可能にする。

成熟ストック経済のソリューションは、資産ストックを持つ人々が自らの選択でその資産を支出に回すような魅力的なバリューをいかに多様に組み立てていくかに求められていく。

今般の震災の復興財源について増税論が先行している現状は、従来からのコスト論の域を脱していない。震災「復興」のエコノミクスのカギを握るのは、復興過程をどれだけバリューの世界に転じられるかだ。
日本がその資産ストックを生かすべく、新たなバリュー創造の仕組みを組み立てていく過程で、日本が日本らしいやり方で課題解決への答えを出していく国になっていけば、その延長上にきっと、「日本新秩序」が形成されていくことになるだろう。




「青年日本の歌・義憤の血潮をたぎらせよ」

2011-10-13 08:40:41 | 日本
「青年日本の歌・義憤の血潮をたぎらせよ」

中国の古書には次のことが書かれてある。
「亡国の色は日に日に濃くなる。将に国難のときである。各地には英雄豪傑が続々と顕われる。平和なときには舞台にのぼる機会もなかったような人物が、亡国という大悲劇の桧舞台でみえを切る。その時期がまもなく訪れようとしている。救国の真情に燃える忠義の士、これを出世の好機とみておどり出す投資家や実力者、法螺吹き、日和見、詐欺漢、盗賊、たいこもち、猪武者、癇癪持ち、陰謀家、やきもちやき、臆病者、虚栄家、等々。ありとあらゆる種類の人間が、数十年や数百年に一度の亡国という大悲劇の舞台に突如としてワーッと顕われる。だが、ふつうの人は、呆然として、それらの群像を見送るだけである。」


さて、国難危機迫る今日の日本にあって、今の政界には、民主党にも自民党にも、どの党にも、本物の政治家がいなくなったと嘆く人が多い。では、この国を任せて導いてくれる真の政治家は、一体どこにいると言うのか・・?どこかに必ず、すでにいるはずである。
過去の長い歴史を学ぶとき、そこにそのヒントが観えてくる。

さてそこで、昭和の初めに起こった大事件、将に混濁の世に義憤に燃えた大事件があった。これを検証する。

昭和の初めの国情は、腐敗した政治、官僚、財界、そして重苦しい閉塞感のなかで、国民は日々の生活苦を強いられていた。将に亡国の世であり、混濁の世である。
その時に、この国難を何とか打開して、日本の理想を目指して立ち上がったグループがいた。それは青年将校たちである。彼らは、5・15事件、2・26事件として決起した。

その動きの原動力となったのが、三上卓が作った「青年日本の歌(昭和維新の歌)」である。
時々、街宣右翼が大音響で「青年日本の歌」を流し、街中を走り回っているが、本来のこの歌は、まじめに国を憂い国を正そうとした純な若者たちが口ずさんでいた歌である。
歴史を知らない現代人は、この歌を聞いたり歌ったりすると、すぐに街宣右翼だと勘違いをし、非難するが、己の学識の無さを恥じねばならない。

以下、「青年日本の歌」が何故流行ったのか、三上卓とは如何なる思想の持ち主だったのかを見てみよう。


「青年日本の歌」

作詞曲 三上卓 作曲 明本京静(昭和五年)

汨羅(べきら)の渕に波騒ぎ   
巫山(ふざん)の雲は乱れ飛ぶ
混濁(こんだく)の世に我れ立てば   
義憤に燃えて血潮湧く

三上卓は、昭和5年の5・15事件の首謀者で、日本の理想を目指して立ち上がった人物である。その後の2.26事件にも大きな影響を与えた。
三上卓は、君民共治の理想に基づいて、社稷(国民生活)が守られるのが、我が国の本来の姿だと信じていた。

三上は、旧制佐賀中学を卒業、江田島の海軍兵学校に入学する。
三上が、政界、財界、思想界の乱脈腐敗ぶりを見て、強い義憤を覚えたのは、昭和3年に少尉となって横須賀鎮守府管下の各学校に学ぶようになった頃である。昭和4年には中尉に昇進、陸海軍の将星を次々に訪問して教えを請うたが、何一つ教えられるところがないことに気づき、憤りのあまり自殺し損なったこともある。

