日本古来の古神道で使用されていた手組がある。 通常は神前に額づいて、神道の形式であり、先ず2拝2拍手1拝を終えた後、祝詞(のりと)などを奏上する時に手組をして、祝詞や言霊を発する。この時の手組が、「鎮魂帰神の法」と呼ばれている。
意味することは、自分の内にあります神(内在神)の元に帰る帰神。そして自分の魂を鎮める鎮魂なのである。
自己の内に在ります神(内在神)とは、万物の創造神である神からの分霊である直霊のことだが、その働きは、言霊の「ラ」で表現される太陽神(日本では天照大神的存在)の意味であり、「ラ」の言霊で解説するように良(ラ)心神であり、自分の過ちを悔い改める働きを示すものなのである。自分を悔い改めるをせずに、主神に近づくなどはあり得ない。
かって、明治政府は、近代国家にそぐわないとして、この行為を禁止した。だが、神社からは消えただけで、教派神道および、新宗教の諸宗派には脈々と受け継がれている。
単なる交霊術なら世界の各地にもあるけど、日本の神道系の諸宗派だけに、神道としての特徴を存分に持っている。というのも、日本の神道は、心を清めることを非常に重視する。ケガレに対して、とても敏感なのが特徴である。このため、どの宗派でも、心のケガレを落とすことがカギを握っている。そうしないと、霊を呼べない。
⦿技法
・手の平から指を交差させる。
・人差し指と人差し指の先端を合わせる。
・次に左手の親指を右手の親指の上に置く。
・そして、右手と左手をしっかりと合わせる。
・胸の前(みぞおちの前あたり)に、腕の力を抜いて、手を組む。
その状態で祝詞奏上や言霊を発して行く。
尚、山伏等の行者が使うのは「九字(くじ)」という。
九字は、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」と縦に4線、横に5線に切るが。 これは、悪霊等、相手の攻撃を撃破するものである。
しかし、鎮魂帰神の法とは、あくまで自分と神と一体化による護身法(防衛)である。
そうした悪しき存在からの攻撃を受けたと解る時には、ただちに鎮魂帰神の法の手組を結ぶとよい。
⦿鎮魂帰神の祝詞
「惟神(かんながら) 霊幸倍(たまちはへ)ませ」
「惟神(かんながら) 霊幸倍(たまちはへ)ませ」
「祓え給え 清め給え 守り給へ 幸へ給へ」
・自分の内にある神(内在の神)の元に帰る(帰神)。そして、自分の魂を鎮める鎮魂である。
日本古来の古神道で使用されていた手組がある。 通常は神前に額づいて、神道の形式であり、先ず2拝2拍手1拝を終えた後、祝詞(のりと)などを奏上する時に手組をして、祝詞や言霊を発する。この時の手組が、「鎮魂帰神の法」と呼ばれている。
意味することは、自分の内にあります神(内在神)の元に帰る帰神。そして自分の魂を鎮める鎮魂なのである。
自己の内に在ります神(内在神)とは、万物の創造神である神からの分霊である直霊のことだが、その働きは、言霊の「ラ」で表現される太陽神(日本では天照大神的存在)の意味であり、「ラ」の言霊で解説するように良(ラ)心神であり、自分の過ちを悔い改める働きを示すものなのである。自分を悔い改めるをせずに、主神に近づくなどはあり得ない。
かって、明治政府は、近代国家にそぐわないとして、この行為を禁止した。だが、神社からは消えただけで、教派神道および、新宗教の諸宗派には脈々と受け継がれている。
単なる交霊術なら世界の各地にもあるけど、日本の神道系の諸宗派だけに、神道としての特徴を存分に持っている。というのも、日本の神道は、心を清めることを非常に重視する。ケガレに対して、とても敏感なのが特徴である。このため、どの宗派でも、心のケガレを落とすことがカギを握っている。そうしないと、霊を呼べない。
⦿技法
・手の平から指を交差させる。
・人差し指と人差し指の先端を合わせる。
・次に左手の親指を右手の親指の上に置く。
・そして、右手と左手をしっかりと合わせる。
・胸の前(みぞおちの前あたり)に、腕の力を抜いて、手を組む。
その状態で祝詞奏上や言霊を発して行く。
尚、山伏等の行者が使うのは「九字(くじ)」という。
九字は、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」と縦に4線、横に5線に切るが。 これは、悪霊等、相手の攻撃を撃破するものである。
しかし、鎮魂帰神の法とは、あくまで自分と神と一体化による護身法(防衛)である。
そうした悪しき存在からの攻撃を受けたと解る時には、ただちに鎮魂帰神の法の手組を結ぶとよい。
⦿鎮魂帰神の祝詞
「惟神(かんながら) 霊幸倍(たまちはへ)ませ」
「惟神(かんながら) 霊幸倍(たまちはへ)ませ」
「祓え給え 清め給え 守り給へ 幸へ給へ」
・自分の内にある神(内在の神)の元に帰る(帰神)。そして、自分の魂を鎮める鎮魂である。