昭和5年のロンドン軍縮会議で、我が国は屈辱的な条約を結ばされた。
三上が「青年日本の歌」を作ったのは、まさにその時期である。

この過程で、権藤成卿らの農本主義思想の影響によって、日本の理想を目指して立ち上がった先人たちの志の継承が強く意識されるようになっていた。
権藤らは、日本の理想回復のための最初の一大改革、大化の改新を模範とした。
ただし、公地公民に象徴される大化の改新の成果も再び形骸化し、やがて建武の中興として建て直しが試みられた。しかし、それもまた未完のまま頓挫する。そして、徳川幕府の腐敗に対しても抵抗が生まれた。宝暦8(1758)年の宝暦事件、明和4(1767)年の明和事件、安永2(1773)年からの安永事件は、いずれも志士に対する幕府による過酷な弾圧事件である。
だが、こうした抵抗はやがて明治維新に結実する。
それもまた、未完のまま頓挫し、抜本的改革を必要としているというのが、昭和維新を志した者たちの共通認識であったろう。

権藤も三上も、自らの行動を先人たちの運動の継承にとどまらず、「日本の理想」実現のための最初の改革であった大化の改新以来の連続する行動の中に位置づけていた。




そこでわが輩は、一言いいたい。

情念・義憤・輝く誇り!
今日、怒りを忘れた日本人よ!
そのことを恥じよ!そのことを怒れ!
そして今こそ、義憤の血潮をたぎらせて、真に自立ある国創りに立ち上がろうではないか。

喝―ツ



「誇りのない土地に人はやって来ない」

2011-10-12 08:15:51 | 日本
「誇りのない土地に人はやって来ない」

井上健二さんは、地域の再生を目指すにあたり「誇りのない土地に人はやって来ない 」と喝破している。
これかの地方の活性化について、素晴らしい論文である。
以下、要約する。参考にされたし。


これからの地域再生が目指す姿とはどのようなものか、その実現には「地域コミュニティーの再生」と「地域内循環型経済構造の構築」を戦略的に進めることがポイントとなる。

世界で2番目に豊かな国だが、毎年3万人を超す自殺者でている。この事実からも、暮らしの中で幸せだと実感している日本人はあまり多くない。どうしてなのか?
それは、物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさを国民が求めるようになったからである。

国内総生産(GDP)や域内総生産の数字は、地域の活性化や再生の成功指標として、これまでよく使われてきたが、物質的な豊かさを満たすことが求められた時代の指標としては重要な指標であったと言える。その意味でGDPや域内総生産の規模が人間の幸福と無縁だとは言わないが、成熟した日本では、経済を測る物差しとしてのこれらの指標が「豊かさ」そのものを表しているという考え方は、もはや共感が得られなくなっている。
そもそも、私たちは何のために「経済成長」を追い求めてきたのか。心豊かに過ごす幸せな暮らしという非経済的な事柄の実現を支え、持続させるための手段だったはず。それが、いつの間にか目的へとすり替わってしまった。
このことが問題なのだ。

政府も、ようやくそのことに気づき、新たな指標を作り政策の立案や評価に活用することを目的として、「幸福度」の指標を策定するための研究会を2010年12月に発足させた。
このような動きは日本だけではない。
ブータンや韓国、フランスなど諸外国においても、GDPへの固執をやめ、豊かさを測る、より広範な指標を重視し、これを表す指標づくりに向けた検討が進められている。
世界の趨勢は、経済成長重視の社会から、国民が実感している「幸福度」を重視する社会へと大きな転換を迎えつつある。

これからの地域再生政策の推進にあたっては、地域経済の成長だけではなく、むしろ地域住民が実感する地域での「暮らしの満足度」や「幸福度」をどう高めていくかに価値軸を置くことが重要である。

その意味では、地域再生の担い手、主役はもはや行政ではない。そこに暮らす住民自身、そしてその集まりとしての地域コミュニティーが地域再生の担い手となり、主役となることが不可欠となる。
自らが住む地域の足元を見ないで、ブームに乗ろうとしたり、他の地域の成功事例を真似るような地に足の着かない浮ついた取り組みを進めても地域再生にはつながらない。
大切なことは、そこで暮らす人が持っている、こうあってほしいという「暮らしのイメージ」「地域のイメージ」を地域コミュニティーで共有する作業であり、「住み続けたい」と思える地域を皆で共に形作っていくことである。
つまるところ、地域再生とは、地域を取り巻く社会経済状況の変化に対応し、地域の方向性をそこに暮らす人々が決め、より良い暮らしの実現のために実践していくプロセスそのものであり、そうして守ってきた地域を自分たちの子どもや孫につないでいく営みそのものである。

地域を訪れて驚くのは、自分の生まれ育った地域にどのような価値があるのかが分からなくなり、自信を失ってしまっている地域があまりに多いことだ。住民自身が、地域を愛し、地域に誇りを持ち、そこでの暮らしを楽しんでいないような地域を、他の地域から訪れる人が魅力的だと感じるはずがない。
 
地域再生を進めるにあたって、まず最初にすべきことは、この「誇りの空洞化」現象を食い止めること。地域住民自身が、地域の魅力を見つめ直し、地域に誇りを取り戻すことである。
そのためには、地域住民自らが、地域の魅力を再発見する活動や地域の歴史、長年育んできた伝統・生活文化等について深く学ぶといった取り組みから始めることが望まれる。
その際、大切なのが「よそ者の視点」である。
どんなに素晴らしいものでも、普段から見慣れているものは、その地域特有のもの、魅力的なものであっても、そこで暮らす住民にとっては気づきにくいものだ。自分たちが当たり前に思っている景色やいつも食べている食べ物に、外から来た人達が感動したり、大喜びをしている姿を見ることで、自分たちの暮らしている地域の魅力や価値が分かってくるし自信がつく。




「日本は理想に殺される。憲法改正はなぜ必要か」

2011-10-11 08:15:42 | 日本
「日本は理想に殺される。憲法改正はなぜ必要か」

憲法学者で慶應義塾大学教授の小林 節さんは「日本は理想に殺される。憲法改正はなぜ必要か」について論文を発表した。
わが輩から言えば当たり前のことだが、改めて氏の論文を要約した。


歴史が激しく動いている時に日本国はいわば脳死している状態である。
意思決定ができない。

例えば、憲法9条はとても不思議なものだ。
前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して・・・」とあります。つまり周りの国々はみんな平和主義者で、公正で、信義があるから、それに委ねて我々の生存を守ろうという、あなた任せで決めたものなのだ。そして、戦争をするための軍隊を持たないという空想主義の上に我々は暮らしてきた。
しかし今日、ロシアはいつ攻めてくるかもしれないし、現に北方領土を占領している。北朝鮮は日本に向かってミサイルの練習をやっている。中国は軍事大国化しており、尖閣諸島事件などが起きた。
つまり、諸国民の公正と信義を信頼できない環境にあるわけだ。
塀の外に武器を持った、ならず者がウロウロしている状態である。
自衛隊はあるが、それは法律家や政治家がウソをついて持ったもので、所詮、ウソの上の自衛隊だから、いざという時にリキが入らない。
9条を世界に広めていくというのは理想、究極の目的としてはいいと思う。
ただ、日本だけが持っているのでは、日本だけが袋叩きに遭う、そのことを危惧している。
理想としては9条は正しい、だけど理想を言っている間に殺されては困る。
国際問題、尖閣問題を見ても、震災復興を見ても、私に言わせれば憲法に欠陥があるから国家権力が動けないということである。

だから一刻も早く、憲法を改正すべきであるし、それは可能である。
現状の国会議員の改憲への賛否は、自民党内で多数決を取れば改憲派が勝つし、民主党内で多数決を取っても改憲派が勝つ。
両党が党議結束すればいい。公明党も理解しているから、あとは提案の仕方次第、やる気や決断力次第だと言える。




「米国だけではもはや手に負えない中国の膨張」

2011-10-10 09:00:36 | 日本
「米国だけではもはや手に負えない中国の膨張」

小森義久さんは、9月にワシントンで発表された「21世紀のアジアの同盟」(PDF)と題するレポートを掲載している。
これは日本にとり、非常に重要、重大だから是非読んで欲しい。
以下、要約する。


同報告は、ブッシュ前政権の国務次官補代理のランディー・シュライバー氏、同政権国防総省中国部長のダン・ブルーメンソール氏、クリントン元政権で同じ国防総省中国部長だったマーク・ストークス氏ら5人により作成された。

5人が所属する研究機関としては「プロジェクト2049研究所」と「アメリカンエンタープライズ研究所(AEI)」とが名を連ね、両研究所が共同で公表した調査報告という形をとっていた。だから、あくまで米国のアジア安全保障政策の担い手の主流から出てきた提言なのである。

その背景には、日米同盟が今や戦後最大の曲がり角にさしかかったという実態が浮かんでいる。今のアジアの安全保障の現実、そしてその安全保障を保とうとする米国の軍事や財政の現実は、今まで想像もできなかった変化へと直面するようになったのだ。

同報告の内容は、まず21世紀のアジアでの最大の変化は「中国の膨張が、従来の米国の同盟の機能を大幅に弱めたことだ」として、その結果、「米国が従来、基本的に一国で引き受けてきた同盟国防衛、戦争抑止、公海の安全保障などの機能も、同盟パートナー側の寄与の増大なしには果たせなくなる」と指摘。このため米国がパートナーの寄与拡大で2国間同盟を強化するだけでなく、米国を車輪の要とする米日、米韓というような2国間同盟の並列を、同盟国同士も相互に連携する集団的体制へとシフトさせることが必要だとも提言。

さらに報告は、アジアでの米国の新しい同盟関係の構築では日本こそが最重要の役割を果たすと強調する。朝鮮半島での戦争勃発や台湾海峡での軍事衝突開始という有事には、日本も米軍を直接的に軍事支援することが同盟維持の前提になるとも述べている。

米国の日本への要請や期待を具体的に上げると、
以下の通りである。
①従来、歴史的な理由などから日本に暗黙に期待した軍事抑制を撤回し、日本が軍事的姿勢を強め、消極平和主義を放棄することを求める。
②南シナ海などの領有権紛争の平和的解決や航行の自由を保つための海洋の防衛や抑止への日本の大幅な参加を求める。
③中国の台湾攻撃への抑止として日本が南方防衛を強化し、米軍の対中作戦に寄与することを求める。
④4中国が台湾攻略の際に威力を発揮する空軍力と潜水艦戦力を抑止するために、日本も米国と協力して航空部隊と潜水艦を増強することを求める。
⑤中国が増強している中距離弾道ミサイルへの抑止として、日本も中距離の弾道、巡航両ミサイルの配備を検討することを求める。

この具体的な項目は、まさに米国の戦後のアジア関与の歴史でも最大の変化と言えよう。中国の膨張はアジア情勢にそれほどの変容をもたらしているのだ。

日本がこの提案の方向へと動けば、日米同盟の従来の片務性を減らし、双務的な相互防衛へと近づくことを意味する。米国も対日同盟の有効な機能の維持には「もはや日本の積極果敢な協力を不可欠と見なす」というところまできてしまっている。


「政府は本物の日本再生を!」

2011-10-09 11:04:07 | 日本
「政府は本物の日本再生を!」

わが輩が信頼し尊敬する同志、藤原直哉さんのレポートを要約した。
流石にいい内容だから、是非読んで参考にして欲しい。


津波からの復興、原発、放射能災害、そして円高不況など、あらゆる面で事態は一向に底打ちも改善の兆候がみられない。

基本的に現在のような厳しい変化のときには、何となく部下に考えさせて出てきた意識を足して2で割り、3で割りというやり方で答えを出しても何の意味もない。もぐら叩きのように無数に出てくる諸問題はみな症状であり、対処療法で対処できる限度はとっくに超えている。だから、症状を生んでいる元の病気(病根)を治すことしか解決の道がない。
さらにここに来て激しい円高だから経済的な行き詰まりは、被災地以外にも急速に拡大している。
だから、現状では日本経済もそう遠からずほとんど止まってしまう状態となり国内も大騒ぎになると思う。

いわんや、ほとんど倒産状態の日本政府を立て直すために首相が形式にこだわっていてどうするのか。
何となく昔からの顔ぶれを集めて頑張りましょうと声をかけて、出てくる書類に目を通しているだけでは絶対に日本は再生しない。首相自ら、これをやるから、あれをやるからと、いくつかの戦略的な手段を用意して、それをとにかく大臣や役人に任せないで、自ら実行して、実際には状況が好転したとみんなが思えるような成功事例を小さくてもよいからできるだけ早く作ること。
これがまず最も大切なことである。そのためには、首相は国内外からの状況を全部頭に入れて、どこをどう動かせばどうなるのかのイメージを持っていなければならない。形ばかりの会議をいくら開いても、そういう重要な戦略がなければ決して日本は再生しない。

とにかく現状は、今までの経済空間が、業界としても、地域としても、国としても、世界としても、どんどん小さくなっていくばかりである。これを元の大きさに膨らますことは世界中の財政難や市場の崩壊で不可能なのだから、まったく新しい経済空間の創造しかない。だからそのためには、みんな今までのしがらみ、特にタテの系列や業界の束縛を一度離れて、幅広くコミニュケーションを取り、未知の可能性をどんどん広げていけばよいのである。


人もカネも明確なリーダーシップがなければ動かない。
政府が官邸の機能として未来への試行錯誤を率先してやること。
それが日本再生の第一歩だと思う。

政府の改心が必要なときである。



健康シリーズ ⑤「糖尿病・ダイエット対策にゴーヤ」

2011-10-08 08:17:30 | 日本
健康シリーズ ⑤「糖尿病・ダイエット対策にゴーヤ」


「ゴーヤ(ニガウリ)が持っている健康効果、なかでも余分な脂肪を除去(代謝)したり、血糖値を下げる働きに注目せよ。

ゴーヤを毎日1本、
3度の食事の前に食べ続けたら、体重・血糖値・ヘモグロビンA1cともに正常値内に下がる。

それは、ゴーヤに含まれるカランチンというインスリン様成分には血中の糖分を除去する働きがあるからだ。
また、カランチンには中性脂肪や総コレステロールを下げる働きもあり、こうした薬理効果が相まってダイエットにも結びついていく。

ゴーヤのいいところは、糖尿病対策にしろ、ダイエットにしろ、特に食事制限を必要としないこと。
ふつうの食事にゴーヤを加えるだけで十分効果が見込めるので、減量してもリバウンドの心配もほとんどない。
ゴーヤは温めると有効成分がやや減少するので、できるだけ生のままいただくのが一番。
特有の苦みがちょっと……という人はゴーヤにリンゴやバナナ、そして適量の水を加え、ミキサーにかけてジュースにすると、けっこうおいしくいただける。

<健康シリーズ・了>



健康シリーズ ④「呼吸で便秘解消」

2011-10-06 08:15:36 | 日本
健康シリーズ ④「呼吸で便秘解消」


やり方は簡単である。
まず仰向けに寝て、軽くひざを立てる。
おなかに手をおき、おなかが膨らむのを感じながら鼻から息を吸い込む。
フッと軽く息を吐き、おなかが元に戻る感覚を確かめる。
さらに脱力するようにフーッフーッと深く息を吐く。
吐き終わったら自然に息を吸い、おなかをもとに戻す。
これを4~5回繰り返す。

ゆっくり、深く呼吸することで排便を司る副交感神経が優位になる。
さらに腹横筋を収縮させることで大腸の動きが活発になる。


健康シリーズ ③「座禅でスッキリ」

2011-10-06 08:15:36 | 日本
健康シリーズ③「座禅でスッキリ」

座禅が心のリラックスを導き、心身の元気を生み出す生理メカニズムは、科学的にも明らかになっている。
そのカギはセロトニンと呼ばれる神経伝達物質だ。
神経伝達物質とは、体の内外からのさまざまな刺激に反応して、その情報を脳内の必要な場所(神経細胞)に運んでいる物質のこと。
代表的なものとしては、ドーパミン、ノルアドレナリンなどがある。

ドーパミンは、やる気などに反応する物質だが、過剰に分泌されつづけると暴走し、依存症や過食症につながる。
ノルアドレナリンは、ストレスに反応する危機管理物質。
これも強いストレスが続いたりして増えすぎるとパニック障害やうつなどの症状を引き起こす。

注目のセロトニンは、この両者の暴走を抑え、程良くバランスをとって心を安定させる働きを持っている。
いわばオーケストラのコンダクター。
それがストレス解消に結びついていくのである。

セロトニンの分泌を促して活性を高める原動力が、腹式呼吸などリズム性の運動にある。
そして、この腹式呼吸こそ、まさに座禅そのものなのだ。
座禅はお寺に行かなくても、家でひとりでもできる。
座り方など形にあまりとらわれる必要はなく、大切なのは呼吸の仕方。
まず、ゆっくり息を吐き切ってから、吸います。
こうすることで自然に腹筋を意識した呼吸になっていく。これを数でも数えながらリズミカルに繰り返す。
また、目は開けて行うようにするのがポイントである。




健康シリーズ ②「加齢臭に重曹」

2011-10-05 08:07:48 | 日本
健康シリーズ ②「加齢臭に重曹」


加齢臭の元凶はノネナールという悪臭を放つ成分にあるそうだ。
ノネナールは皮脂腺から出る脂肪が酸化されたもの。
加齢で抗酸化力が弱まるにつれて、その量も多くなる。
その結果、臭いも強くなってくるわけだ。

対策は、こまめに汗を洗い流すなどして体を常に清潔に保つのが第一。
その上で、試しいただきたいのが重曹だ。
臭いの成分には酸性のものとアルカリ性のものがあるが、加齢臭の場合はもっぱら酸性になる。
重曹は、この酸性成分を中和して臭いを消す力がある。

使い方は、まずパウダーをそのままわきの下につける。
この場合はしばらくしてから除菌タイプのウエットティッシュで拭き取ると、なお効果的。
また重曹を水に溶かしてスプレー容器に入れ、気になる箇所に吹きかけるのもいい。
濃度は水200に重曹5が最適。


健康回復シリーズ ①「骨盤の後傾を正す」

2011-10-04 08:24:41 | 日本
健康回復シリーズ①「骨盤の後傾を正す」

健康回復シリーズを5回にわたり掲載する。
自己の健康点検と回復に努められよ。


人間にとって最も健康的でバランスのとれた体とは、骨盤がまっすぐに立ち、股関節が柔軟で、お尻と太ももの裏側の筋肉が適度に発達した状態である。
中でも基本となるのは骨盤の位置だが、通常はまっすぐに立っているべき骨盤が後方に傾いている場合がある。
これを骨盤後傾と言う。
骨盤後傾による健康リスクははかりしれないものがある。
まず、股関節の動きをブロックするため、そのぶん腰やひざの関節に継続的に負担がかかってしまう。
こうした下肢の筋肉の不自然な動きは、やがて上肢にも悪影響をおよぼしていく。
股関節や腰、膝はもちろん、肩関節の痛みを訴える人の大半が骨盤後傾で、これを矯正することで症状が改善するケースが多いと言う。
また、骨盤の中(骨盤腔)に収まっている生殖器や膀胱などの臓器、あるいは背骨の脇を通っている自律神経への圧迫も健康を阻害する。
原因不明の痛みや不調も、ひょっとしたら骨盤後傾から来ているのかもしれない。
骨盤起こしのエクササイズはいくつもあるが、誰でも自宅で簡単にできるのが、イスを使った腰割である。

まず、壁に正対してイスに座り、背筋を正す。足を無理しない程度に開き、膝頭が足の親指と同じ方向に向くようにする。
その姿勢で腰を反らさないように下腹部を前に押し出すと、骨盤が真っ直ぐに立った状態になる。
そのまま壁に両手をついて支えにしながら立ち上がる。
これを1日10回以上つづけていれば、やがて骨盤は正常な位置に収まってくる。



「暴力団排除条例」

2011-10-03 08:12:44 | 日本
「暴力団排除条例」


10月1日、東京都と沖縄県で「暴力団排除条例」が施行された。
これで、この同条例は日本全国で出揃うことになった。
この条例の内容をよく知っていないととんでもない事になる。

田中辰巳さんが、このことについて詳しく言っているから参考にして欲しい。
以下、要約する。


「暴力団と交際しない」と施行された「暴力団排除条例」では、都民や会社も処罰の対象となる。
この条例では、暴力団関係者を『暴力団員とその密接な関係者』と定義している点と、都民の責務として『暴力団排除活動に自主的に、かつ、相互に連携して取り組むこと』が定められている点に留意すべきである。

すなわち、密接な関係者とは誰のことか、その範囲を認識しておかなければならない。そして、この条例が暴力団だけではなく、都民(主に事業者)にも処罰を与えるものである、ということを認識しておかなければならない。

暴力団関係者とは、『自らの意思によって暴力団員と親密な関係を維持している者』と定義している。また排除すべきは、暴力団関係者に『有形無形な利益を与える行為』と『有形無形な利益を求める行為』であると考えている。当然ながら、将来的に利益を与えたり、利益を得るために交際するのも排除されるべきである。
また、交際とは言葉を交わすか否かとか、合う頻度というような形式的な事ではなく、心の絆の有無を指すものと理解している。

具体的に言えば、暴力団員の親族あるいは暴力団員の恋人や幼馴染みも、排除の対象としなければならないのか。そして、そうした人達の冠婚葬祭への出席や、街や学校などの行事(お祭りや父兄会や運動会)における接触まで敬遠するべきなのか。腹を固めておかなければならないのだ。

線引きは難しいものの、各企業や各個人が自ら明確な判断基準を持つ必要がある。もちろん警察も明確に示していく必要がある。社会通念を軸にして判断し、迷ったら警察や暴力団追放運動推進都民センターに相談すれば良い。

この「暴力団排除条例」は、暴力団にとっては厳しいものになるだろう。



真理の吟唱 ⑧「天地の万物、悉くわが生命と一体だ」

2011-10-02 08:29:46 | 日本
真理の吟唱 ⑧「天地の万物、悉くわが生命と一体だ」

私たちが、花を見て、花の美しさを感ずることができるのは、私たちの生命と花の生命とが本来ひとつであるからである。
私たちが空の星を見て、それを理解し天地の悠久を感ずるのも、星の生命と私たちの生命とが、本来一体であるからである。
或いは、また空の鳥を見て、その可憐さを感じ、その声の美しさをに聞き惚れるのも、空の鳥の生命と私たちの生命とが、本来一つであるからである。

大地に生うるいろいろな植物の果実が人間の食物となって、私たちを生かしてくれるのは、食物の生命に「神の生命」が宿っており、私たちの生命と本来一体であるからである。
そのように、すべての生きとし生けるもの、在りとしあらゆる物、ことごとくに「神の生命」が宿っており、そのすべてが、私たちの生命と一体であるから、天地一切のものは、私たちの心の響きに感応して、或る結果をもたらすのである。
それゆえに、物質と見えているものでも、私たちが、それに感謝し、それに宿る神の生命を直視して祝福するならば、その祝福に感応するのである。
果樹を祝福するならば、豊かにして美味しい果実が実るのである。
天候のごとき自然現象も、人の心に対して鋭敏な反応を示すものである。
常にそれに対して感謝している人たちには、常に天候和順にして、その人に害を蒙らせることがなくなるのである。